大阪から帰ってきた今週は
帰った来たその日からいろんなことが起きて
会社はバタバタだし自分の体も不調だし
しんどかった。
日曜日に友達と遊ぶ約束してたけど
ドタキャンされてよかった、卍でちょっと体が辛い。
前回の日記を大阪の思い出1としたので
今日はその2です。
大阪旅行のそもそもの目的は
いうまでもないが、
それ以外の目的なんかなかったわけで
大阪にいようが東京にいようがわたしはわたし。
なんて調子でいつものように
美味しいものを求めて行き着いた洋食屋その2。
心斎橋にあるその店はわたしの心をくすぐる老舗。
昼時は随時人が入れ替わり立ち替わり回転が早い。
特別待たずに席へ案内され
看板メニューのオムライスを注文した。
実はこのあと予想もしない珍事件が起きたのだ。
しばらくして
「サラダです。」
とバイトらしき店員がトマトとレタスのサラダを運んできた。
わたしと子犬さんの間には2人分くらいの
ガラスのお皿に盛りつけられたサラダが置かれている。
「・・・サラダ?」
「頼んだっけ?」
わたしたちはオムライスしか注文していない。
「ランチのサラダって意味じゃない?」
「そーか、
大阪式はひとりづつのお皿じゃなくて2人分で出すんだー」
あまりにも当たり前に運ばれてきたそれは
当然ランチのサラダと認識され、
わたしは割り箸を割り、
なんの疑いもせず、
扇形に並べられたトマトを一切れ食べた。
子犬さんもわたしの後追って割り箸を割ろうとした
そのとき、
女子バイト店員がやってきた。
後ろではさっき運んできた男子バイトと
他のバイトがひそひそ話している。
「このサラダ、違いますよね」女子バイトが言った。
「・・・あ・・食べちゃったんですけど」
とわたしは正直に言ったさ、
別にサラダくらい金取られたってかまわないさ、
しかし卍かよーーー!
子犬さんとわたしはどうしよう!とおどおどしていると
「申し訳ありません、間違えました」と
その女子バイトはサラダのお皿を下げた。
いや、それはもういーんだけど
それわたしトマト一個食べちゃったんだ。
「あの、食べちゃったんですよ」
こっちも必死で言ってるのに
彼女は全く耳に入っていない様子で
そのサラダを下げて
厨房に下がってくれればよかったのに
なんと
わたしが食ってしまったサラダを
「お待たせしました、トマトサラダです」
隣の隣のテーブルに運んでしまったではないか!
え?
卍で?
それってどうすんの?
あたし言うべき?
ってゆーかそのお客さんはこっちの一部始終を見てたの?
やばいよやばいよー出川並。
すでにわたしたちの隣のテーブルでは
ひそひそ話が繰り広げられ・・・
「どうしよう・・・」
「言う?」
「でもお客さん気付いてないみたい」
「・・・!あの人食べちゃったよ、あたしの食べかけ!」
「・・・いいんじゃない?黙っとけば・・・」
ものすごい罪悪感を覚えながら
自分たちのごちそうをほおばる。
なんとも複雑な心境・・・
せっかくおいしいオムライスだが
始終
わたしの食べかけのサラダが運ばれたテーブルが気になって
食べた気なんかしないやいや。
わたしはそのお客さんが
無事ごちそうさまと帰るのを見届けて
心からほっとした。
しかし誰かリークしないか
周りには目を光らせなければならない。
ほんとにオムライスの味どころじゃない。
こんなにハラハラドキドキの食事は初めてだ。
食卓は戦場だ。
だけど食べ物ってどんなに美味しくても
こんなにも気持ちに左右されてしまうものなのか。
ものすごい精神的ダメージ。
たった一切れのトマトのせいで。
トマトに襲われる夢を見そう。
アタック・オブ・キラー・トマトみたいな
はりぼての巨大トマトに襲われるんだよ。
ってゆーか店員のミスじゃん。
言っときますけど
わたしは2回も申告しましたー。
お客であるわたしにこれ以上責任はない。
わたしは一刻も早く店を出たい気持ちにかられたが
ここは堂々と器のでかさを見せつけてやりました。(誰に?)
ね?やっぱりいいことないでしょ、大阪。
どうしてなんだろね?
なんでなんだろね?
あり得ないことが起こる街、大阪。
なにわんパワー。
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