2002年03月09日(土) |
オシャンズ11 ★★★
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オシャンズ11を観た。
映画好きなわたしとしては久々の映画だ。
なかなかおもしろかった。
好きな種類の話だ。
シリアスな話は苦手。
娯楽性の強いものが好き。
でもハリウッド、ドーン!
みたいな派手なのは好きじゃない、
全米全米も好きじゃない。
だからそんなわたしにしたら
珍しい映画の選択だったのだが
わたしは
『悪ぶれて、ちょっとマヌケそうなチンピラとかの男たち』
の話が好きなのだ。
(但しゴッドファーザーみたいに重くなく)
オシャンズ11もそんな話だ。
ジョージ・クルーニー扮する刑務所上がりのオーシャンと、
ラスベガスの高級カジノへ強盗に入ろうとする
仲間たち11人の話。
わたしは見せ場の『強盗』よりも
メンバーひとりひとりの性格とかを
見てる方がおもしろかった。
映画の半分は強盗仲間集めと強盗準備、
後半の半分でいざ実行、
という「つくり」なのだけれど
準備段階が念入りな分、
メインの強盗シーンにもっとどんでん返しがほしかった。
あっさりした感じは否めない。
でもそれなりにおもしろく観れたし、
近頃のハリウッド映画のやりすぎなかんじと逆行しててよかった。
この手の話でダメチンピラぶりが激しくて大好きなのが
『レザボアドッグス』。
もう4、5回は観ている。
これもチンピラが金儲けをしようと悪巧みをするのだけれど
仲間割れしたりで計画がぜんぜんうまくいかない。
チンピラひとりひとりの性格で見せている映画。
会話がおもしろい。
くだらないことですぐにもめるアタマの悪いチンピラだけど
ひとりひとりが憎めないキャラで楽しい。
監督はタランティーノ。
パルプフィクションよりおもしろい。
もうひとつ、わりと最近の映画で
『ロック・ストック・トゥー・スモーキン・バレルズ』。
これはトレインスポッティングのノリで観れる映画、
でもこっちのが断然おもしろい。
ロンドンの若者チンピラがポーカーで金儲けしようとするが
大失敗し命も狙われ・・・最悪の事態が好転する瞬間とか
いろんなことがここでこうつながったのか!っていう
どんでん返しに予想がつかない
気持ちのいい映画。
監督は新進気鋭のガイ・リッチー。
この2本は自信を持って薦められるが
映画を押しつけがましく薦められることが
なによりも嫌いなので
けして
『一生のうちに観ておかなきゃいけない映画』
なんて言わない。
それにそういう性質の映画でもない。
余った時間で観たら意外とおもしろいんじゃない?
的なものだ。
そういうとこ大切にしていこうぜ。
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