愛と創作の日々
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うちの長男とタクシーの運転手さんがトラブルになっているという設定で、私と夫が、その運転手さんにお詫びをしている夢。
どうも運転手さんに長男が傷つけるようなことを言ったみたいだった。
ごめんなさい、ごめんなさい、許してやってください、と、ひたすら詫びていた。
ちなみに運転手さんは、ビルらしき建物のだたっぴろい駐車場に止まっていたタクシーの中にいた。
すごい強面(こわもて)の人だった。
ちょっとやそっとでは傷つくような感じの人には見えなかった。
長男にもお詫びをさせようとして、「すみません、今、連れてきますから」
と、運転手さんに待ってもらうように頼んでいた。
長男は、目の前にあったビルの4階にいるということになっていて、私はそのビルに向かい、エレベータに乗った。
中には、エレベーターガールと、人が数人いた。
なんともひょうきんなエレベーターガールで、中にいた人に、ものすごくけたたましい声を上げ、漫談のようなものを披露していた。
長男のいる4階に行こうとしているのに、エレベーターは、上に向かわないで、横に動いた。エレベーターは、ガラス張りのようになっていて、四方八方が見渡せたけれど、線路の上を走っているようだった。
「あの、4階に行きたいんですが、なんで横に向かって動いているんですか?」
と、私はエレベーターガールに訊いてみた。
「それは、あんさんの錯覚ですがな。このエレベーターは、上に向かってますで」
と、どこかの落語家さんのような物言いでエレベーターガールは答えた。
上品で美しいユニフォーム姿のエレベーターガールには、およそ似つかわしくない物言いだった。
でも、エレベーターは、どう見たって、横に走っていた。ちょうど電車の運転席の正面から見渡せるような景色が見渡せていた。
線路の向こうには駅のホームらしきものが見えた。
「あの、どう見ても、これ、横に動いているんですけど」
再びエレベーターガールに話しかけた時は、もう、エレベーターは、今にも駅のホームに到着しそうだった。
これってエレベーターとちごて、やっぱり電車やん!
そう思った途端、場面が変わり、どこかのビルの一室のようなところいた。
その部屋には、私と長男ともうひとり女の人がいた。どうもその人は、私と同じアルバイト先の人のようだった。
女の人から、私のアルバイト先の会社が倒産の危機にあるという話を聞かされていた。
ちなみに私のアルバイト先は、お札を小銭に両替するという商売をしている会社で、両替する際の手数料で儲けている会社ということになっていた。
「得意先とトラブルがあって、さっき、得意先の人が来て、もうお宅とは取引きしないってえろう怒ったはりましたわ。それはそれはものすごい剣幕でした。なんでもうちの社長さん、先方があやまりに来いっていうたはるのに、あやまりに行きはらへんかったみたいですわ。それがあかんかったみたいで。あそこからお札を両替させてもらわれへんようになってしもたら、うちの会社は、もうあきませんわ。やっていけませんわ。」
と、女の人は、ひどく嘆き悲しんでいた。
「大丈夫、両替させてもらえなかったって、なにかほかに稼ぐ方法はあるはずや。うちの会社はなにも両替の手数料だけにたよらんでも、ほかにも儲ける方法はきっとあるはず。大丈夫、会社は持ちこたえられますよ。だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょうぶ」
と、私は、ひたすら「大丈夫」をくりかえしていた。
大丈夫、大丈夫を、くりかえしているうちに目が覚めた。
今年の初夢って、これで、ほんま大丈夫?
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