ある朝駅のホームで電車を待っていた。 ジャケットに顔をうずめ寒さに耐えていた。
電車が駅のホームに付いたとき 驚きのあまり固まってしまった。
あたしが大好きだった人。
ずっとそばにいたいと思った人。
彼の隣には楽しそうに笑みを浮かべる彼女がいて 彼もまた楽しそうに微笑んでいた。
わざと車両をずらして電車に乗った。
痛くて痛くて涙があふれそうになった。
ちょっとしたすれ違いや勘違いでどんどん、どんどん 二人の溝は大きくなりだして もう埋めることが不可能になってしまった。
あの時スキだなんていわなければよかったのかな?
一度だけわがままゆっちゃったよね
君の肩が、胸が、あまりにも広すぎて甘えちゃったのかな?
今でもずっとずっと君の幸せを願ってる。
あの頃のあたしは弱かった。一人だった。
でも今は支えてくれる愛する仲間がいるから大丈夫。
また笑って話せるひがくるのかな?
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