原初

羅列 回帰



―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2007年08月31日(金)
足りないものあるなら埋めにゆこうよ。


デスノのディレクターズカットを仲良く親子二人で見ました。元々ジャンプに載っていた時からたまにしか見ない父君様がえーらい気にしていたので、省かれたところを説明してみたり挙句自分自身判らなくなってきたところは後で原作読み返していたら横からひったくられて熟読されましたがまぁ、いい思い出です。

L、Lかわいいなぁ。地裏のエルじゃないですよ。>私信。
悪徳顔の板に付いた月もすきですが、やっぱりこう、なんだろう、皮肉ったり遊んだりする可愛がり方じゃなくただすきだって思えるのは、Lの方でしょうか。やっぱ、二人のやり取り含めてというのはありますが。
ので、原作に無い雨の中語らうシーンとか、ちょっとときめいた。あれは、あの言葉は、それなりにでも夜神月の心を貫いたのだろうか。
Lが目を閉じた時の、月の勝ち誇った顔が無かったのは多少残念でした。あそこあらばこそ、矢張り私は間違っていなかったと最後にして勝利を掴め、てはいないか。寧ろより強い敗北ですが、Lの答え合わせが出来るのに。
それで、ここまでの流れをばっと見て、やっぱり、なんていうか、ニアメロ編て正直いらなかったよな、なんて。思ってしまう。ファンの方ごめんなさい。
実際、いたちごっこをしなければならない二代目Lは無能に近くなるし、張り合いがなくなって月も堕ちたように思えるし、そもそも頭良かったのか頭良くない自分でははっきりと理解出来ませんが上手という意味ではいつもLのが強かった気がするけれども、そのLに足りない筈の(=ニアメロ二人合わせてLを越えられるの意)ニアにさえいいように遊ばれている気がして、ねぇ。なんだか。
結局最期をリュークが持っていくなら創世は興味ないなんつって終える事も可能だったと思うんです。でもそれじゃ死神の一人勝ちで、人間としては犯罪者の方が勝ちで、それを追う正義が負けっ放しじゃいかんというのは仕方の無い事だと思うんですが。
正義の使者の手により追い詰められ、死神にも見放される、それは、それでもいいんですが、やっぱりなぁ。あの条はあんまり月がイタ過ぎて中々読み返せません。逆にLのラストは何度でも見たくなったり。
でも多分当初の予定通りただの美形だったらそこまで熱烈に思いを懐かなかったかもと思うと小畑強し。


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