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■ 人間修行が足りませぬ
相田みつをさん作の "トマトとメロン" と言う詩、ご存知ですか? たくさんの詩の中でも印象深く残ってる一編です。
トマトとメロン
トマトにねえ いくら肥料をやったってさ メロンにはならねんだなあ
トマトとね メロンをね いくら比べたって しょうがねんだなあ
トマトより メロンのほうが高級だ なんて思っているのは 人間だけだね それもね 欲のふかい人間だけだな
トマトもね メロンもね 当事者同士は 比べも競争もしてねんだな トマトはトマトのいのちを 精一杯生きているだけ メロンはメロンのいのちを いのちいっぱいに 生きているだけ
トマトもメロンも それぞれに 自分のいのちを 百点満点に生きているんだよ
トマトとメロンをね 二つ並べて比べたり 競争させたりしているのは そろばん片手の人間だけ 当事者にしてみれば いいめいわくのこと
「メロンになれ メロンになれ カッコいいメロンになれ!! 金のいっぱいできる メロンになれ!!」 と 尻ひっぱたかれて ノイローゼになったり やけのやんぱちで 暴れたりしているトマトが いっぱいいるんじゃないかなあ
野田氏も昨日の演説で相田みつをさんの詩から引用されてましたね。 「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」
どちらの詩からも"自分らしく"のキーワードが見えてきます。 言わんとされてることはごもっともなんですが。。。。それでもなりたいメロンに金魚(笑 諦めが悪いこと。
まだまだ人間修行が足りませぬな。
花が少ない庭で唯一元気なタマスダレ
2011年08月30日(火)
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