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2006年04月23日(日)  エンゲージリング



金曜の朝10時頃、相方から電話がありました。

こんな時間に珍しいと思って出ると、

ビックサイトへ直行だから遅い出勤だと言っていて

「昨日電話あったよ、できたって。指輪。」

と。

「え?もう?!」

うわー!うわー! わわわわー(前川清)

「俺 夜 銀座行くけど、飲みだからさー 明日取り行ってくるよ」

「う、うん」

超しどろもどろ。

予定では29日仕上がりだったのだけど

随分早く仕上がったのね☆

ってゆーか、わざわざ出勤前に電話くれたのが嬉しかった。(つか昨日電話すればよくね?)





翌日、ワタシは夕方仕事の打ち合わせが控えていたので

自宅待機を余儀なくされました。

その間、相方は銀座へ仕上がった指輪を取りに行ってくれてました。

いっしょに行きたかったけど、呼び出しの時間が決まってなかったので出歩けなかった。

相方は「(渡す)演出がなぁー」とかなんとかほざいて

「ゴンくん(うちの犬)に食べさせてさ、ウンチが光ってるー!!!みたいのは?」とか

バカバカしいことばかり言ってましたが照れ隠しなのでしょう。

かわいいヤツめ。





ワタシは6時前に打ち合わせを終えて家に戻り、

そのあと相方がやってきました。

あれほど「演出が」とか言っていたくせに、玄関先で

「はいッ」って店の袋を渡すのってどーなのさぁ?

「え?ここで開けるの?」とワタシ。だってあまりに味気ないじゃない。

それに今日、うち、父親しかいないしー

母親がいれば「指輪もらっちゃった☆」って話も弾むけど、

最初に見せる人がよりによって親父なのは

どうかと思うね。

「はめてよ?」と言って助手席に乗った。

相方が袋から小さな箱を取り出して、

パッカー☆と開けて

ワタシの荒れ放題の薬指にはめてくれました。

あぁなんか、幸せ。

ロマン輝くエステールじゃないけど、こんなダイヤのモンドな指輪なんてはめたことないもの。

いわゆる「ダイヤ立ってまーす!」ってやつじゃないので普段も使えるリングなのだけど

それでもダイヤだもの。モンドだもの。

てゆーかな?指輪自体もすごく気に入って選んだモノで嬉しいんだけど

やっぱりこれが「エンゲージリング」だということがなによりも愛しくて幸せなのよ。





・・・・まぁ、後は想像通りで。えっと、普通の人の想像とは大分違うと思います。

ワタシに指輪を渡した瞬間、

「夕飯いっしょに食う?」と親父に電話。

あぁ台無しだッ!!!

うちの相方はアタシよりも親が大好きなので

指輪も親に見せてやってくれと言っていたのは納得だったけど

渡した瞬間、「渡したからさ、今から見せに行くから!」的な電話をしやがったのには

完璧に引いた。

ってゆーか、指輪をくれたのも、「指輪を渡す息子の姿」を親父に見せたいからではないのか?!

(相方は超ファザコンで、親父も息子離れできてない)

婚約者であるワタシにそう疑われても仕方ないくらいのスピードで

親父に電話しやがったんだ。

結局、相方家は家で焼き肉だというので遠慮してというか、

「俺らの肉はねーの?」と

よっぽど家に行きたくてしかたないらしい質問を親父にしていたけれど

「おまえらは外で食うつもりだと思ってるから用意してねーよ」と突き返されたようだ。

あたりまえだ。

「しょーがねーな、外で食おう」と相方。

なにがしょーがないのよ?

アタシ今日アンタんちで夜ご飯食べるなんて聞いてないし!

てゆーかさぁ?エンゲージリングだよ?

こんな日くらい二人きりであまーい夜を過ごすべきじゃないか?????





こんな夜におまえに乗れないなんてー こんな夜に発射できないなんてー by清志郎





「ねぇ、親に見せるために買ったの?」

言っちゃったー!言っちゃった。

でも相方は鈍感なので「トモコにあげるためじゃん」とか言って

ぜんぜんこの『含み』をわかってないし。 

「今日見せに行かなきゃいけないの?」

「そんなことないよ、いつでもいい」

っておまえ即効見せに行く気満々だったくせに。

・・・・こんなもんですよ、しょせん。

ドラマのようにいきませんよ。

夜景に見えるレストランで「パッカーン」キラキラみたいなことには

あまりにほど遠いです。

だって、またご飯食べに行ったのは、赤提灯のワタシの行きつけの居酒屋で

唐揚げ定食。ここの唐揚げはうまいんだー!ってさぁ、泣けてくるねぇ〜。

前も重要な日の夜ご飯をここで食った気がします。そんなんだから記憶も曖昧だ。

大将のギャグに付き合いで笑ったりしてさ・・・

薬指が泣いてるよ。

身分不相応なことをするとこのありさまだ。

ダイヤなんてモンドなんてワタシには。

そりゃさ、大好きな唐揚げ定食を大好きな相方といっしょに食べて幸せだよ。

8時過ぎ、店を出ると、いつも行く先に迷う二人なのに

「うちでコーヒー飲むか?」

で、出たーッ!!!!

ほらね、やっぱりね、そんなことだと思ったよ。

てゆーかさぁ、ワタシの親よりも先に君んち親に見せるのぉ?

もちろん、好きな人たちだし、大事な息子さんから高価な指輪をいただいたわけですから

見せてあげたいとは思っていたけど

肝心な息子がさぁ、『ワタシに渡す喜び』<『親に報告する喜び』って感じだから

げんなりなのだ。

普通、息子ってもっとクールじゃないの?

そんなん見せびらかすなよ、みたいな風じゃないの?

なのにこの人ときたら・・・。

どうやらアタシに『自慢してほしい』ようです。

めんどくさいよーーーーー。

女子にはいろいろあるのだよ。

アタシの指輪は相方の親父とおふくろにこねくり回されて

「入らないわー何号?7号?!だめよー、もっと太らなきゃー」

とかお義母さんが無理矢理指にはめようとしたり、

「Y to Tって入ってるー」とか両親にキャッキャされて

ぬるーい温度になってわたしの指に戻ってきました。





これはこれで幸せなことだと・・・無理矢理思うことにしよう。

いつものように深っちゃんごっこ(昔のCMの)を繰り広げてご就寝。





現在、ワタシの薬指はこのエンゲージリングと、

ピンクゴールドのリング(ペアリングの)ががっちりはめられて

セレブフィンガーになってます。



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