二度目の大阪遠征。
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T |
こんにちわ。ラーメンズ第11回公演
「Tour cherry blossom front 345」大阪公演から一週間経ちました。
わたしたちは3月30日(土)7:00〜と
31日(日)2:00〜の2公演観てきたわけですが、
2度目の大阪遠征、いかがでしたか?
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子犬 |
うん、楽しかったね。
まずは、大阪という異文化がおもしろ楽しかったよね。
目的のラーメンズは、今回も最高だったね。
毎回毎回記録更新というか、やるたびにおもしろい。
雀〜今回に至るまで、間にいろいろあったけど、
出してくるものはいつも濃厚で嬉しい限りです。
「やりすぎ」っていう声も少なからずあったでしょー、
けど、それで1回が薄っぺらくなってるわけじゃないから私は大満足。
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T |
cbfはかなりよかったですね。
ライブの質が下がらないのが不思議なくらいだよ。
わたしとしてはこの前の超特別公演も気に入ってるんで。
ライブやりすぎてくれると嬉しいけど
なにが大変ってチケット戦争だよね。
もう振り回さないでくれと。
cbfはなんとか東京公演も行かれるので大阪が終わってしまった今は
ひたすら東京を待つのみ・・・のはずが
なんかまたやるらしーじゃん?
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子犬 |
ああ、teeveeのなにかね・・・。
なにが困るってうちにはFAXがないことだよ(笑)。
まあ、それは置いといて、本公演としては次はいつなんでしょうね。
私の予定に合わせてもらえれば、7月までやらないでほしい。
「君の席」があやしいんだけど、とりあえず、7月の上旬以降にしてください。
じゃあ、本題に入っていーい?
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T |
そうですね、7月までやるな、ということで。
今回のcbfも日本的でした。
最初に入り口で今回のポスターはどんなんだろう?ってわくわくして。
粋なのができてました。
てっきり横文字タイトルなので軽やかなかんじなのかしら?
と思っていたばかりにちょっと意表つかれたな。
きのう雀のポスターから
cbfのポスター(巻物風変形サイズ)にパネル入れ替えたんだけど、
けっこうしっくりいくのよインテリアとして。かなりステキですよ。
これ桜の枝を上から見てるんですね〜、
だから蛙がいちばん下の地面にいるんですよ。
なんか不思議な感覚の絵ですね。
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子犬 |
そうだね。日本的だね。
わざわざ英語で言わず「桜前線」で
よかったんじゃないかと思うくらいに。
あのう、実はずっと疑問だったんだけど
桜は「cherry blossom」だけど、
それに「front」をつけて「桜前線」になるの?
これって正しい英語なの?
・・・と思って辞書で調べたらちゃんと載ってた!!
すげーや、英語の勉強までしちゃった。
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T |
そーなんだ、まちがってるわけないやいや。
でも今回の公演強いて欠点を挙げるなら
この長すぎるタイトルだよ。
言うのもめんどくさいし、結局チェリーとか桜前線とか言うし、
書くのもさぁ、スペル簡単だけど一瞬ブロッサムのところとか不安になるし、
パソコンで入力するのに途中であんまり英字変換したくないんだよ、
はっきり言って。
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子犬 |
そうそう、ブロッサムのところ不安になる、なる。
blossumって書き間違えてたもん、最初。
すげーや、また英語の勉強しちゃった。
でも、Tさん、チェリーなんて言うの?スピッツか
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T |
言うさー。個人的にブロッサムって言いたくないの、
「ブロッサム」だよ?
なんかその響き好きじゃない・・・。
なんか「おばさん」みたいなの「音」が。
って伝わってる?
それに「345」は「さんよんご」なの?
「スリーフォーファイブ」なの?
なんか本人も両方言ってたじゃんか。
名前って大事よー?
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子犬 |
微妙にわかる。「ブロッサム」・・・。
「345」の読みは・・・英語風に言うときは英語読みで。
カタカナ読みで済ませるときは日本語読みなんじゃないの。
で、そろそろ本題に・・・。
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届けばいいんだよ・・・気持ちが
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T |
では。最初の「受信料の」について。
そうそう今回は開演前に音楽かかってなくて
開演の合図みたいなかんじで
音楽が鳴り始めて舞台が始まったんですよね。
最初のふたりの後ろ向きのポーズ、
何やってんだろう?って思わせるところ、
導入が上手。
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子犬 |
「雀」のときは、2人で奥から出てくるところから始まったので
今回は、照明ついた瞬間「あ、いる!」と思った。
服が黒になったね。
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T |
そうだ、色については発見がありましたよ。
今言ってしまうと、黒い服・黄色い(金色)小道具・最後のピンクの桜吹雪と照明。
これって夜・月・桜。夜桜のお花見でしょう。
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子犬 |
そうか。なるほど!
ほんとにそうかな。
「深読みされることが多い。
おもしろいことをやってるだけなのに」by小林
を思い出します(笑)。
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T |
果たしてそうかなッ。
あのコントの方法うまいよね、いつも。
・・・よしッ!って初めて現実に戻るところとか。
あーあのやりとりは練習だったのね、って。
それにしてもすごいよね今でも頑なに払わない人いるんだー・・・
というかさぁ、受信料払う払わないを未だに・・・ネタに・・・
そんなことわたしすっかり忘れてたことだものー。
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子犬 |
そうそう、いつも題材からしてちょっとおかしいよね。受信料って。
受信料ってけっこう高かったんだね。
すげーや、また勉強になっちゃった。
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T |
勉強勉強ってばかのひとつ覚えですか?
あの「どーこーでー!!!」がすごかったよね。
あんなに必死か。
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子犬 |
すごいよね、あの取立て方。
受ける方もすごいが。
そこまでして払わないってすごい。
「本人とは?あなたこそ本当にあなたなんですか。
本当のあなたを見失っちゃぁいませんか」って。
なんで急に哲学的(笑)。
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T |
宗教じゃーん。
テレビの中くりぬいてキュウリを栽培してるってゆーのも(笑)、
なんか育ててそうだもんなぁー。いきなりキュウリの栽培なんて言う?ふつー。
すごい発想。「ちくわに詰めておすそわけしましょうか」ってのも、
「おすそわけ」という言葉につぼ。
なんか古風なんだもの、28歳男子はおすそわけしないでしょ。
隣のおばさんかよ。
役なんだけど、どうしたってそんなこと考えてる小林さんの顔がちらつくよ。
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子犬 |
そうなんだよね。最終的には小林さんが一番おかしいと。
でもそれって望ましくないことなのかしら。
小林さんの影がちらついてしまうっていうのは。
脚本家として失格なわけです、とか言われちゃうよ。
でもさー、大家さんが来たときの、たどたどしさ。
片桐さんああいうのうまいよね。
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T |
あのぉ、えっとぉ、みたいなね(笑)。
素を見ちゃいけないって言っても無理がある〜。
だっておおまかにはああゆうかんじなんじゃないのかね?
片桐さんは天真爛漫で。片桐さんには素に近い役を与えてるそうだし。
小林さんは自分をつくってるって言っとけば、
素だったとしても素ではないことにできるしねぇ、
まぁ謎の人ということにしておきましょうか。
あんまりつくりすぎると収拾つかなくなっちゃわないのかしら?
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子犬 |
エンディングのトークまで作ってるっていうしね。
でもあれはあれであの場での素なんじゃないかっていう気もするけど。
ライブやってテンション高くなったらあんな感じなんじゃないのって思う。
で・も!!30日夜の片桐さん号泣のときは、あれ、素でうけてたよね。
もう2度目だよね〜。泣いちゃったの。
あぁ、話がそれちゃった。ごめん。
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T |
あのときは!超うけたよー!エンディングについてはまた別枠で語りましょ。
「届けばいいんだよ・・・気持ちが」ってとこもすごいうけましたよ。
いろいろおかしかったよね、
逆に取り立てに来られたときの
「もっとこいよー!」って。
プロ対プロの対決・・・そこに美意識すら感じるって(笑)。
あれだけ払わない人の気持ちになれるってことは
払ってなかったんじゃないの?
でもわたし大学のとき貧乏友達たくさんいたけど
受信料は払ってたよ。
でも学校とかデパートからトイレットペーパーを盗んでたけど。
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子犬 |
ああ、そうだ。プロ対プロの対決、とか言ってたね。
受信料を払う、払わない、とかいうことを体験してなかったら
あんまり思いつかない発想・・・。
あなたの友達、トイレッパ盗んでたの?
私は学祭の準備してて、学食からマドラーをかっぱらってきたことはあるけど。
あ、そうそう、「おもしれーなー、秋吉久美子」うけたね。
真夜中の王国見てなかったらわかんないよね、あれ。
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T |
秋吉久美子はおもしろかったもーん!
あれはまた秋吉さん東京公演来るね。
あのビデオもおかしかった。トップランナー窪塚洋介が特に。
作・演出・監督・出演・撮影全部自分の。
小林さんてけっこう今はやりものに詳しいよね、
意外と「俺そーゆーの興味ねーから」的な若き天才も多いじゃん。
余談だけど君の席のタワレコミニライブでも
「スクープオンサンバディー」とか言ってて他の人知らなかったし
(普通は知ってるけど)、
QJの対談でも「キリンジ」みたいとか言ってたし、
超特別公演でも「松浦亜弥」とか言ってたじゃん。
だって清水アキラ!
意外と小林さんってテレビっ子かしら。
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子犬 |
「仙人はテレビっ子なんですね」おまえじゃーん!
よく知ってるよね、ほんと。古いものから新しいものまで。
ねー、秋吉さんくらいだと、当然ご招待券だよねーー・・・。
いーなー、ガリガリガリ・・・。
あ、別に笑いどころとかいうんじゃないけど、
部屋のドアをしめるときに、
バンッて手で壁を叩いて音を出していたのが
なんか印象的でした。
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T |
あーわたしもそれ印象に残ってる!
あーゆー音がメリハリになってるしうまいなーと。
そうだ、床はまた板だったね、ずっと裸足だった。
影響かしら?矢井田瞳とかの。
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子犬 |
友達と、裸足で歌う人が多いという話題になったことがある。
鬼束ちひろもいる。
ずっと裸足だったっけ。東京公演でチェックね。
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T |
いや裸足だったよ。エンディングも裸足にTシャツだった。
靴の印象がない。
そうだ、このニセ取立てってそもそもは片桐さんが
なんか電化製品(なんだっけ?DVD?)が欲しかったから始めたんだよね。
なにが欲しかったんだっけ?わたし「しょぼっ」って思ったんだよね、
そんなもののためかよって。だからべらぼうに高級な品ではなかったと思う。
これって零の箱式の速読法にちょっと似てるね。
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子犬 |
導入部分からの入っていき方がってこと?
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T |
うーん、なにかの練習してて・・・ってところ。
速読法だけじゃなくてあのキムタクやったやつとか
斜めの日とか超能力とかもみんなそうかな。
どっからどこまでが現実?っていう入り方かな。
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子犬 |
ああ、そうね。ああいうのうまいよね。
たぶん・・・小林さんちの部屋の壁に貼ってあるんだろうね・・・その手法。
あれが、単なる(って言っちゃ悪いけど)受信料取立てのコントじゃないところが
おもしろいところだよね。
場面場面もおもしろいけど、設定自体がおもしろいんだよね。
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T |
そうなんだよね〜。受信料の取立てのニセ取立てだもんね。
その設定がやっぱ裏をかいてるというか、
味付けもうまいし。
また役柄もぴったり!って言ったらさっきみたくなっちゃうけど、
小林さんには詐欺師っぽい役が似合ってしまう。
しょうがないよ、自分でそう仕向けてるんだから(笑)。
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