記憶の記録。
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2003年12月03日(水)

昨夜、追加眠剤を飲んでからふと「今すぐ料理が出来るようにならなければいけない」という強迫観念に襲われた。深夜一時半にごそごそ起き出し、冷蔵庫を漁り、キャベツをスライサーにかけて大量の千切りを作り始めた。
それが失敗だったのだ。
もうすでに眠剤が効きはじめていたんだと思うのだけれど、中指の先を思いっきり削ってしまった。
それはそれはすごい出血で、後悔したけれど遅かった。
最初はSに手当てを頼もうと思ったのだけれど、ちょうど眠りかけていたところらしかったのでそのまま寝てもらい、既に寝ていた妹を起して手当てしてもらった。本当に申し訳ない。
止血にたっぷり50分はかかったのだけど、途中で眠剤が効いてきて「お姉、起きろー!」と怒られながら指を上にあげていた。
こうして日記に書くときには冷静に「アホな行動だな…」と自分に突っ込めるのだが、その時にはもうすぐにでも料理をしないと許されないような焦りと恐怖だった。
でも、眠剤を飲んだ後には料理なんかしてはいけない。
Sにも散々諭されたことだし、本当に気をつけようと思う。
急がなければならないことなどないのだから。


とは言いつつ、ひどく落ち着かない。
「何もしなくていい」毎日に例えようのない焦燥感と罪悪感を覚えている『私』がいる。
その焦りが、過食の再開を呼んでいるのだろうか。
じゃあ何かしたらいいのに、とも思うが、何か一つを集中して行うには解離や交代が頻繁で辛い。
次の診察までがひどく長く感じるようになってきた。
何とかして全体のリズムを作りたいと思う。


先日、「この日記に題名をつけなくてもいいことに気付いた」と書いたんだけど、実はその前から既に題名をつけていない日があったことに気付いた。気付いた訳じゃなく、忘れていただけだったんだ。
笑えたけど悲しかった。



あかり