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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年04月07日(月)
埋まる事の無い溝に水を流し。


なんだかぶつくさぼやいてしまいましたが、学園ライフに夢見る少女は一旦打ち止めにしようかと思います。
いやだってもううざったい事この上無いからね!! 勿体無いのは、そんな事について悶々考え込んでいると素敵な夢が見られた点でしょうか。
この間も繋がり無くぶつぶつ途切れまくりでしたがなんか面白いネタが上映されていたので。尤もそこは夢、漠然とし過ぎていて文章に纏めるのも一苦労ですが。
で、締め括りと致しまして思い出した事をば。
風景が別の校舎に繋がる外階段を掃除している時、といやに鮮明なのが妙に気に掛かりますが、そこで自分は昼食について述べていました。
班を組んで掃除をしている最中、何故君はいつもお昼がおにぎりなのか? そんな事を聞かれたので。
理由といったら単純明快、作るのが簡単な上それなりに味も保て量も食べられるから。
更に具体的に言えば、栄養バランスも彩りさえどうでもよかった自分としては一から作るでも冷凍食品でもそしておにぎりのみでもなんら変わりは無く、だったら単品だけ作っている方が楽ですし、故に当たり外れは己の力量次第ですし、ただの御飯では残してしまうところも形を変えただけで食べられるという己のいまいち判らない天邪鬼精神とこう、合致したんですね。単純におにぎりスキーなだけなんじゃないかそれ。
しかしそれらをいちいち説明する気がなんとなく削がれていたのでひたすらに面倒だから、そう答えて。
毎日じゃ飽きない? 他のもの食べたくならない? 追窮の手を全て、答えるのすら面倒そうに面倒だからで終えようとする自分に対して、それまで関わって来なかった男子が一言。
これがなんだったか思い出せない。
うおおぉぉい! そこ重要だろ!!
ま、なんにしても文句だか反論だか、多分恐らくきっと大体(どんどんあやふやになってますよ)、面倒ってなんだよ、それでも毎日あるんだろ、的な。
これがその当時も暫く経った今も全く以て訳が判らなかったのですが、ふと閃いた。
このおにぎりはいやいや言いながら自分で作っていたものだけれど、若しかしたら少年は、誰かに作って貰っていると考えたのかもしれないと。
いや、寧ろそれが普通の事だ。だとしたら頷ける。単調だろうと作って貰っておいて面倒で切り捨てるなんて恩知らず、そういう意味だったんじゃなかろうか。そして問い掛けて来た少女も、そんな皮肉や哀れみの意味で、ともすれば反旗を翻せと、そう告げたかったのかも知れない。
果たして自分は自炊以外の方法なんて考えつかなかったものですから数年経った今更そんな見解を得てみたのですが、どうでしょう。的外れかな。
因みに今ではおにぎりすら作るの億劫です。物臭極め過ぎじゃないか。


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