
戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
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| 2006年11月05日(日) ■ |
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| 小茄子の浅漬けにはご用心☆ |
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前代未聞の弱小っぷりを垣間見た瞬間。勿論損な大それた事では御座いませんが。 いつもの通りお土産を調達する際、自分は絶対に口にしないし 況して金を出して買う人の気が知れない食物的な苦手、 小茄子の浅漬けを発見。しかし珍しさから、誰か食うかなといそいそお土産袋に詰め込む。 そしてその予想通りの反応で、父君様はなんだかいつもの三倍輝いていました。赤みは何処にもなし。 結構彼は古来からの純和食とか、和風家庭料理と言いますか、 育った環境の違いとこれも言えましょう、子の心知らずで好きなのですが 一つ頬張る度に本当にいらないの? と若干甘えた声で問いかけられても 食わねぇもんは食わねぇよおれはきらいなんだっつってんだろ、 なんつってちょっとした反抗期を演じつつ徹底抗戦の構えで拒否り続け、 ついにラス一、十分の間で一袋完食ってのも中々のハイペースで 名残惜しそうに齧る。念入りに齧る。味わうように齧る。ごっくん。 忽ち響いた叫び声はノイズ宜しく少し泣き声にも似ていて、 一体何事かとパソコンの前から頑として動かなかった重たい身を起こし 人の不幸は蜜の味、を観賞しようと赴いたリビングでは、 何故だかお姫様の様に膝を崩して床にへたり込む父君様。 おいおいどうしたそこのヒロイン、何某かを乗せ差し伸べられた手には、 明らかに神経から既に壊死していると思われる銀歯がころり。 まさか生き残りの乳歯の線を考えるよりは林檎齧っても取れる永久歯にしか見えないが。 いやだからと言って茄子の浅漬けで取れるものだろうか。四十過ぎにして久方ぶり、 といっても年内に一度あった気もする、歯抜けに父君様はまさに泣き出しそうな瞳で、 茄子のせいだ! お前が食わないから! お茄子様の祟りだ! 言っておきますが一言一句間違ってません。い、いやだ、こんな乙女パパいやだ! 乙女か? ある時はア○ンアルファで荒療治というか応急処置を施していた彼は、 その日のテンションによるのだろうかもう本当にどうにかしてくれ此処の少女親父(何語)。 本当に歯の下から内側に向けて濃くなる黒ずみ、時期というか寿命というか銀歯の裏側を垣間見て こえー! おれこえー! 真面目にもっとちゃんと歯磨かなきゃ末路はこれだ! 自己管理の徹底したいと思いつつ、いい機会だからいい加減歯医者に行くといいと。 行くべきだ、行っとけさっさと、そうさ今こそ! まさか歯医者が怖いとかいう性格でもお年頃でも無いとは思いますが、 折角行く理由が山積って二つですがある事ですし、なんかもういいから早よぅ行けや。 段々投げやりになりつつ、今日も今日とて彼は歯医者に行かぬ人。 まぁ別にね、行ったからといってどうなる訳でも無いし行かなかったからといって 自分はどうにもならないしというかどうにもならなければそれでいいかと。THE淡白! いっそ関白してやりたいとふつふつ思いを滾らせるサドっ子の最近の楽しみは、 歯が抜けるという魔の呪文を唱える事です☆ 超爽やかに言い切ってみました。
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