
戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
|
 |
| 2008年04月21日(月) ■ |
 |
| 届かない声を震わせてでも。 |
 |
|
コナンのジョリーロジャーを見ていて、ラストの感動的場面の筈なんですが、タイタニックをふと思い出して、かなり大胆に浸水しているんだろうに何故船は浮上したのかと不粋な事ばかり考えていました。 後、人を殺していないとはいえ人を撃ち、付け狙っていた方は罪に問われないのだろうか。どうしてそうお前は野暮なんだ。 最近は黒の組織絡みで進展があるので真剣にコナンを見ています。知っている方は知っている通り自分は、ちいさなまるちゃん然り海産物一家然り猫型ロボット然りただ話が長引くのは苦痛の極みなのですが、サクラクレパスボーイ(いい加減無理がある)のように面白味があればまだ了承の範囲内で、コナンもそんな惰性で見続けていたんですが、ようやっと甲斐があったと言うものだ。 寧ろ前述の、取り分け苦手要素であるほのぼのさより毎週のように人死にが発生するコナンがヒットエンドラーン!、元いロングランヒットを叩き出すのは日本が病んでいるからなんでしょうか。 いや違うな。火サスとかが続くようにきっとすきなんだな。じゃあ不穏な事言うなよ!
序でに又しても日曜劇場を見てしまったのでその感想でも。いやなのか。いや、いやという訳じゃないがなんだかこう、負けた気がする。何にかもわからないのになんとなく。
先ずエディ檄かわゆす! なんてったってツンデレ! 彼だけでも見る価値があります。まーじーでかわいいなぁ。だからもっと愛したげて欲しかったです。 みんなちょっと、前時代的でエディに冷たい上ラストになってもしこりが氷解し切れたかと言うと疑問が残る。三年程度前の作品なのでそこまで古くも無い筈なのに、軍需として望まれたからこそのお披露目だったのに、舞台を未来で無く現在で画くとそんなものなのかなぁ。
そのラストに際しての舞台を某国に選んだのも中々粋ですが、敵国の軍事力を過大も過小もかと言って緻密に再現してもまずく、実に難しいところを選んだのは、当時はそれ程冷ややかでもなく軽いジョークのつもりだったのだろうか? なんにしても、今これを放送したテレ朝にも頭が下がります。 そうそう、そのアメリカンジョークと言うべきか、洋画独特の台詞回しが自分はすきなんですが、それに比べて邦画での日本語の遊びの無さ。国民性なのか日本で実際にやったら寒いだけなのか兎も角、そのセンスは具体的にどう違うのか? 何が違うのか明確に掴めていないので、是非探求したいところです。
いつだって上官とは無能なものである。というステレオタイプはこの映画でも憚っておりましたが、大佐はやっぱり無能なのかな主に雨の日にw せめて固執しているだけだと言ってあげられたらよかったのだけれど、いや全く、最期に軍人として取り繕ってみせても中々、その執着の理由をもっと掘り下げて欲しかった。
一番の残念な点は、可愛い可愛いエディが異常を起こす為問題が発生する訳ですが、天災とかでなく純粋に設計通りに進んだ上で謀反を起こして欲しかった。というところでしょうか。 不完全な人間が作るからこそ不完全なものが生まれ、完全を求められて不完全ながらに考えるという話の方が、単純なアクシデントより面白味がある。
|
|