アルの日記
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2001年11月30日(金) |
背中の哀愁と奥ゆかしさ |
今日はなんかな〜んもやる気せんので1日中読書していた。 最近は起きた瞬間から疲れていたりする。 う〜ん・・・毎晩酒飲み過ぎてるからかなぁ〜・・・。 いや、飲みすぎてるってほど飲んでいるわけではないと思うんだけど・・・。 休肝日を作らなきゃと思うんだけど最近はもう1日の終わりに酒を飲むことが唯一の楽しみになってしまっていたりするのでなかなか難しい、涙。 酒が恋人状態・・・・・悲しすぎる、笑。 まあいいさっ、独りでとはいえ楽しく飲んでるし・・・って開き直るのもなぜか虚しさがこみ上げてくるような感じがする、涙。 きっと今、俺の背中からはかなりの哀愁が出ていると思う、笑。
さっきNHK教育テレビで十二時から放映されている英語ビジネスワールドを見ていたらアルバート・エリスのインタビューをやっていた。 アルバート・エリスは論理療法という心理療法を提唱してきた人で、現在88歳、70年もの間心理療法を続けてきて未だに現役だということを知ってびっくりして食い入るように見てしまった。 昔、國分康孝という人の著書で論理療法を知ってかなり自分に合いそうだったのでこのアルバート・エリスとハーパーという人の共著、「論理療法」の日本語翻訳版(國分康孝とその奥さんが訳している)を4、5千円の大金(←当時の自分としてはかなりの大金だった、笑。っていうか今でもか・・・涙。)を払って買ってきたことがあった。 この國分康孝というカウンセラー自身の著書はどれも素晴らしくてかなりお世話になったのであるが・・・・・その本の翻訳は災厄だった、涙。 それゆえ途中で読むのをやめてしまったのだった。
何ていうんだろう・・・原書を見たことはないのだが、英語で多用される大げさな美辞麗句をそのまま訳してしまっているので読んでいて疲れてしまうのだ。 あまりよく覚えていないのだが例えば、「この素晴らしい論理療法を持ってすればあなたの人生は夢のようなものに生まれ変わことは間違いないでしょう。さあ、一刻も早くこの論理療法を始めて幸福をつかみとりましょう!」っていうようなノリで延々と訳してしまっているので何だかうさん臭さを感じてしまったのだった。 英語だと例えばFantastic!とかMarvelous!とかいったような大げさな表現を普通に連発したりするけどやっぱり日本語に訳す時は日本人らしく奥ゆかしい表現にしないといかんのだなぁ〜って知って勉強にはなった。 が、金返せぇ〜、笑&涙。 う〜ん・・・せっかく素晴らしい内容なのにもったいないなぁ〜・・・。 でもこういうちょっとしたところから文化の違いみたいのが垣間見れるのが何だかすごい楽しく感じたりする。 う〜ん・・・翻訳ってやっぱりただ機械的に言葉を置き換えたり語の位置を変えたりするだけでは駄目で、その文化の中ではどう言うのが一番適当なのかっていうのを探す作業なんだなぁ〜って改めて思ったりした。
さあ寝よっと。
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