語り
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2001年11月10日(土) 氷河 偉大なる男

純ちゃん、なぜ紫龍には、氷河がいいの??

お答えしよう(※誰もきいちゃいないが)。


紫龍はわたしにとって、昔からの愛着のある大事なキャラクターである。

しっかりしてて
「偉いね、がんばってるね、けなげだね」
という部分と、

「おいおい、どこいくんだよう」
という危なっかしい部分が同居する、
ミステリアスで、儚い部分をもっていて且つおとぼけ天然キャラ
という類い稀なる資質をもっている。

しかも、その、華美でなく、無駄のない、シンプルだけど艶っぽい美貌。
(地味派手というヤツ?)

肉親の愛憎を知らずに育った、イノセントで、痛々しい境遇。

総合すると、抱き締めたくなるキャラ。

それに対し、
氷河は見事に紫龍とコントラストをなす魅力を持つ。
ルックスはいうにおよばず、

「こりゃー!師匠がガンバレとゆってるのになにが『俺はマーマのとこへいく!さよ〜〜なら〜〜』じゃ!!(※vs.カミュ)」

「こりゃ!たった今、その口で『クールに徹します』とかゆっといて、なに車田泣きしとるんじゃ!(※vsアイザック)」

「敵か味方か?!」とミステリアスに登場したわりには、突っ込みたくなるアナだらけな男、キグナス。

 聖闘士としては、はっきりいおう、
紫龍の方が合格ラインを遥かに上回る優等生で、
氷河はわたしからみたら、落第スレスレ聖闘士人生を歩んでいるように見える。

 だけど、だけど、そんな彼は、
「人として安心な男」(※byしなしなさん)なのである。 

 その1点で、紫龍の伴侶にと推挙したいのだった。

 めぐむさんの作品に「温かい手」という佳品があり、(わたしのHPに有り難く飾らせていただいているが、)
 あの氷河のもつ、温かい手。
 あれこそが紫龍にとって必要だと、わたしはつねづね思っている。
 
 そして、氷河なら無償で無意識で、それを紫龍に与えつづける事ができる。
 紫龍が死ぬまで、そして死んだあともきっと。
 (多分紫龍が先に逝きそうだし)

 彼は大事な人を失う痛みも、愛する喜びも、その若さで既に体得している。そして、その繰り返しを、決して諦めようとはしていない。
 (愛するあまり、死んでもええわ、と投げやりになることはあったようだが)
 
 氷河の、傷ついて、癒えたその傷跡の強さに私は惚れている。
 (ちなみに、倒れる時に勢いで地面をも削れる顔面の皮膚の強さにも惚れている)
 聖闘士としては例え失格だったとしても、

 それは、人として偉大なことではないだろうか。
 
 氷河よ、もし、シベリアで墓守りをするくらいならば、
 紫龍と一緒に生きて闘い、
極稀に平和なポケットタイムがある時には、
聖闘士としての生き方しか知らないであろう紫龍のそばにいてやってほしい。

 既に親心になっているわたし(歳も歳だしな)。 


ぶな |MAIL