忘れる為の

他のものを悪くしか捉えないのなら

全てを鏡に囲わせて

好きなだけ眺めるといい

内側の醜さに気付けないまま


華やかな舞台に立ちたいのなら

他人を引きずり降ろす前に

自らを磨けばいい


その目と口を早く縫い止めてしまって

全てを炎に包ませて

自分の愚かさを憎めばいい

抉れた傷の大きさを考えながら


底辺に住むものを叩いても

誰の幸せもうまれない

私は笑っていられるけれど
2007年08月10日(金)

サ ヨ ナ ラ S T A R D U S T / 0.057