愛より淡く
DiaryINDEX|past|will
2002年07月22日(月) |
☆送別会の夜 ☆どうってことのない日曜日 |
☆K営業所からS営業所に転勤が決まった私の送別会の夜のこと。
当時私には、密かにあこがれている人がいた。営業だけではカバーしきれない専門的なことをサポートしてくれるシステム課ににいたNさんだった。Nさんは関東出身の人だった。うちの会社は、なぜだか関西出身を関東に関東出身を関西の方に配属する傾向があったようで(今はどうだかしらない)そういえば当時同期だった、コッテコテの関西系のSくんが虎ノ門出張所に配属されたりした。まあそれはおいておいて。
で、職場にも関東出身者がたくさんいた。でも女の子は地元出身の子が多かった。
仕事の絡みで、よくNさんには同行してもらった。別にNさんに自分の気持ちを打ち明けるつもりもなくて、ひそかに思っているだけのほのかに淡い感じの恋心だった。
転勤が決まった時、やはりさみしかった。もう毎日顔を合わすこともなくなるのだなあ、と思うと切なくもあった。
それで私の送別会にNさんも出席してくれると知った時はすごくうれしかった。
もしかしたら、これはラストチャンスかもしれない。せめて気持ちだけでも伝えておこうかしら?そしたら、もしかして、もしかするってこともなきにしもあらずかもしれない、きゃーーどきどき。などというように勝手に想像してひとりで盛りあがっていたおめでたい私。
送別会は、ちょっとオシャレな雰囲気の洋風居酒屋のようなところだった。けっこうたくさんの人が来てくれて、盛大に会を催してもらえてうれしかった。 私は会の間中ずっとNさんのことを見ていた。Nさんは上機嫌だった。Nさんのとなりにいた女性のことが少し気にはなっていた。だって楽しそうだったんだもの。
それからお開きになって、二次会に行こうということになった。
だけどNさんは二次会まで残ってくれなかった。
こともあろうに、同じく私の送別会に参加してくれた、とある女性とふけてしまった。一次会でNさんと楽しげに話していたその女性だ。
ああ、ああ、ああ。私は、Nさんとその彼女が、ガードレールの向こうに消えて行くのを目撃してしまった。しかもNさんが彼女の肩を抱き寄せるところまでしっかり見てしまった!!!すごく遠い距離だったけど。もちろん私に見られてしまっていたなんて当の二人は知るはずもない。
がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。だった。
中略
二次会はどこにいったのかもう覚えていない。ショックで放心状態だったし。 でも結局三次会まで出た。いちおう私がメインだったし。
三次会は、しけたラーメン屋だった。ラーメンがのどに通らなかったことだけしっかり覚えている。
世にも哀しい送別会の思い出だ。ちゃんちゃん♪
☆どうってことのない日曜日
昨日は夫とふたりで大型電気店に買い物に行った。あれこれ見て、目の保養になった。映画館のスクリーン並みの大画面のテレビもあった。画面の中のトトロも大きかった。トトロのビデオを流し続けているみたいだ。そのとなりは外国のアクション映画のビデオも流していた。それぞれのビデオを見入っている人たちがいた。
「こんなので観たら迫力あるだろうなあ」
「せやねえ」
と他愛もない会話した。
インターネット対応電話をいろいろ見てみた。ふうんふうん、とほとんどわけのわからないままに、ほとんどわけのわからない機能に感心していた(なぞ)。
「ねえねえ、この電話、ネットもできるし、メールもできるみたいやで」
と話しかけると、
「でもメールなんて全然必要ないしなあ、えっちするメル友がいるわけやなし、使わん機能があっても仕方ないじゃん。パソコンあるし」やて。
まあたしかにそれもそうだ。で、結局一番安い電話機を買って帰った。
私の仕事が軌道にのって、稼げるようになったら、もっといいのを買えばいいということになった。
「目標があると働きがいもあるしな」
「そうやね」
そのあとスーパーに寄った。「森の水だより」が1ケース特価だった。ので買った。
パン屋の前で食パンの試食をすすめられた。私は食べなかったけど、夫は食べた。
「どない?」
「これはうまいわ」
「ほな買うか?」
「いや高いからやめっぺ」
で、足早にその場を去った。こういうのって試食逃げ?
帰りの車の中で、なつかしい曲がかかった。「この曲どっかできいたことがあるなあ。」と夫が言った。その曲はユーミンの「夕涼み」だった。
ふたりきりのゆうすずみは二度と来ない季節♪
のところで家についた。夕焼けがきれいだった。
ありがとうございましたゥ
|