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最近ワタシは文化的な暮らしをしている。今までのサッカー狂いの反動だと思う。
根が出不精だし文化系なので本来こっちの方がずぅっと性に合っているのだが
この寒い時期には珍しく文化的な外出が多くなり喜ばしいことである。
とは言っても暖かい日を選んで外へ出るといったかんじで、
今日みたいな穏やかな天気の日は文化活動に持ってこいというわけだ。
今日は小田島等展へ行ってみた。
なにを勘違いしたのかワタシは勝手に恵比寿か代官山だと思いこんで
そっち方面へ繰り出してしまったら、
なんと「経堂」のギャラリーでマジかよ！
と、さっそく地図の読めない女ぶりを発揮。
えー小田急ー真逆じゃんー。
経堂なんか降りたことないし、あそこらへんの駅ってどこも同じような雰囲気で
ギャラリーのありかなんかわかりっこない。
本屋でイラストレーション立ち読みして電話番号メモって聞いたけど、
とにかく「クリーニング屋」を目指して歩いてくれ、という指示で
なんとなく曖昧な街を想像できた。うわ、ぜったい辿りつけねぇ。
ただでさえ方向音痴なものだから非常に心配だったが、
電話の説明は一目瞭然でクリーニング屋さえわかれば着いたも同然だった。
「appel」というそのギャラリーは、今流行（古い？）のギャラリー兼カフェで、
経堂とか祖師谷とか豪徳寺とか梅ヶ丘的な立ち並んだ商店の間に構えていた。
だからよくあるオシャレっぽいカフェなんだけど、流行っているのか微妙だった。
1Fがカフェで2Fがギャラリーなのだけれどこじんまりした作りでかなり狭かった。
1Fがカフェということはドアを押すとそこはカフェなわけで、
必然的に「いらっしゃいませ」と言われ、お茶していかなきゃいけない気持ちになるのだが、
わたしはさっきお茶したばかりだしギャラリーしか見て行かないからね？
と強い意志でそそくさと2Fへ向かってしまった。
ちょっと感じ悪かったかも。
カフェでは1組のカップルがお茶していただけで誰もいなかった。
2Fのギャラリーへ上がる階段がまともな階段でないので、
ものすごく狭く急すぎてこわかった。いわばはしご。
上へ上がると記帳ノートがあって展覧会の案内とかDMとかが小さな机に置いてあり、
数点の絵とオブジェが壁に展示されていた。
なにしろ狭いので、作品ってこれだけぇ〜？と素直に思った。
なんだー、はるばるやって来たのに、とすら。
多分5、6点。5、6点だけどまぁ悪くないかというかんじ。
それは単にワタシが小田島さんのファンだからだと思うけれど。
そんなに入れ込んで好きというわけじゃないけど
抜けたカンジのイラストが好きだし漫画も好きだし、穴みたいな目が好きなんだと思う。
鈍い色もいいし。
けしてサニーデーのファンというわけではない。
アタシは曽我バー（曽我部ファン）ではない。
記帳していこうかと迷ったけど変な記帳しすぎて家に膨大なDMが届くのでやめておいた。
というか記帳している人がまだ少なくて、
これじゃあたし最初の10人以内だわ、と思ってやめた。
展覧会のDMが欲しかったのだけれど、どこにも置いてなくて
カフェへ下りて聞いてみたら全部終わってしまったと言われた。
気のいい店員さんはワタシがあまりにも欲しそうにしていたので
店の中をあちこち探して1枚くれた、ありがとう。
とても嬉しかったのでポストカード集を買うことにした、太っ腹。
まさか2000円以上だと思わなかったよ、ちょっとびっくりな出費。
ゆっくり堪能するというタイプの展示じゃなかったから、滞在時間は短かった。
誰もいなさすぎて所在ないかんじだったし。
いただいたDMを見てみたら「ロック曼陀羅悩み相談室IN経堂」という
さも怪しそうな曽我部と小田島さんとのイベントが企画されていて、
（彼らが「ロック曼陀羅」というユニットなんだけど）
予約しないと入れないやつなんだけど、
アタシはちょっと行きたくないや〜（笑）。
曽我部くんは嫌いじゃないけど悩み相談室とかやってしまうのかーと脱力なわけさ。
下北界隈の曽我部ギャルとかが押し掛けてくるのかなぁ。
わたしサニーデーは通ってこなかった、曽我部くんはチバと仲良かったけどね。
こういう小さなギャラリーへ行くのは久しぶりで
なんだか学生時代にトリップしたようで楽しかった。
こうしてまたひとつ触発されては忘れて、アタシはなにも成長しないんだけどね。
文化な旅はまだまだ続いて
経堂の駅へ戻る途中の古本屋へふらりと立ち寄るともうバリヤバ。
アタシこういうとこ入ってしまうと当分出て来られない。
ブルータスのバッグナンバーの充実ぶりは超穴場だよ。
少し長居してしまったが再び新宿へ戻って青山ブックセンターでだらだら立ち読みして
今このタイミングでなぜか「かようびのよる」という絵本を購入。
ずっと欲しかった絵本なんだけど、
わざわざ荷物の多い今日買わなくてもよかったのだけれど、
今日逃すと一生ないかも！って瞬間あるじゃない、
まさにそれだったから買ってしまった。
お話はね、
かようびのよるになると・・・かえるの大群が葉っぱに乗ってやってくる！
というもので、文字はぜんぜんないんだけど、絵がね！
そのかえるの飛んでくる絵のインパクトがすごくて大好きなのだ。
ついでに買いそびれた広告批評の2002年のコマーシャル特集と
今月号のしりあがり寿特集も買った。
今月号の広告批評の「今月のCM」の同ページに、
宮本のECCのCMと、ラーメンズのキックザカンクルーのCMが載っていて、
これまたびっくり。
なんだか縁あるふたりじゃないの。
いつもそのページ（今月のCM）開くとき、
ラーメンズのCM取り上げられていたらいいなーとか
宮本載ってないかなーとかアディダス載ってないかなーとか思って見るし、
だけどまさか同じページに載ってるなんてねぇ？
こりゃ保存もラクでありがたい。（ってか保存なんかしないけど。）
その足で丸ビルへ行ったら（自分でも今日の動き方はおかしいと思うが）、
1Fのイベントスペースに人だかりができていて、
ステージが用意されていてなにかのライブだった。
というのがクリスタル・ケイ。
おー！メジャー。さすが丸ビル。
ぜんぜんファンでもないワタシにとっては、びみょーだけど、
有名人だし、歌うまいし、モンドグロッソもプロデュースしたし、
ミーハーなので始まるまで時間を潰すことにした。
試着とかしている間に始まってしまって、途中ちょっとだけ見た。
よくわかんないけど、まんま。テレビで見るまんまだったよ。
バレンタインイベントだったから間に思い出とかを語りながら
それにふさわしい歌を歌っているようだが、アルバムの歌とかじゃ知らないし。
でもうまかった。最近みんな本格的にうまいよね。
じゃなかったらつんくファミリーだよね。
まだ高2だって！てゆーか年齢不詳系だ。
大陸大移動のような一日を追え、
この程度でこんなに疲れてしまった自分が情けないけどしょーがない。
もやしっこ再認識。
でもって今はまってるのが本！
ミーハーなので「沈まぬ太陽」を読書中なのだ。
いや、これANAの実話なんでしょう？
権力ってすごいよ、いつの時代も。
それにアタシは未だに香港しか行ったことないのに、
このお話の時代にアフリカに左遷されてるってゆーのがすごいと思う、
たとえ左遷であっても。
字が小さいので、まだアフリカ篇・上の半分しか読んでいない。
この歳にもなって字が小さいとか言うな？
でも活字の詰まってる感じが視覚的に疲れるのだよ。
映画化されると聞いたので、される前に全部読まないと
投げて映画を観て終わっちゃいそう。
グッドラックなど見ている場合でないぞ、諸君。
いつまで続くかわからない文化的生活。どこも高尚でない。
あぁ、アタシ文化してんじゃーん！
意味不明の自己満足にすぎないけど、それが充実。
オタっぽいな（笑）自分。引きこもり要素たっぷり（笑）。
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