Diary
沙希



 それだけ。

上手く生きることが出来なくて

君は時々、『もう生きていたくないんだ』

というようなふりをする。

上手く話すことが出来なくて

君は時々、『自分は無口なのだ』

というようなふりをする。

本心なんてしまい込んで

シナリオ通りに演技。

時には自分さえも誤魔化して。

結局さ、何が正しいかなんてわかんないんだ。

何が正解かなんてわかんないんだ。

君を見ててもね。

中身なんて誰もわかんないんだ。

君が何を考えてるかなんて君しか知らないんだ。

だからどうしろなんて僕は言わない。

ただね、この世界は

きっと君が思っているほど諦めることを必要とはしないかもしれない。

それだけ。

ただそれだけ。

2001年10月27日(土)



 どこまで。

始まりのすぐ近くには終わりってものが潜んでて

わたしは時々不安になる。

今すぐ終わらせることは簡単。

続けてくことは難しいって知ってる。

自分にどれだけの強さがあるのかは知らない。


―――わたしはどこまで続けられるかな??―――


わたしがね、いっぱいに幸せが詰まってるって思って

大事に大事に抱えていた箱は

本当はからっぽだったみたいです。

虚しさだけが押し寄せて

わたしは15階建てのビルの屋上からソレを堕として

粉々にしてしまいたい衝動にかられた。

何も信じられないんです、今日は。

あなたの言葉さえも。

だからどうかお願い。

ただ抱きしめてください。

大好きなその腕で。


―――抱きしめてください―――

2001年10月28日(日)



 厄日。

久々に完全徹夜しちゃいました。

っていうか生まれて初めてかも。(笑)

バカなこと言っちゃったせいで眠れなかった。

ほとんど一晩中泣き明かしました。

ええ、自分が悪いんです。



もぉいいやって諦めちゃってるココロと

絶対にやだって言い張ってるココロ。

両者の意見が食い違ってるからココロのなかでもめあってる。

だからごちゃごちゃ。

今日もごちゃごちゃ。


今日は厄日だろうか。

自転車で1回転してコケタ。

・・・しかも前転ね。(笑)

体中痣だらけ。

だけど顔には傷はなし。

ん〜・・・一応女の子だし。(意味不明)

川の傍でね。

川に落ちなかったのが不幸中の幸い。

って喜んでられません。

最悪っす。

体中痛い。



その他色々。

マジで今日は厄日。




一言言っとく。

わたしはそんなに安くない。

2001年10月29日(月)



 ぐるぐる。

回ってるのはこの地球か

それとも僕か。

ぐらぐらぐらぐら揺れる足元。

ぐるぐるぐるぐる回る世界。

脳細胞の奥の奥まで快楽で埋め尽くして

きっと明日なんて見えない。

苦痛も悲しみも地の底へと追いやって

今夜だけは最高の夢を見よう。

君の側でね。


++++++++++++++++++++++++

さて、風邪気味。

ぐるぐる世界が回ってるのは地球の自転のせいじゃなく・・・

頭が痛いからです。(意味不明)

ってなわけで、意味不明な言葉を残して今日は寝ます。

おやすみなさい。



2001年10月30日(火)



 嘘。

みんな何食わぬ顔しながら

次から次に嘘を重ねていく。。。

知らない間にこの世界には嘘が溢れてて

きっと嘘発見器なしじゃ外を歩くことさえ怖くなる。

        +

嘘も必要??

時と場合によっては・・・。

でもわたしは知りたいし。

痛い真実でも。

苦しい真実でも。

根も葉もない嘘よりはマシでしょ??・・・きっとね。

        +

なんも感じずにただ相手の言い分を信じていました。

だって嘘つく必要なんてないって思ってたから。

信じるって言うか疑わないのがあたりまえだってそう思ってました。

だけどね、全部嘘で。全部全部嘘で。

その人のこと、別になんとも思ってないし

いようといなかろうとわたしの日常にはなんの些少もないような人。

だけど人を信じることが怖くなってしまいました。

強度のカルチャーショックを受けたときみたく

自分の中のあたりまえというものにヒビがはいってしまったようで。

         +

たぶんそれはわたしに対してだけの問題でありうるレベルではなくなっていたことも理由の一つでしょう。

その嘘でわたし以外に傷ついた人がいるという事実を知ってしまったから。

ふざけてる。

どうして人は人に痛みを与えるのだろう。

どうして人は人を傷つけるのだろう。

どうして人は人に平気な顔で嘘をつけるのだろう。

そうわたしも含めて。

人間というものは。

         +

ただ今日は本当に疲れたから

もう何も考えたくありません。

痛みをどこか奥の方へと追いやって

不信感をベッドに入れて眠らせて

わたしは何も考えずに日常を送るのです。

今はそれでいい。

・・・よね。

2001年10月31日(水)



 夢の中。

ココロの中身をどこかに置き忘れてきたようです。

ヒドクからっぽなココロで

何をやっても上の空。

あたしのココロはきっと

甘い甘い夢の中。

昨日の素敵な夢の中に置き忘れてきたのです。


現実はトテモ苦く、痛く。そして不公平で。

意地悪で。

あたしはずっと夢の中にいたいってそう願ってしまう。

夢の中ではあなたに会えるし。

あなたとずっと一緒にいられるし。

あなたを一人占めすることができるし。

だからあたしは甘い甘い夢の中にココロだけ置いてきてしまいました。


目が覚めればあなたは側にはいないし。

目が覚めればまたつまらない日常が始まるし。

目が覚めればまた嫌いな人たちに愛想をつかわなくてはイケナイし。

目が覚めればまた苦しみに耐えなければイケナイし。


だから・・・

ココロを置いてきました。


今あたしはココにいるけどいないのです。

『あたし』という器はココに存在するけれど

その中身の『あたし』というココロはココには存在しないのです。


今はもう少し夢の中にいたい。



2001年11月01日(木)



 ないものネダリ。

誰かの幸せに触れては

それが欲しくて欲しくてしかたなくなる。

わたしはただおもちゃを欲しがってダダをこねてる子どもです。

それはわたしのものじゃないのに・・・。

ただ幸せが欲しい。

誰かの幸せを見てはそう思う。

ただ羨んでねたんで・・・

わたしも幸せが欲しい。

ほんのささやかなものでもいいから・・・。

++++++++++++++++++++++++++++++

なんだかヒドク惨めな気分です。

何かが足りない。

何が足りないか知ってる。

でも求めても求めても手に入らないから

何が欲しいのかわからないフリをしてる。

もうやなの。

ごめんね、もうやなの。

++++++++++++++++++++++++++++++

ほんのヒトカケラでもいいから

わたしに幸せを下さい。


2001年11月02日(金)
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