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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年03月24日(月)
今更古びたものに縋る気もせずに。


「氷室火さんに又負担掛けちゃうけど……」
なんてフレーズから出出し、今日も又、これでも結構色々自分が希望するシフトの倍近く増やしているんですが更にこの上労働延長を頼まれまして。
なんとお断りする事が出来ました。すげぇおれ! どんだけ次元低いんだ。ある意味凄いスケール。
具体的に語ると、当日延長ではなく既に休みを返上して出ている曜日の時間をもっと早めてくれ、と。又一つ別のところでシフトの変動があったからなのですが、それにしたってそんなに頼み易いだろうか。だろうな、殆ど断れないですからw
イラッとまでは来ませんでしたが考える間も無く即決で却下を打ち出した自分に、嗚呼そうとあっさり引き下がるオーナーの声のトーンが下がるのは、ここで自分に断られたらお鉢がもうオーナーに回るしかないからなんですが、だからテンション下がっても仕方が無いと思うんですが、なんせ激務で体を壊した経験二度の方ですから無理は出来ないと自覚もしているでしょうし。
それにしても怒るというか、不機嫌に見えてしまって、結局妥協案として提案されたよりは遅くなりますが繰り上げましょうかと言ってみた言葉も今度はあっちに却下されて、いやでも悪くないおれは悪くない筈だ。
確かに働いている時間は総じて短い時間ですよ。トータルだって一般の半分程度でしょうし、もっと過酷な労働条件がある中優遇されている方だと思います。しかし本人が感じる負担や苦痛を他人と比べるなんてそもそもナンセンスだ。というのは甘えでしかないんでしょうか。
不摂生の年月が腰痛を深めていくのだとしてもバイトを始める前は整骨院に通いもしなかったし、でも湿布を張りながらだったり熱を出しながらだったりでも出てくるのは、ある意味当然だと思っています。要するにどうにもならない程では無いと自覚出来るなら、無理するのはどうかと思うけれど、休んで迷惑掛けるより、なんといっても自分が苦しくならない。
子供もいないですし掛け持ちもしていないですし学校に通ってもいないですし先に触れた通り休憩が必要な程の長時間をやりもしないけれど、代打や延長を頼まれ引き受けるのは余程困っているか他に代わって貰えないんだろうという、慈悲だと自分が気に食わないので、同情に他なりません。喜んで代わっている訳ではなく、用事だってある。
頼まれる殆どがじゃあその代わりに今度自分のシフト代わって下さいと交換条件持ち出せないものばっかりで、オーナー発だと一回こっきりの単発でなく新しく誰かが入るまでほぼ持続する型で、それでもやっぱり誰もいなくて老体のオーナーを鞭打たせるのは難儀だと、哀れんで引き受ける訳です。不穏な言い方しか出来ない奴だな。

嗚呼、又不満ゲージが上がってしまった。予定金額を貯めるまで本当にやめずにいられるだろうかと、感じる程に。
でも人間って勝手だ。やめると決めた時は、職場に大した不満なんて無くて理由の殆どがかなり一身上の都合だったのに、気持ちがそう傾いた途端荒ばかり見えてくる。探しているのか、感じ方が変わってしまうのか。
薄情なもんだよ。
甘えを継続すれば、学校すらまともに行っていなかった人間が週五きっちり出ている事に自ら驚きを隠せないのですがね。理由の一端には体力が続かないというのもあったんだよな。そして今も昔とは状況が違えど、用事がある限り変わらない。
心労なんてもの無いけれど、働いている訳では無いけれど、個人には個人の事情ってもんがあるのさ。須く。そうだろう?


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