For My Life
ERIRIN



 成長

夕方。

「チビ之介の大丈夫?
 朝、腫れてたから。左目。」

と、夫から電話がかかってきた。

「はて?」とチビ之介の顔を見ると、
なんとなく左目の瞼が腫れている。
朝、目の周りや頬のアトピーで赤くカサカサした部分に、
クリームを塗った時には気付かなかった。
気付かなかったアタシも母としてどうかと思うけれど、
つーか、朝気付いた時に言えよ。夫よ。

先週モノモライが出来て、
我が家の抗生剤入りの目薬や、
清掃綿や眼帯等などのストックを、
すべて会社へ持って行ってしまっていて、
しかも今夜は出張で、
急に罪悪感にかられて電話をよこしたらしい。

今日はプールをお休みして、
眼科へ行ってきた。

やっぱりモノモライだった。
結膜炎はうつるけれど、
モノモライは人にうつるものでは無いそうで、
積極的に薦めはしないが、
別にプールへは入ってもかまわないそう。

「実は、夫が先週モノモライが出来て、
 それでうつったのかと思ってたんです。」

と、眼科の先生に言ったら、

「今日お出しする目薬、
 おとうさんも一緒に使ったらいいですよ。
 あと、お酒と長風呂はお控えになった方がよいですよ。」

と、おっしゃった。

「あぁ、夫お酒呑めないですから・・・。

と、うっかりアタシが言ったら、
こんどは先生、チビ之介に、
「そうなの?」と、訊ねた。
そこでチビ之介・・・

「うん。おとうさん、お酒のまないよ。」

アタクシの慌てて送信した「よけいな事言うなーーーっ!」と言うテレパシーが届いたのか、
いつもなら、その後に必ず続けて言っていたセリフを言わなかったのだっ!。


そのセリフとは・・・






「おかあさんは びーる
 い〜〜〜っぱいのむけどね〜♪。」







ちゃんと空気よめてるぢゃーん。
おバカだおバカだと思っていたけれど、
案外まんざらでもないかもしれない・・・。

子は知らぬ間に成長している。
どんな親の子でも。

いかった。

2005年11月11日(金)
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