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■ 成長
夕方。
「チビ之介の目大丈夫? 朝、腫れてたから。左目。」
と、夫から電話がかかってきた。
「はて?」とチビ之介の顔を見ると、 なんとなく左目の瞼が腫れている。 朝、目の周りや頬のアトピーで赤くカサカサした部分に、 クリームを塗った時には気付かなかった。 気付かなかったアタシも母としてどうかと思うけれど、 つーか、朝気付いた時に言えよ。夫よ。
先週モノモライが出来て、 我が家の抗生剤入りの目薬や、 清掃綿や眼帯等などのストックを、 すべて会社へ持って行ってしまっていて、 しかも今夜は出張で、 急に罪悪感にかられて電話をよこしたらしい。
今日はプールをお休みして、 眼科へ行ってきた。
やっぱりモノモライだった。 結膜炎はうつるけれど、 モノモライは人にうつるものでは無いそうで、 積極的に薦めはしないが、 別にプールへは入ってもかまわないそう。
「実は、夫が先週モノモライが出来て、 それでうつったのかと思ってたんです。」
と、眼科の先生に言ったら、
「今日お出しする目薬、 おとうさんも一緒に使ったらいいですよ。 あと、お酒と長風呂はお控えになった方がよいですよ。」
と、おっしゃった。
「あぁ、夫はお酒呑めないですから・・・。」
と、うっかりアタシが言ったら、 こんどは先生、チビ之介に、 「そうなの?」と、訊ねた。 そこでチビ之介・・・
「うん。おとうさん、お酒のまないよ。」
アタクシの慌てて送信した「よけいな事言うなーーーっ!」と言うテレパシーが届いたのか、 いつもなら、その後に必ず続けて言っていたセリフを言わなかったのだっ!。
そのセリフとは・・・
「おかあさんは びーる い〜〜〜っぱいのむけどね〜♪。」
ちゃんと空気よめてるぢゃーん。 おバカだおバカだと思っていたけれど、 案外まんざらでもないかもしれない・・・。
子は知らぬ間に成長している。 どんな親の子でも。
いかった。
2005年11月11日(金)
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