ニューヨーク俳優修行日記
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2001年11月19日(月)




昨夜からウェイタートレーニングが始まる。
4日間のお試し期間の第一日目である。
この4日をパスするとやっと見習いウェイターになれる。
といっても給料としてもらうチップはトップウェイターの4分の1。
アメリカのレストランではほとんどの場合、ウェイターは安い時間給プラス
その日のチップが給料となる。
つまり、レストランが忙しければより多くのお金になるわけだ。
このレストランでは25%から始まって、仕事を覚えるにつれ
40,50,60%と上がっていく。その間、仕事覚えが悪ければ、さよならだ。
はっきり言ってとっても不安。

こんな風にまとめて何かを暗記するなんで久しぶりだ。
しかも、クイズまである。
大体、レストランで働くのも3年ぶりぐらいだし、とにかく疲れた。
でも明日までにまだ色々覚えないといけない現実。世の中甘くない。
ちなみにウェイターやバーテンには俳優がたくさん。
時間に融通が利くし、いい所なら一晩で100ドル以上になるから。
某レストランではトップウェイターは一晩200ドルから300ドルとの事。

土曜日に”The Square”を観る。
ラッシュチケット(開演30分前に販売される格安チケット)だったので40ドルのところを15ドルで観る。アメリカにおけるアジア系移民の経験を16人の劇作家がそれぞれ与えられた年代(1920,40,60、2000)とテーマ(運命、変化など)を基にある公園(Square)を舞台として短編を書き、それを一つにまとめたものだ。

舞台を観てなくことは余りないけど、この作品は役者との距離がとても近く、何度かぐっと来た。僕は移民ではないけど、それなりの期間こちらに住んでいるので共感することも多かった。
やっぱり、小さな劇場はいい。

さらに押井守の”アヴァロン”を観る。
"功殻機動隊"からは全く違う作品で、作家としてとても貪欲だなーと感心。
でも、作品としては前作のほうが好き。
まだ観たことない人はぜひ一度。功殻機動隊(漢字が間違っているかも)

今日もオーディションはなし。でも、ある演出家から、ワークショップ公演をするから、予定を教えてくれとの事。彼女とは以前に1度芝居をしている。
こう云った形で公演に呼んでもらえるととっても嬉しい。
金にはならないけど、何とか時間を空けて出演したい。








      

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