
戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
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| 2007年09月04日(火) ■ |
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| トランジスタを捨てた。 |
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西遊記で盛り上がるなら別局でも透明人間再放送しようよ。主役に加えて確か深津さんが出てた気がするからいい宣伝になるよ(うろ覚え)。 ちなみに我が愛する銀狼が再放送されないのはどうやらその猟奇的シーンに端を発するようでビデオ化はされているらしいけどDVDではないんだそうな。 更には金田一、透明人間と同じ世界観の中にあるんだと。勿論出典はウィキペディアです。そうさまた虜になっていたんだよ! 窓を十以上も開けておれはバカか! でもやめられない止まらない。
そういう訳で行ってきました西遊記。しかしその帰り道の電車であった人身事故のが印象に強いのでそっちの話をば。だってさー、最後の方髪の毛おかしいし叫ぶポイントといったらうっちゃんと深津さんて相変わらず趣味丸出しですしこの間満席だったのがなんなの? ってなくらい、自分達入れて四人強(正確に把握は出来なかったんだな)の観客でしたし、矢張り世の中は流行り廃りかな。
自分のように捻くれている奴程いざという事態に狼狽して醜態を曝すもんですが、面白い程に平時と変わりない様子からして相当性根が腐っているようです。そんな事故最中の話になるのでそういうのがおいやな方は今日は飛ばして明日へ行こう! どうせ週に纏めて更新日記(サイテー)。
そも降車駅の出口に近いよう最後尾に乗っていた自分達の元へは大した衝撃も無く、停止したとても精々信号の都合かなと思いきや暗いトーンで車掌さんが事故を起こしましたと報告。 暫くは誰しもが、驚嘆に息を呑み現実に沈黙を落とし込んでいましたが事故現場の先頭へ車掌さんが駆け回ったり僅かにだけ動く電車、更には電源落としたり見えないところで確かに動いている事態に段々、徐々に、少しずつ、不安と共に苛立ちを見せて来る訳です。 隣の女子学生ズはきゃいきゃい楽しそうに事を見守っていましたが、愉快に語っていないだけで自分も大差ないので若いかどうかという差なんでしょうかこの辺。
彼是詳細を話し出す車掌さんに、と言っても復旧の目処が立たないとかそういう意味で、いい大人が寄ってたかっていつ終わるんだすぐに帰れるのか歩いて駅まで行ったとてもその後の交通手段はどうなんだとか根掘り葉掘り言及する訳です。 馬鹿じゃんおいちゃんそんな具体的な事が決まってたら言うに決まってるやん言わないってのは内容が無いから言えないだけなのにどうして汲み取ってやれないんでしょうね。 自らの同乗する電車が事故を起こしたとあって車掌さんだって困り果て動揺しているでしょうに気遣いも出来ない大人ったらいやだわぁ。あーいうのを、なりたくない存在というのだ。成長する事に嫌気が差すそのもの。
但しレスキュー隊だか京急の人かトイレに行く人だけはどうぞ降りて下さいというのもデリカシーに欠けるとは思う。限定するという事は誘導措置がままなっていないという事だし駅からどの程度離れているかも判らないのに夜道歩きたくないし(尤もかなり駅近かったですが)その為には事故った先頭車両から出ろだの矢張りあちらも大童なせいか配慮は足りない。 更にはそれでも予測としてどれくらい掛かりそうかと聞かれたらばレールに挟まっていて取り除くのが困難で……とまぁ聞いてない聞いてない。そんな具体的な話。 極力生々しいところは省こうかと思いつつ(創作じゃないし)(日記という意味でも実際起こった事態という意味でも)自分が平気なので何処までがオッケイやら判りません。取り敢えず何が挟まっていたのかは除いておきましょう。
そうして一時間くらい経つといよいよ貧乏揺すり顕に親仁達が無実の車掌さんを(取り敢えず車掌は無実だろう)とっ捕まえては文句しか言えない始末。或いは先と同等の質問。だからさぁ、そんな事で煩わせている時間こそが無駄だとは思わんのかね。 何故嗚呼も、逸るのだろう。早く帰りたい? 怖いから? 気味が悪いから? 疲れたから? 単純に用事があるとかやも。なんにせよ、くだらなく、卑屈で、小心で、愚かで、詮無い、醜い、ひ弱な、そういうイメージしか懐けない、大の大人主に男の苛立ちに触発された訳では無いでしょうがやがて全員に降車許可が下りました。 そうするとまた我先に、誰しもが先の車両へ飲み込まれていく。まだ最後尾の車両の連結部で詰まっている段階から立ち上がっていく奴もいる。 あのさぁ、いっちゃん後ろなんだからさぁ。そろそろ判ろうよ早く立ち上がろうが何しようが人を押し退けてでもいかない限り大して時間は変わらないし掻き分けられる程の隙間も無い人並みなんだから、電源入って再び空調が効いて来た車内でゆっくり待ってれば良いじゃない。 怖がりの母君様に連れられてちょぼちょぼ人並みからちょっと後ろの空席に座りつつ進んでいてよりそう思いましたね。彼女の為に口数大目に喋ってあげるぐらいが出来る優しさの限度ってやつです。いやまじこの時の自分の優しさったらない。バファリ○顔負け!(言えば言う程嘘臭いよ)
しかし本当の苦しみは、先頭車両からでかい石が敷き詰められた線路に粗末な梯子で殆ど飛び降りるに近い状態で降りる事ではなく近いと言っても暗い夜道駅に向かう事でもなくその後の交通事情にありました。 ここまで来て、急ぎ足の大人達の意味も少しは飲み込めますが、交通手段がモチのロン電車潰れているので普段は通らない路線を代行バスが走ります。が、そもそも道は込んでるわ代行頼まれたバス会社だって慌てているでしょうしタクシーなんて以ての外。パンクする前にさっさと離れたかった訳です。…けっ! 只今反発心の塊です。だってやっぱりくだらないでしょや。そういう奴に限って事故に遭った人をはた迷惑だの文句言ったり自分の武勇伝をでっちあげたりするんだ(偏見)。
そいでねぇ、またこの代行バスが酷かった。自分達の本来下りる場所だった駅行きのを聞いてバス停で待っていても、まるで来ない。どころか、先頭から進まない。何故ってバス自体が来ないから。 すぐには来れないでしょやと気遣ってみても満車の代行バスが何故か後ろから通っていく。はて路線の都合かしら、なんて考えたのも束の間あんまりそればかり続いて怪しいったらない。
答えとしては指導者が間違えていて後ろからお客を代行バスに乗せていたなんて嗚呼駄目だこれはどうしても弁解の余地が無い。やんややんや割れるような怒号が浴びせられる事でしょう。 結局それ程待たずに電車が復帰したのでそれに乗って帰りましたが、同じように最後尾に乗ると何だかな、見たような顔ぶれが揃っています。がなり立てていただけの親仁や肩を震わせる中学生と思しき女子(先述の女学生とはまた違う)、まぁよくよく考えなくともそりゃそうなんですが。 騒動のオチとして、なんとか降車駅に辿り着いた自分達が改札口から出ると、一人の男性が人のいない乗務員室? っていうのか? 売店に併設された事務所を覗き込んでそわそわしています。切符売り場の向こうからぱんぴー男性が問い掛けると妙な時に入ってしまった為電車は来ないし払い戻しか何かして貰うにしてもその駅員がいないし此方も大童です。 聞き手の小父さんのいいよ出てっきちまえの声に誘われおどおど男性は出て行きましたが。多分これはケチを付けられる事無いでしょう。
なんと言って良いのやら、不測の事態(いや一応事故は想定として勉強ぐらいしているでしょうが)の対応に追われる駅員よりもお客の態度の悪さに腹が立った一日でした。 あんたばかぁ? を送ってやりたい程に。
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