2002年04月02日(火) |
大阪の思い出1 ★★★
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先週末大阪に行って来たのだが(理由はともかく)、
やっぱり住めないですね、まだ。
「住めば都」なんて大阪を克服しようと
密かに企んではいるものの
けっこう習慣の違いにいちいちびくびくしてしまう。
相変わらずエスカレーターの右待ちはまちがえるし。
東京の人ってなんでも「待つ」とき
きれいに並んでてまじめなんだなーと
異国の地で感心してしまった。
でもまぁやっと
梅田のあのバイアス移動の駅の仕組みもわかってきて
(改札やデパートの入口が通路に対して斜めに作られている。
普通は「+」という人の流れなのに「×」になる。)
さてどっか観光しましょう!
と、ならないのがわたしと子犬さん(同伴)。
31日はユニバーサルスタジオの一周年イベントで
世間は盛り上がっていたそうだが
果たしてこの先
何度か大阪に足を運ぶとして
ユニバーサルスタジオに行くことはあるのだろうか?
ない、なさそうだ。
グリコ本社でおまけの見学はしたいと思うけど。
そんなわけだから特別な大阪だぜって思い出はありません。
ひたすら笑いとうまいものを求めて右往左往やねん。
わたしは食べ物には若干こだわりがあって
できるだけ良い店に入りたい。
しかも老舗にめっぽう弱い。(ふつーじゃん)
そして今わたしのブームである
「中華・アジアン系」「洋食系」に的を絞ったセレクトで
今回の旅もお腹は大満足した。
特に大阪は老舗洋食屋率が高い。
わたしたちが行った2軒の洋食屋さんは
いずれもガイドブック御用達で
常に満席キープの人気店だ。
今日はその1軒目について
つっこんでみようと思う。
10席くらいのこじんまりした店内、密集した客、忙しい厨房、
フロア係りのバイトらしき男1名。
わたしの注目はその、
流行ってる店だからってそこまで無愛想、ぶっきらぼう、
自分不器用ですからな態度でいいのか!店長!
と叫びたくなるほど接客に向かない
バイトだ。
年の頃・・・うーん・・・不詳!
大学生かしらね。
彼が忙しそうなのはわかるんだけど
口を利かないのさ、
お客が来たって言葉もなく
混んでる店だから
席が空いてもテーブルは片づいてないし
そういうときは「片づけますのでお待ちください」
とか言うものでしょう、
そうゆうの一切なくてね、
まぁバイトひとりで一生懸命動いてるんだけど
超無愛想で
そういや「いらっしゃいませ」って言われたか?
席へ着いて注文をとる際も
一見さんにはわかりづらいオーダーシステムがあって
それを説明するのも
聞こえないでーす、なんですかー?と
いじめたくなるようなボソボソ声で
「海老と牛肉が人気です」ってゆーから
海老と牛肉にしたよ。
さて無言でお料理がきました。
彼の愛想の無さはもしや演出か?
この極上の料理を引き立てる為の!?
ラーメンズのせいで日頃の深読み癖が
至るところに出てしまうぞ。
ほんとに料理はおいしい。
食事中も彼の働きぶりが気になって
なんとなく目で追ってしまう。
・・・まさか!恋?
いえいえ。
このお店のシステムは
どうも勝手にセルフサービスでコーヒーを飲んでよいらしい。
ということになんとなく気付いた。
(説明とかないからね)
でも初めて入ったわたしたちにはその辺はよくわからないし
早く「コーヒーをご自由に」って言いに来いよ!
と待っていた。
セルフサービスのポットはコーヒーと紅茶のふたつあって
やっぱりコーヒーのが減りが早い。
てゆーか、コーヒーはもうあんまりない。
ほじゅう〜〜〜とテレパシーを送るが
全く気付く様子でない。
ふと隣の席を見ると
わたしたちとは雲泥の差の
昼なのにコース料理を食べほしたおばさま方。
コースにはコーヒーが付いてくるらしく
バイトの彼は
「コーヒーをお持ちします」と言って
セルフサービスのコーヒーポットからカップに注いでいた。
セルフサービスのコーヒーと
コースのコーヒーはいっしょなんだー
なんて見ていたら
そう、そのコーヒーのポットはかなり減っていたわけで
彼は二人分のコーヒーをギリギリで入れて
ポットの底5mmくらいのコーヒーをそのままにして
行ってしまった。
え゛ーーー???
補充しないのぉ?
だって今カラになったやーん?
見てるやーん?自分(←コレ使いたかったの。)
そろそろわたしもコーヒーを取りに行こうかしらと
思っていた矢先に
コーヒー空焚き!きけーん!
彼はいつまでたっても新しく並々入ったコーヒーに換えない。
そういえば、テレビチャンピオンで
池田貴公子がケーキバイキングのときに言ってたけど
バイキングの悪い店は料理を補充しない店。
良い店は常に熱々のものに換えながら
全ての料理を揃えているそうだ。
だめじゃーん。
わたしはもうだれかがコーヒー飲みたいのに
飲めない状態に陥るんじゃないかと
ハラハラドキドキしながら見守っていた。
この分だと食後は紅茶に妥協するか。
そのとき、
お客さんのひとりが彼に
「コーヒーないよ」と伝えた。
でかしたぞ、お客さん!
わたしそういうの言えないもんなー
だってサービス分だしさぁ
コーヒーないなら紅茶にしちゃうもんなー。
お客さんに言われてやっと彼は厨房に向かって
「コーヒーお願いしまーす」と言った。
しばらくして新しいポットが来た。
彼は空いたお皿を下げてから
わたしたちのテーブルへ来て
「よろしければあちらのコーヒー、紅茶をどうぞ」
だってさ。さっきだったら
「よろしければあちらの紅茶だけどうぞ」
だっただろうが、だろうがよぅ!
気が利かない王に出たら?
いじわる言ってごめんバイトくん、
ごはんはおいしかったよ。
ほんとココおいしかった。
彼の名誉の為にお店は明かしません。
ヒント:テーブルに「ふりかけ」が置いてあります。
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