戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
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2008年03月14日(金) ■ |
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知らなかったって、見てなかったって、事。 |
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短かろうがなんだろうが矢張り、常より一日、完全に自由になる日つまり休日が無くなるとこたえるものですね。日曜出勤とかさせられる全国の勤め人を労いたいくらいの、なんだかグローバルに疲弊している心ってのはなんかもういっそ厄介ですね。うざったいよ。 特に泊り掛けの予定とかを立てていた日には全てが狂ってしまう訳ですが、幸いその日はそうした予定も無く問題はありませんでしたが。 ところが再び、今度は体調不良という事で当日延長を頼まれて、既に先約があった自分はさぁ大変。 そりゃもう見るからに死んでる体を見ていると断れない性質も相俟ってうっかりお引き受けした訳ですが、これがもう頼まれた時間いっぱいやっていると絶対に待ち合わせオーバーするよね。っていう。 確かに遅刻魔ですが延びてしまった上がる予定時間には既に身支度整えて家を出ている腹積もりだったので彼是やりくりがめんどっちかったです。 がまぁ、矢張りお引き受けしたのだから制限時間までお手伝いしましたが、一つ引っ掛かるのがそれをお願いされた時の文言。 要約すると今日代わって貰った分は来週木曜代わる事でチャラね、という事なんですが。
うーん。
確かに、確かにこれまで様々代打を引き受けた上での不満点と言ったら、うじうじした判断力の無さに自己嫌悪もそうなんですが、それ以上に等価で無かった事です。 代打内容が早朝の時間ではなく所謂午前中、延長でも休日でも時間帯は大体がそこで、そしてお願いされるのは殆ど子持ちの主婦層の方。 勿論その方々にしてみれば先ず自身の生活がある訳で、子供の世話なり朝食なりを考えると何時起きになるのやら途方も無く、早朝なんて考えられません。自分は例え寝ていたって洗顔して着替えて直ぐ出られますから。 それらを重々承知の上でも、引き受けた分のお給料はちゃんと自分の元に舞い込むのだとしても、代わりに自分がじゃあいざ代わって欲しい時に当たり前の体で断られてしまうのは確かに、不服と言うか、だから同等じゃなくて、少し釈然としなかったんです。 それを考えたらこの提案の何がまずいのかって、その方にとって都合がいいのであろう提示された木曜に別に休みたいと思っていない。のがね。だったら予定の一つでも立てればいいんでしょうが。 その代わって貰える日の選択権が無いのがしっくり来なくて、別にお返しに代わってくれなくてもいいですとお断りしたらじゃあいつか代わりたい時があったら言ってね、一週間前くらいに教えてくれれば対応出来るから、なーんてフォローもお優しいんですが。 それじゃ体調不良で当日代わって貰うつまり今の自分と逆のパターンは極力御遠慮願いたいと言っているんだ、そう受け取るのはだいぶ捻くれているんでしょうか。 かと言って今後も恐らく、これまで丸三年近く行事で休みたい事なんて無かったのですから、無いでしょう。先ずその日その時間に出勤する事を前提として考えているので休んでまでどうこうしたいとは改めて思えない。 という事は結局、社交辞令でも代わってくれると言って貰ったチケットは使えないままで、同じ時間帯だろうが違う時間帯だろうが等価にならないんだ。 いや勿論自分にも非はあります。素直に了解しておけば良かったんだし、今からそういう予定を立てればいい。 嗚呼だけど、だってなんか、腑に落ちないんだ。強制的に代わる日を決められるのも休む為に予定を立てるのもそうしてむざむざ利点を捨てるのも、後せせこましい心で恐縮ですが、自分は当日交代を引き受けたのにその反対が限り無く望み薄であるというのが。 ……ま、世渡り下手って、それだけなんでしょうけどね。
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