
戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
|
 |
2008年11月03日(月) ■ |
 |
マダオがたまに活動的になる日その三。 |
 |
昨日一昨日、レントさんとデートするという幻覚に耽っていましたが、珍しく三日連続で外出です。盟友の所属する某大学で文化祭があるとの事で馳せ参ず。 小規模お祭りがすきなんです。町内会でやるようなレベル。それなら学校の文化祭ってぴったりじゃない? という田舎に住んでおりまして、えぇですから吃驚しましたとも、シティの大学ではこんな大規模な催しを文化祭と呼ぶのかとね……すかさず帰りそうになりましたがw 先ず建物が大規模ですし、駅前から文化祭やってるよなんて宣伝する程のものっていうのも小市民はびびりまくり。 但し屋台は数こそ多いものの至ってアットホーム感が漂っており、なんつったってジャガイモの皮を剥いているのが後ろから丸見えという素敵な作業風景。こういう風に出店が並んでいると不思議となんでも欲しくなってくる飽くなき人間の煩悩に従い、オーソドックスに唐揚げを頼んでみました。ところが三つ一串のそれは味付けを個別に注文出来ると言うので、全部ノーマルと言うつまらなさ堅実っぷりを発揮する連れの案内人に対抗し、基準の為のノーマル、スパイシーなカレー粉、そして大穴きな粉で注文してみました。 えっとそうですね、やっぱ無難が一番おいし以下略 結果論! 結果論だから!! カレーは辛かった! 嗚呼辛かったんですよちょっと想像すれば判る事なのに見事悶えましたよ! きな粉は寧ろ拍子抜けで、よくよく考えたらば砂糖を混ぜるからあの味なのであってきな粉単独にはゲテモノさなどないのでした。これはつまりあれですね、腕をぐにぐに波打たせながら石を池に投げると落ちたり沈んだりしています何故でしょうっていうあれですね!(なんか例えがちょっと違うと思う)
久々に顔を合わせた事もあってずーっとくっちゃべっていたんですが、というか昨日一昨日から自分口が開きっ放しなんですが顎外れないかそろそろ、一応案内人というからにはこの学校に通っているのであり所属するサークルがあり、いつまでも暇人に構ってられねーよボケナスってんで一人で散策を再開。ん、表記に間違いはありませんが? 収穫と致しましては竜田揚げ(またかよ)とバナナ揚げ(ちっちゃくてボール状、そこそこ旨かった)と小籠包を。小籠包並びましたよー。しかしそれでも食べたいそんな僕は常に冷凍食品の小籠包を欠かさない小籠包マニアです。美味しんぼで小籠包を読んで以来の生粋の小籠包ファンです。……それ生粋か? 待っている最中ステージが見えて、ライブやトークをそこで繰り広げていたみたいですが如何せん芸人のラインナップは好みではなかったので見なかったんですよ。しかしちらりと覗いてみると、学生らしき男女が二人で司会進行をしている初々しく拙い姿が。 どうすれば出口にいけるのか道を探しがてら二人の様子を聞いていると、なんというか、精一杯台本なんか無いように進めているよ! という表面に、台本から或いは想定していた観客の反応からずれてしまって生まれる一瞬の間が、大変恐ろしくてスリリングでした。お前なんて惨い楽しみ方を。 兎にも角にも小籠包を手に入れられた事で連日の出張による疲労なんてなんのその、案外お手軽な回復方法、もう渋谷来たくない人多いと引き篭もりはどうしても逸る心を抑え切れずに、案内人がトップバッターを飾るという本を開いてみる。 電車の中で。 酔い易いくせに。 漫画じゃなく小説を。
帰り小籠包を吐き出さなかった僕は猛者です。
|
|