語り
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2003年04月16日(水) お安いね

 昨日、樹璃が来てくれた。

 しなさんの新刊用に、挿し絵を描かせていただくので、
 その原稿のトーン貼りなどをしていただき、

 わたしにとっては有益かつ楽しいひとときだった(鬼)。


 いつも「いらんぞ」といっても、必ず手みやげを持ってきてくれる
 律儀な樹璃(ほんとにありがとう)。


 ってゆうか、今回の手みやげは、はっきりいって、すごかった。


 期間限定のお菓子コレクションもさることながら

 やはり、これだよ!

 「ローソンで売っててん!」と樹璃自身わくわくしながら
 もってきてくれた、
 

 『聖闘士星矢 ミニフィギュアコレクション』



 純子:「おい〜〜〜!!!立ち位置いいよ!!立ち位置!!!


 中身を見る前から昂奮ぎみの純子。


 樹璃:「うちらのニーズを満たしてるよ!!バンダイ!!!」


 ええ歳こいた女2人、激しく喜び、鼻息あらく袋を見つめる。


 「対象年令、8才以上・・ふ〜、クリア、クリア
 ←一応気になるらしい

 「全19種類の聖闘士入り?・・・・2/19の確率」


 (※純子の2・・・・1、紫龍 2、氷河)
 (※樹璃の2・・・・1、瞬  2、一輝)


 お互い、心は8才児となりて、袋をおそるおそる開く。


 『!!!』


 見事、純子の袋には、緑色の紫龍が、
 樹璃の袋には、ピンクの瞬が。


 「まじで〜〜〜〜〜?!!!」
 「どうしよう、こんなとこで、運つかってもうた〜〜〜!!!」
 「つうか樹璃、偉いよ!!!1/19の確率やで!」
 「うっそ〜〜夢みたい〜〜〜!!」
 「日頃の行いがモノをいうのだ!」(←敢えて問うまい)


 ここまで大喜びせんでも、と、自分でも後で思ったが、

 なんだかすごく嬉しかった私達。そして喜びはつづく。


 「なんせ、立ち位置がいいからだよ!!!」
 「そう!!何はともあれ、立ち位置グッド!!中身もいけてる! 
  バンダイ最高!」
 
 そんな勢いで、しなさんの挿し絵もとどこおりなく完成、

 その日の私達は超イケテいた。


 ちなみに、樹璃が「念のため」(←何がか)買ってあった
 3つめの袋には、金色に輝くムウ様が入っていた。


 タイミングよく、部屋に突撃してきたゆうかが、瞬と紫龍のフィギュアを
 所望する前に、

 「はい!!金色だからすごいんだよ!!」
 「強いんやで!!金色は!」

 と、己の萌えキャラに固執し、決して手放そうとしない
 我々2人は
 執拗にゴールド聖闘士のすばらしさを彼女にいいきかせる。


 その甲斐あってか、素直にいいくるめられたゆうかは、
 ムウフィギュアを、御機嫌に持って帰った。


 「ふっ、3才児、ちょろいもんよ」
 「まだまだ子供やな」



  って、お前らもな。(※しかもいい歳)
          by ゆうか




 

  


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