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2001年11月30日(金) 「男が愛する仕方で、女は愛さない」

「男が愛する仕方で、女は愛さない」

 男にとって愛とは、彼が求めるような愛である。
            (略)
 愛する男性が、彼女らと同じような愛し方で自分を愛して
 くれなくとも、その愛に欠けるものがあることを意味しない。


            「愛の深層心理」イグナス・レップ



最近男女の違いを書いた本が多い。興味があるので何冊か読んだが
読み終わった後、一抹の寂しさを覚える。
そうか、そんなに違うのか……
脳の違いから、成り立ちの違い(男性は狩猟、女性は家を守る)
育ち方の違い、性差などなど…違いをこれでもかと並べてる。

寂しさを覚えるとともに、なるほどと腑に落ちることもある。
ほっとすることもある。
違いが分かるとなんだか分かったような気になるからだ。
しかし、本当はちっともわかってないのだ。

その証拠に、そんな本を読んでも、実行出来ることは少ないし、
分かってあげることもなかなか出来ないからだ…
現実においては、頭でわかっていても、出来ない方、いや
したくない方の思いが強い。してあげたくないことや…。

男女は違っていてもいいと思っているが、それほどに壁を
つくらなくていいのではないかとも思う。それは「壁」では
ないのかもしれないが、境界線はなかなか見えない。



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