語り
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我が愛しの、ダミアンゆうか。
彼女が、保育園で活躍している写真を、 いとこの淳子ちゃんに見せてもらった。
淳子ちゃん:「これ、ゆうかがプールで遊んでる写真なんやけどね」
純子 :「うんうん、あれ、なにこれ?」
水面に転々とうかぶ、赤や白の模様。
淳子ちゃん:「この保育園、プールに魚入れるんよ」
よく見ると、設営された浅いプールに入る園児たちの足下を 魚が泳いでいる。 主観的な感想を述べれば、 夜店の金魚すくいの桶に、園児達が勇ましく乱入、大漁で大興奮、 といった風情である。
純子 :「おお・・・今どきの保育園はやる事が大胆やね」
淳子ちゃん:「命の大切さを、ちいさいコロから学ばせようと してるらしいんだけどね」
純子 :「・・・・それを学ぶにはちょっと早かったようだね」
そのプールで、 セクシーな半裸を惜し気もなく披露している、 わが従妹の娘、ゆうかは、
口をぱくぱくと空け、断末魔の叫びをあげている気の毒な魚を 片手で強く握りしめ、 自分の頬の高さに高々と掲げて、
悪魔のような笑顔で微笑んでいた。
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