“酩酊者は迷走する”...datenshi

 

 

いつか、きっと。 - 2001年12月16日(日)

時にはシアリアスに、そしてコケティッシュに。

気がついたらもうイイ年こいてる。
時間の流れってやつは、どうにも否定できないもので、
否が応でも、こんだけ、生きてしまっている。

「いつか、きっと。」
ずーっとずーっとそう言って、そんで、まだ言い続けてる。
「いつか、きっと。」
言ってるだけだから、いつまでたっても
「いつか、きっと。」

どっかで何かが停止したまま、時間だけが過ぎてしまった。
大雑把で不精な自分が、HPなんか作っちゃったのも、
そういう「停止してしまったままの」何かを探してみたかった
のかもしれない。
自分の引越し遍歴とか、あるいは、拭い去れない過去とか、
セキララな日記を、敢えて、「誰が見るか分からない」ところ
に持っていけば、客観的に見れば、もしかしたら探し物は
見つかるんじゃないか、って。


何かを書いてみたくなる瞬間、っていうのは、自己表現で
ある場合が殆どであるだろう。自分にも、勿論そういう瞬間
というものがあって、それは、時にはコトバのもつ「記号論的な」
勢いに任せてしまってる部分もあるけれども、結局は、ある
一言を書いてしまった時点で「何か」を表してしまっている。

一方、「自分の姿を鏡に映すように」何かを書いてみたくなる
ということも、時にはあるものだ。
そして、今の自分にとってはこっちの方が圧倒的に多い。
何かを文章なりコトバにしてみて、まるで三面鏡の自分に正対
していない側を見ているかのように、文章なりコトバで自分を
見つめてみる。

ただ、今の自分にはまだそれが「何」なのかはよく見えていない。
きっと、三面鏡が曇っているんだろう。

そうして、相変わらず口ずさんでみる。

「いつか、きっと。」



...




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