ブラジルの習慣で、親しい人とは会った時と別れる時にお互いの頬にキスをします。 実際は頬を寄せて自分の口をチュッと鳴らすだけで殆どキスはしていないのですが、子供はたいてい本当にキスをしてきます。これがとっても可愛い。 れおも幼稚園でその習慣を身に付け、親しい人と別れる時にはキスをしているのですが、彼は自分の口をチュッと慣らすのが上手い!!日本人には「舌打ち」以外にあまり口を慣らす習慣がないし、私はチュッという音がどうがんばっても控えめにしか鳴らせないのですが、れおは違う。上手に「チュパッ!」と大きな音を立てています。そのあたり、やっぱりれっきとしたブラジル人。
人の口は、子供の頃はいかなる発音でも出来るが、大人になるにつれて使わぬ発音の口の動きは出来なくなっていくらしい。 身体で言うなら、歳を取るにつれ柔軟体操が困難になっていくのと同じ事か。 「L」と「R」の違い、日本人には言い分けも聞き分けもちょっと難しい。自分においてはいかに舌を丸めてみても前歯の裏に押し付けてみても、ネイティブのそれとはちょっと違うような気がする。現に、子供の名前を聞かれ「レオナルド」と答えても、一度でわかってもらえなかった事は少なくはない。こんな代表的な名前なのに。
れおも今はとっても柔軟な口を持っていて、どんな発音でもどんなチュパ音でも容易に修得出来てしまう。羨ましい。私もポル語を本当にちゃんと話したいと思うならば、勉強するだけでなく、口の柔軟体操、ストレッチも必要だな。
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