愛より淡く
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私は、昔から神秘的なものに惹かれて、おまじないとかのたぐいを信じたりしていました。今もわりと信じています。
優柔不断も手伝って、買うか、買うまいか、迷いに迷って、結局買ってしまった、「恋が叶うおまじない大辞典」は、今も実家のどこかに眠っているはずなんです。
あの頃は、毎日、真顔でおまじないを唱えながら眠ったものです。
ほんとうに、ほんとうに、真剣でした。必死でおまじないを唱えていたのです。
ちなみにおまじないは、こんなのです。
ノーマクッシリヤジビキヤタナンオンバザラギヤラシニヤムニカ○○○○
○○は、叶えたい願いごとでした。いまだにスラスラとおまじないが出てくる自分が悲しい。
今思えば、そのようなエネルギーをもっと他の形に活かした方が、願い事がかなっていたような気がします。
例えば、意中の人から電話がかかってきますようにと、おまじないを何回も何回も唱えるくらいなら
自分でかければええだけのことちゃうん、という話です。
すごくまわりくどいことに必死になっていました。
でも、きっと、傷つきたくなかったのでしょうね。弱虫なんです。
おまじないがかなわなくても大丈夫だけど、電話してあっさりふられるのは耐えられない。
つまりそういうことだったのでしょう。
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