語り
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2002年02月13日(水) おっちゃん


 隣に住む、いとこの娘、「ゆうか」2才。

 その、あまりの漢っぷりに、わたしも母も父も、彼女を愛さずにはいられない。

 
 わたしが先程更新していたら、うちの父にチョコレートをもってきてくれた。わたしのマックに興味津々な彼女は、うちにくるなり、わたしの部屋に飛び込んでくる。

 ぎょっ。ちょうど氷河と紫龍の絵(しかもイタイバレンタインデー絵)をフォトショップでいじくってたときで、彼女にマウスをにぎられるとやばいので、必殺子供騙しを放つ。

 純子:「お〜ゆうか〜〜。なあなあ、みてみ。これ、ナンダ?」

 紫龍を指差す。どうみても、今回は乙女な龍座の聖闘士である。


 ゆうか:「おとこのこ」


 おお!あれをみても、男だとおもうのか、ゆうかよ。すごい。


 純子:「スゴーい!!ゆうか〜〜!!じゃあ、これ、なんだ?」


 今度は、ドコから見ても怪しい風体の、キグナスの聖闘士を指差す。


 ゆうか:「おっちゃん」

 
 おお〜〜〜ある意味あたっとるよ〜〜〜(ーー)
 天性の審美眼あるよ〜〜〜ゆうか。


 そして彼女は、わたしのデスクトップのモーニング娘。に興味をしめしたところで、彼女の親、わたしのいとこに強制連行されて帰っていった。

 世にも哀れに、わたしのパソコンでもっと遊びたいと、近所に轟く声で泣叫ぶ。
 
 ゆうか:「たーしゅーけーて〜〜〜!!じゅんこちゃ〜〜ん!!!」

 助けてあげたいが、そうもいかない私は

 「またきてね、ゆうか」

 と涙ながらに見送るのだった。

 近所ではどう響いているのだろうか、あのゆうかの悲愴な助けを呼ぶ声は・・・・・

 ちょっと気になる、純子であった。


 

 


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