語り
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2016年05月28日(土) さよならだけが人生だ

勸君金屈卮
滿酌不須辭
花發多風雨
人生足別離



君に勧む金屈卮
満酌 辞するを須(もち)いず
花発(ひら)けば風雨多し
人生 別離足る



井伏鱒二の訳


コノサカズキヲ 受ケテオクレ
ドウゾナミナミト ツガシテオクレ
ハナニアラシノ タトエモアルサ
サヨナラダケガ 人生ダ


「さよならだけが人生だ」

老師がよく口ずさんでいたというこの詩の意味をわかるのは、紫龍より氷河のほうだと思う

身が切られるほどの別れを経験してきた氷河
紫龍が戦いの度「先に行け」という背中に長い髪に
トラウマをえぐられてきたであろう氷河




生まれたときから一人だった紫龍の心の空白を埋めるのが氷河であるし、

もう誰も失いたくない氷河の心の傷を癒せるのが紫龍であってほしい




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