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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年04月18日(金)
簡単だなんて言えないけれど。


続FF9。ネタバレ風味ですが作品的に今更なので判断は其々に委ねます。って逃げ口上w
ガーネットをどうしても、すきになれないのは導入部として彼女が幼い姫であり、旅をしても中々成長しているようには見えなかったから。だけど現実には進歩とかなんて難し過ぎるから、彼女くらいがリアルなのかも知れない。
ただ、ブラネという母との本当に気が付いても、彼女はそれでも母だと、飛び出した。ジタン寄りな自分は、あんな奴じゃないかとまでは言わないけれど、やっぱりちょっと理解出来ない。
ビビのように生死云々ではなく、いや人間だって結局生死なんて理解らないけれど、だって生きていたって生きているって事理解らないのに死んでもないのに死なんてもっと理解らない。体験しなくちゃいけない訳じゃない、だけど体験したからこそってものもある。
それでも女王としてあろうと空回るガーネットの姿は、そこまで徹底されたならと昇華していくよう、少しずつ受け入れていく事が出来ました。例えばブラネの犯した事を過ちと認めながらもブラネのように統治出来ないと悩むガーネットの言葉は、何年間か共に過ごし確かに女王としてあった母の姿を知っているからで、ゲームを始めた時点でしかブラネを知らない我々にはぴんと来なくとも、ゲームを始めた時点でしかブラネを知らない我々よりも、きっと真実。
髪の長い女の子がすきなのは本当なのに断髪式とかもっとすき。製作者側の意図もあるのだろうけれど、髪を切って晴れやかなガーネットの顔は、それまでの長髪のガーネットの表情が心做し暗いようにさえ思えて、以前に対比を及ぼすくらいに素敵。

ところで9は恋する女性が多いように思えます。それまでのFFにそんなに恋愛要素がなかったからそう思えるのかな。因みに8は未見なので悪しからず。
エーコが噛ませ犬満開なのは詮無いとして、フライヤ姉さんどうなるんだろう。フラットレイさんが今後一切絡んで来ないのか非常に気になります。尤も彼が気になる一番の理由はブラットレイと度々間違えてしまうからなんですが。ちきしょう鋼め!


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