記憶の記録。
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今日、病院から家に帰る時、綺麗に着飾った子供連れに何組もすれ違った。 入学式なんだ、と気がついた。 家の100メートルほどの近くに小学校がある。 案の定、たくさんの児童とその親が嬉しそうに、楽しそうに正門前で写真を撮っていた。 最初は「微笑ましいなあ」と思っていたけれど、どんどん気持ちが落ち込んできた。
なぜ私たちは、いや、『私』はあんなに苦しい学校生活しか送れなかったのか。
何年たっても、きっとこの苦い思いからは抜け出せることはないのだろう。 それとも、いつかは救われる日がくるのだろうか。 わからない。
あかり
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