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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
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2004年04月26日(月)
幼い自分にカンパイ☆

 ゲルサドラにしてごめんなさい(いきなりなんだ)。
 いや、一言言っておいた方がいいかなーと…(笑)。



 幼い頃と言うのは、比較的何を考えているのかよく覚えていないものです。
 私は多分、結構覚えている方だとは思いますし、大体理解出来るのですが。
 でもやっぱり意味不明な言葉が多かったなぁ、なんて思ったりします。
 実家に帰って、何故か見つけた小さい頃のグッズ群集。
 おもちゃとかはあまりなかったですが……あっても兄のお下がりとか、後は親戚の方々が勝手にくれたものとか。
 昔から人の前ではそれはもうとてもとても素晴らしい御子でした(自分で言うな)が、貰って可愛らしく微笑んでいても内心

 これ売り飛ばしたら幾らくらいかなぁ…

 なんて思っている、至極腹黒な感じでした。ひでぇ奴だ(笑)。
 その当時の考えをもっと直球に窺う事の出来る、日記ではないのですが、なんか色々書き留めたノート軍団も見つけました。
 今の私で言えばネタ帳のような物ですが…………書いてある内容は、口に出すのは勇気がいります。
 私は私ですから、その時の自分を多少なりとも理解は出来ますし、だからこそこんな言葉を書いたのだと、納得出来ます。
 ですがまぁ、傍から見たら…きしょいっつうかあんた誰って言うか、まぁ、そんな感じです。
 180度違うどころの話じゃないわ(苦笑)。
 可愛らしい事を体面上は言っていても、私以外知る事の出来ない、触れる事の出来ない空間においては、あまりにえげつなくその醜さに目を覆いたくなるというか何と言うか……
 しかし、そんな物々の転がる中、あまりに素敵な字を見て笑みを零しました。曰く、

 ”将来の夢”

 卒業文集等には有体の垣間見えない事ばかり嘯いていましたが、このノートにそんな可愛らしい文字があるなんて…と、幼い自分にちょっと期待。
 さてさて一体何が書いてあるのかと思い目を走らせれば……

 ”死神か、もしくは海の底の底で眠る白骨死体になりたい”

 ……………………………うーわー。
 本気で泣きたくなりました……なんやねん自分、もっと可愛い事とか、笑える事とか書いとけよ。これじゃ失笑か渇いた笑いしか出来ねぇよ。
 ちなみに、推定幼稚園に上がるか上がらないかの頃の琉華ちゃん? 白骨死体は男性か動物がいいと書き添えてありましたが、その前に一度生まれ変わらなければなりませんよ?
 これでも一応は、生物学上女の子デスカラー。





 ……あかんねん、もっと前向きに生きてヨ!!




 自分をこんなに労わってあげたいと思ったのは初めてでした……(ほろり)


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