語り
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「わたしの友人の一輝」の話をしたい。
先日京都から、1才の子供(男児)をつれて、夏休み、帰省してきた彼女。
「おーい 純子、17の夜ヒマ〜?!」
「おっりんちょひさしぶり〜、遊ぼう遊ぼう」 わたしを聖闘士星矢にはめてくれた、張本人というか、恩人というか(ドラゴンクエスト1も貸してくれた)。
里恵さん、通称りんちょ。 (彼女が、「りんちょ」以外のあだなで呼ばれているところを見た事がないため、彼女はどんな友達からも「りんちょ」とよばれる)
プロレスとクリントイーストウッド、映画をこよなく愛するオンチ、と当時のプロフィール(中学部活のノート)に他者に書かれていた彼女(酷いな、うちらも)。
映画俳優ではシブ好みの彼女は、アニメでは何故かカワイコちゃん系が好きだった。なので、瞬ちゃんファンであった。 顔によく斜線が入ってるキャラ(※星矢・一輝など)は、 「顔が汚れている」(どんな理由か)という理由で見向きもしなかった。
だが、そんな彼女にある日、残酷な宣告が下る。
「まあ、強いてだれにあてはまるかといえば、きみが一輝タイプやろ」
「イヤ!一輝なんかイヤや〜〜!瞬ちゃん(ハート)がええーーー!!」
と激しく否定していた、若き日の彼女の声(※ちょっとダミ声)が脳裏に蘇る。
何故彼女が一輝といわれたかといえば、
・リーダーシップがある割に(部活の部長だった)、ひとりでなんでもやってしまう、またはひとりを好むところ
・老けていて、中学生には見えない(←酷い)
・悪役が似合う(ちなみに部活は演劇部だった)
以上の根拠による。
そんな彼女はながらく、アニメ、漫画と縁遠い生活をしていたが、ある日突然ワンピースのサンジにはまったそうである。
りんちょ 「最近ネットめぐりしてんねん」
じゅんこ 「そうか」
りんちょ 「受が多いな、サンジ」
じゅんこ 「ほう〜、そうなんか」(あまり知らない)
りんちょ 「まあ、王道といっても過言ではない」
じゅんこ 「りんちょはどうなんよ、サンジは受けがええん?」
りんちょ 「まあ、好きなキャラってやっぱり受けにするやろ、基本は」
じゅんこ 「最近はそうとも限らんぞ」
りんちょ 「なにい〜〜!?」
うわーん(←ともくんの泣き出す声)
りんちょ 「とも、泣くな。お母さんはもっと純子と濃い話がしたい」
じゅんこ 「そんな母親イヤや」
いや〜〜この歳になって、アニメ萌えに出戻るとは人生何があるかわからんな、と子供をあやしながら豪快に笑う母、りんちょ。
「そこで笑うな、わたしなんかどうなる」
「純子は変わらな過ぎ」
そんな彼女の息子、ともくんの、本日のお洋服は、
紺のTシャツ(MIKIHOUSE)に、赤い綿パンだった。
「・・りんちょ、ともくんの、本日の着こなしに何か覚えはないか」
「・・・・ハッ!!!やばい。2度と着せん、この組み合わせ。うう、わたしとしたことが〜〜!」
(紺に赤の組み合わせは、アニメ聖闘士星矢の一輝の私服)
ってゆーか、十分君も変わってないやんけ(アンチ一輝)。
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