れおとソファーに座って遊んでいました。
私が板を持って、れおが車を手に持って、板の上を走らせていました。
一人より二人で走らせた方が当然盛り上がります。れおが言いました。 「ままもぶーぶー、はしって」 「ママ、ブーブー持ってないもん、走れないよ」 「ままのぶーぶー、もってくる!すっごいはしるの!」 と、ソファーから降りおもちゃの引き出しをズルズルと開けました。
私はその背中をソファーに座ったまま眺めていました。
すると、 ひとつ車を出しては床を走らせ走行具合をチェック、 また他のを手にしては同じ事をしたり、 他の引き出しを開けて探してみたりあれやこれやと試行錯誤。
「すっごいはしる」逸品を探そうと一生懸命な背中を見て、微笑ましく、また成長を嬉しく思いました。
結局、れおが持ってきた車は「引越しのサカイのトラック」でした。
二人で一緒に車を走らせて、遊びました。
れおの些細な行動と、些細な事に喜びを感じられる自分に、なんとなく幸せを感じた瞬間でした。
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