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今日のチビ之介。
15時10分、学校から帰宅。 帰宅そうそう、めずらしく「児童館へ行ってくる!」と、 お気に入りのプロ野球チップスのカードを、 カードケースにつめて、玄関でそわそわ。 親友のK君が呼びに来てくれて、うきうきと出掛ける。
私 「何時に帰ってくるの?5時半はダメだよ。 真っ暗だからね。」 チビ&K君「大丈夫っ!児童館5時までだからっ! 二人で帰ってくるからっ!」
声を揃えて言うけれど、あんた達、 先日、母の断りもなしに、 放課後、ランドセル背負ったまま、 勝手に校庭開放で遊んで、帰り5時半だったからっ! かぁちゃん達は、えらい心配して捜し回ったんだからっ!
まぁ、いいや。 今回は、行き先もわかってる。近所の児童館だし。
私 「自転車で行くの?気をつけて行くんだよっ!。」 チビ&K君「は〜〜〜い♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17時10分。チビ之介帰宅。 あら、ちゃんと帰ってきたワ・・・
チビ之介(シャドーピッチングをしながら) 「あかぁさん。おれさぁ、 今日ちょっといいことしちゃった。」 私 「なぁに?」 チビ之介(照れくさそうに、 やっぱりシャドーピッチングをしながら) 「交番にねぇ、迷子の子連れて行ってあげたの。」 私 「・・・・・」
えぇっと。 児童館を中心に、我が家と交番は間逆なんですわ。 方向的に。 えぇっと。 その交番へ行くには、大きな道路を渡るんですわ。 環状線が交差している交差点の所なんですわ。 なんで、あんたそんなとこへ行ってるの? 児童館へ行ってたんじゃないの? えぇっと・・・ぐるぐるぐる・・・。
話を巻き戻そう。 誘導尋問開始。
私 「えぇっと、児童館は何時に出たの?」 チビ之介 「5時」 私 「誰と帰ってきたの?」 チビ之介 「K君!」 「でもね、K君の弟がR君を送って行かなきゃって、 そしたら、K君も弟と一緒に帰るって、 K君のおかぁさんと約束してて、 ついて行くって言うからさ〜 おれも、K君と帰るって、 おかぁさんと約束したじゃん? だからついて行ったんだぁ。」 私 「それで?」 チビ之介 「でもね、途中ではぐれちゃってさぁ・・・。」
ま、それはいつもの事。 運動神経が(私に似て)あまりよくないのか、 私が口うるさく注意するせいか、 自転車に乗っている時は、特によく友達とはぐれる。 ついていけないのだ。
私 「うんうん、それで?」 チビ之介 「それでねっ、気がついたら後ろにいたのさ。」 私 「誰が?」 チビ之介 「あ、おかぁさん、H君知ってるしょ? H君の妹!」 私 「!!!!!」
私 「(ぷるぷるしながら) それで?どうしたの?。」 チビ之介 「ちょうどさ、交番の所だったからさ、 おまわりさんが、まいごなの?って聞いてきたら、 泣きだしちゃってさ、 おまわりさんが、 交番のなかへ連れて行ったんだ。」 私 「じゃあ、今、交番にいるのね?」 チビ之介 「うん♪」
交番へ置き去りかよーーーーーーーーー!!!!
えぇっと・・・ H君はチビ之介の友達だけど、学年が上なので、 ご自宅の電話番号は知らないので、 彼と同じ学年の子を持つ知り合いに、 「とりあえず電話番号教えてっ!訳は後で話すからっ!」 と、教えて貰い電話をした。
やはりお嬢さんは帰ってないと言う事で、 取り急ぎ、事情を話ししていると、キャッチが入り、 交番からかも?と、一旦電話を切った。 いそいで私も出掛ける準備をしていたら、 K君から電話が入る。
K君「チビ之介帰ってる?」
K君は、弟君のお友達を送った後に、 チビ之介がはぐれたので、チビ之介を探していたそうで、 帰宅するのが遅くなり、 母の逆鱗にふれぬよう、 チビ之介を探してていて、帰宅が遅くなったと、 言い訳をして、 あんたっ!友達をおいて先に行っちゃうって! どういう事っっっ!!!!と、 逆に、地雷を踏んでしまった・・・。
H君の自宅の場所を知っているK君母に、 電話をかわってもらい、事情を説明し、 一緒に自宅へ行くと、交番へお迎えに行った所だった。
しばらく待っていると、H君ママと妹ちゃんが帰ってきた。 普段あいそうのよい、かわいい妹ちゃんは、 泣いていて、ママの後ろから出てこない。
H君ママは、 「交番へ連れて行ってくれたんでしょう? ありがとう。」 と・・・。
児童館へ行ったはずの3人の子供のうちの、 女の子だけが帰宅せず、ハラハラと待っていた、 H君のママの気持ちと、 この知ってるお兄ちゃん(チビ之介)はお家が近いからと、 ついて行けば、きっとお家に帰れるハズと、 ついて行ったのに、知らない道へ行ってしまい、 不安で一杯だった妹ちゃんの気持ちを考えると、 いたたまれない。
ただ、K君も弟君も、チビ之介も、 H君の妹ちゃんがついて来ていたのを知らないのだ。
H君の母いわく、 兄弟&その他の一緒に遊んでいた子供達で、 帰る時に、かけっこ競争になったらしく、 妹ちゃんは、ついていけず置いてけぼりになったらしい。 そんな時、お兄ちゃん達(おそらくチビ之介)が、 目に留まり、ついていったらしいと・・・。
家に帰り、チビ之介をプチ説教。
私 「なんで一緒に帰ってこなかったの?」 チビ之介 「えっ?だって、おれH君の家知らないもんっ。」 私 「だって、登校班一緒じゃん? (登校班の集合場所は我が家の前) 毎朝、うちの前に来てるわけじゃん? したら、家までくれば帰り道分かるわけじゃん?。」 チビ之介 「あ・・・そっかぁ・・・。」
私 「迷子を交番へ連れて行ってあげるのは100点。 でも、今回は知らない子じゃないじゃん? そうゆう時は、こうゆう方法もあるよね? 交番では、困った事があれば、 電話も貸して貰えるんだから、 家に電話できるじゃん? したら、かぁちゃんH君家電話するしさ。 いっつも、突然友達連れてくるのに・・・ こんな時こそ、家につれておいでよ。
チビ之介 「うんっ。わかったっ!」
迷子を交番へ連れて行ったチビ之介と、 以前だったら、一緒に遊びに行ったお友達が、 泣いてようが、はぐれようが、気にしない子が、 友達を大事にするという母の教えで、 一生懸命探して、帰宅が遅れたK君と・・・
私は、誰も悪くないと思う。
叱るに叱れないよ。
2007年10月25日(木)
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