愛より淡く
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2007年06月16日(土) 臆病な恋ごころ

私は、昔から神秘的なものに惹かれて、おまじないとかのたぐいを信じたりしていました。今もわりと信じています。

優柔不断も手伝って、買うか、買うまいか、迷いに迷って、結局買ってしまった、「恋が叶うおまじない大辞典」は、今も実家のどこかに眠っているはずなんです。

あの頃は、毎日、真顔でおまじないを唱えながら眠ったものです。


ほんとうに、ほんとうに、真剣でした。必死でおまじないを唱えていたのです。

ちなみにおまじないは、こんなのです。


ノーマクッシリヤジビキヤタナンオンバザラギヤラシニヤムニカ○○○○

○○は、叶えたい願いごとでした。いまだにスラスラとおまじないが出てくる自分が悲しい。



今思えば、そのようなエネルギーをもっと他の形に活かした方が、願い事がかなっていたような気がします。

例えば、意中の人から電話がかかってきますようにと、おまじないを何回も何回も唱えるくらいなら

自分でかければええだけのことちゃうん、という話です。


すごくまわりくどいことに必死になっていました。

でも、きっと、傷つきたくなかったのでしょうね。弱虫なんです。


おまじないがかなわなくても大丈夫だけど、電話してあっさりふられるのは耐えられない。

つまりそういうことだったのでしょう。



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テキスト庵さん