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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年03月18日(火)
連れていって、欲しかったのは。


片桐はいり主演のベビースターのCMが秀逸過ぎて惚れる。不覚にも笑ってしまった。
ただ好感度としてはポイントを入れてはいけないのだろうなと最低限の道徳心。そんなところで使い切るなよ。

新刊が手に入った序でに一巻から読み直してみたニコイチなんですが、面白! 再びはまってしまう。
こっそり続きが気になる本棚に納めるくらいですから、えぇ説明不足で申し訳ありませんが幾つかある棚の内玄関にどどんとある書棚は特に楽しみにしている系列で、そこに鎮座ましましております。
作中意外とリアリティというか盲点というか真実味を突いてくるのですが、その割に出逢い方とか結構、いや本当昨日も言いましたが決して運命付けられた出逢い方じゃなければいけないなんてそんな事は無いんですが、下心丸出しの真琴の様子が哀れっぷりが、仕方が無い。
ようやく一つのクライマックスを迎えた四巻の冒頭には思わずぐっと来てしまいましたが、更に深めるよう、それこそ女神のような(不安定ですが笑)順応度の理由、根底が覗けて、っけ聖母様だねーだなどと意地の悪い自分の精神が首を擡げそうなのを打ち倒してやって欲しいです。
そうそう、期待といえばユーベルブラッドがそろそろ新刊出るそうで。っはー、早く読みたい。
更に読み返しシリーズ、四巻で如何にも打ち切りで終わってしまった怪奇漫画『光』の凛野さんの、同じ名前の二人を主軸に据えたパラレル展開のオムニバス、とでも言えばいいのでしょうか監禁とかそんなのテーマにした愛憎劇なんですが、その毒々しさにしてやられる。やばいな、この人の病んだ世界観本当すきだ。
あーもーなんで本当『光』はあんな形で終わったんかな! 納得出来ないな!!


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