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| 2021年07月01日(木) ■ |
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| 降りますランプ |
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NHKラジオ「文芸選評」(短歌)のメモだった。 出題テーマも忘れてしまったけれど、 なぜか記憶に残っている短歌がある。 「終バスに2人は眠る紫の降りますランプにとり囲まれて」 遊びなのか、仕事なのかもわからないけれど、 疲れてしまって、どちらかの肩に頭をのせている、 その周りを、ワンマンバス特有の「ランプ」が点灯している。 それも2人を囲むように「紫色」が際立つ、 そんな情景が浮かび、いい作品だなぁ・・と感じた。 しかし、面白い解説があった。 (すみません、選者も忘れてしまいました。(汗)) 実は私たちが、あっ、あれね・・とイメージしているのは、 「降りますランプ」ではなく「止まりますボタン」。 私にとって、へぇ、そうなんだ・・という発見もあったし、 現実を短歌にするからと、正直に表現したら、 「終バスに2人は眠る紫の止まりますボタンにとり囲まれて」、 これでは、字余りにもなるし余韻がないな、と感じた。 今考えると、押すのは乗客の私たちだから「降ります」がいい、 「止まります」だと、主役が運転手だもの。 まぁ、どっちでもいいんだけど、 単語1つで、こんなにイメージが変わるんだなぁ。
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| 2021年06月30日(水) ■ |
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| 選んでもらうためには、何をしたらいいか |
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最近、観光分野で仕事をしていて、気になることが増えた。 と言うのは、多くの観光地が、HPやSNSなど、 多角的な情報発信ツールを使い、魅力を発信し続けていること。 それが、全国画一的で、ちょっと怖い気がする。 コロナ感染が「終息」はしなくても、いつか「収束」はする、 その時、全国一斉で「観光客」を奪い合うこととなるが、 旅行行きたい症候群の国民には、ものすごい量の選択肢が示され、 その中から、行きたい場所を選ぶこととなる。 それは、私たちが考えている観光地同士の戦いではなく、 ディズニーランド、ユニバーサルスタジオなどのテーマパークや、 買い物などを楽しむ、アウトレットなどの商業施設、 歴史ある温泉や、ちょっと豪華なリゾートホテル、 コンサート会場、スポーツ競技場など、数えたらキリがない。 そんな中で、付加価値をつけ、他施設と差別化を図りながら、 最後は、選んでもらわなければ、意味がない。 だから、今、考えておかなければいけないのは、 数多くの提案されたプラン・候補の中から、 「選んでもらうためには、何をしたらいいか」に尽きる。 これって、婚活などのイベントに代表される、 相手に「選んでもらう」ことを意識することと同じ。 どんなに素晴らしい才能があっても、選んでもらわなければ、 何も始まらないのだから。
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| 2021年06月29日(火) ■ |
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| 日本とイギリスは、家の間取りが似ているから |
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あれっ、誰のコメントだったかな・・と探していたら、 作家・柳美里さんだった、と思い出した。 確か、イギリスアンティーク家具が好きで、 大切にしているって話の中で、メモした話であった。 「どうして、イギリス家具が好きなんですか?」の問いに、 いくつか好きな理由を挙げたあと、 「日本とイギリスは、家の間取りが似ているから」とまとめ、 「島国で狭くてですよ、寸法的に家具もほとんど一緒なんです」と 付け加えた。 他のヨーロッパ家具と違い、イメージがピッタリなんだと思う。 うまく言えないけれど、家具だけが主張せず、 他の家具どもうまい具合に調和がとれているってこと、 そんな意味に理解した。 そういえば、自動車も右ハンドルだし・・ イギリスとの共通点って、多い気がする。 EUから離脱し、自国の文化を大切に守ろうとしたイギリス。 なんだか他の国より、身近に感じちゃうのは私だけかな。
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| 2021年06月28日(月) ■ |
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| 大谷の活躍はバランス |
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今シーズン、メジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手。 それに合わせて多くの特集記事、特集番組が組まれているが、 その記録の凄さにスポットを当て、大リーグ史上・・と 後追いのように取り上げている記事が目立つ。 私が知りたいのは、どうして今シーズンは、 大谷選手が活躍できているか・・なのだが。 それをズバッと解説してくれたのは、 やっぱりこの道の解説では欠かせない「落合博満」さん。 簡単には説明できないと思っていたら、 「大谷の活躍はバランス」と言い切った。 ハヤトちりの私は「投打のバランス」と勘違いした。 打つことも投げることも含め、野球大好きな大谷選手は、 疲れることなど考慮せず、試合に出続けることで、 精神的なバランスをとっているから・・と解釈した。 しかし、落合さんの視点は、全然違った。(汗) 一回り大きくなった大谷選手の体格を眺めて、 「上半身・下半身、バランス良く鍛えたから」と語った。 アスリートは、オフシーズンなどを利用して、 よく筋肉トレーニングをするが、どうしても弱い部分の筋肉を 強化しようとして、バランスを崩す。 なるほどなぁ・・そういうことだったのか・・さすが。
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| 2021年06月27日(日) ■ |
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| 「これは悲劇かい?」「喜劇かい?」「女が絡むとわからん」 |
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映画「女は女である」 (ジャン=リュック・ゴダール監督)から。 フランス映画・・というか、ゴダール監督の作品というべきか、 私には、まったく理解できなかった。 観賞後、作品解説を読んで、少しだけ・・なるほど・・と思ったが、 それでも、やっぱり、私には難しかった。 「登場人物が歌わないミュージカルコメディ」という発想に基づいて 制作されたラブコメディ。(らしい) 私の映画鑑賞の仕方が、作品内で発せられる台詞やフレーズに重きを置き、 そのメモから、作品レビューを書くからすれ違うのだと理解した。 監督らしい視点とか、構成とか、色合いとか・・あまり興味がないからか、 心に刺さるものが少なかった、と推察した。 気になった会話は、2つ。 「これは悲劇かい?」「喜劇かい?」「女が絡むとわからん」 人生でも仕事でも、たぶんなんでも、女が絡むことにより、 見方によっては、悲劇にも喜劇にもなる、というのが面白かった。 「すぐ戻る」「なんで男は中座するとき『すぐ戻る』と?」 「卑怯だからよ」「お互い様だ、女は皆ワルだしな」 あぁ、これは国に関係なく、日本人もそうかもなぁ・・・と笑った。 風刺があったり、コントみたいなシーンがあったり、 意味不明なカットも、この作品には必要だったんだろうけれど、 やっぱり、私には難しすぎた。 絶賛の評価が溢れている中で、レビュー投稿するのは、 う〜ん、気が引けるなぁ。(汗)
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| 2021年06月26日(土) ■ |
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| コロナ禍の生涯学習講座は、大学の先生を講師に |
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社会教育、生涯学習の経験が長かったからか、 (他市町の)公民館等の職員から、こうしたコロナ禍の中で、 どうやって講座を企画したらいいですか?、 という質問を受けることがある。 さすがに私が現役の時は、コロナウィルス感染拡大がなかったから、 こうすればいいよ、と経験談を語ることはできないけれど、 こういう時だからこそ、現代が抱える問題として、 住民に向けて、講座・教室の企画を考えたくなる。 そのヒントは、大学で教鞭をとっていた先生方のコメントにあった。 対面授業よりも、オンライン授業の準備の大変さ、を綴った先生方が とても多かったことが私の記憶に残る。 以前から、高齢者の学習意欲はすごかったけれど、 このコロナ禍で、学びたい・・と思う高齢者が増えているし、 コロナ禍で自宅に引き篭もっている高齢者も多いと聞く。 そんな彼らが、テレビのワイドショーばかり見ているのではなく、 まちの文化や歴史を学ぶ機会を与えたら、どんなに盛り上がるか、 考えただけでも、想像がつく。 若い生徒さんたちに教えている大学の先生方、 この1年間溜め込んだ、オンライン授業のノウハウを、 是非、地元の人たちの生涯学習講座に力を貸していただきたい。 それが、学社連携っていうものなんだよなぁ。
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| 2021年06月25日(金) ■ |
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| 「大丈夫?」って訊かれると「大丈夫」って答えてしまう |
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身体的にも、精神的にも、辛い時があって、 時には体調を崩して長期休暇を取る人もいる。 事故等で身体障害になり車イス生活を余儀なくされる人も。 そんな生活弱者の人たちと話をしていて、 そしてまた「東京オリ・パラ」で特集番組を観ていて、 メモしたフレーズ。 「『大丈夫?』って訊かれると『大丈夫』って答えてしまう」 本音は「大丈夫」でなくても「大丈夫」って言わせてしまう そんな雰囲気を訊ねるほうが醸し出しているようだ。 では、どんな言葉をかけたらいいのだろう・・と思っていたら、 「休んでもいい」「立ち止まってもいい」という意味を込めた、 「ちょっと休もうか」「少し立ち止まろうか」などの方が、 気が楽になるらしい。 これもまた人によっては違うのかもしれないが、 これから始まる「東京パラリンピック」に出場する選手に、 どんなインタビューがされるかは、私の楽しみの一つでもある。 少なくても「頑張っている選手」に向けて、 これ以上「頑張ってください」と言わないインタビューを 期待したいと思う。 勝った選手には「喜び」を中心に話せばいいけれど、 負けた選手へのインタビューは、難しいからなぁ。
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