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しもさんの「気になる一言」
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2021年03月18日(木)
桜は冬の寒さで目覚め、暖かさで蕾が開く

ラジオでは、桜の開花時期が毎日のように報告され、
桜前線が、南から北へと移動していることがイメージできる。
しかし、桜前線の桜は「ソメイヨシノ」の開花なので、
伊豆地域では「河津桜」が多いためか、
もうとっくに、桜を楽しんでしまった感があり、
素直に、春だなぁ、うぁ、桜だ・・という実感がない。(汗)
柿田川公園では「カワヅザクラ」をはじめ「アタミザクラ」
「オオシマザクラ」「カンヒザクラ」「ヤマザクラ」など、
多数の桜が咲き乱れている。
色も濃いピンクから、薄いピンク、さらには「白」に近い色も
公園内で楽しめる。
新年になってから、ウメ、モモ、サクラ・・と、
少しずつずれて色彩豊かに、私を楽しませてくれている。
しかしラジオから流れてきた「サクラ開花情報」で、
「桜は冬の寒さで目覚め、暖かさで蕾が開く」と説明したあと、
全国的に例年よりも相当早い開花にもかかわらず、
「今年は、冬が暖かったから・・」を理由に「色合いが・・」と、
やや寂しげに伝えていた気象予報士が気になった。
花開く前に「寒さ」がないと、スッキリとした開花にならないようだ。
これも「地峡温暖化」の影響なのか、とメモをしたが、
冬が極端に暖かくなったら、目覚める機会がなくなり、
桜が咲かなくなるのかな?って心配もあるよなぁ。



2021年03月17日(水)
俺は君子だろうか?、いや違う

書籍「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(伊坂幸太郎著・幻冬舎刊・285頁)から。
久しぶりの伊坂幸太郎さんの世界を味わったが、
映画「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を鑑賞後。(汗)
彼らしい、ところどころに散りばめられている伏線が丸見えで、
ちょっとばかり、気が抜けてしまった感じさえした。
ただ、映画には、タイトルの意味が説明されていないが、
書籍では、しっかり定義されていた。
「これが出会いだって、その瞬間に感じるんじゃなくて、
後でね、思い返して、分かるもの。
小さく聞こえてくる、夜の音楽みたいに?
そういえば『小夜曲』ってなかったっけ? モーツァルトの」
僕は言う。「あの超有名な」
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク?」織田由美が言う。
ドイツ語で「ある、小さな、夜の曲」
だから「小夜曲」とはそのまんまじゃないか・・。」
「出会い」=「小夜曲」=「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
この図式がわからないと、なかなか映像だけではわからない。
今回の場合「他力本願」=「自力本願」という仕掛けがいい。
私としては「君子危うきに近寄らず。」と呟いた後、
「俺は君子だろうか?、いや違う」と自問して、
「近寄る」を選択するところが面白かったなぁ。



2021年03月16日(火)
25年を振り返りながら、25年物の古酒を飲む。

少しだけ、創業・起業のお手伝いをすると、
ビジネスだけでなく、まちづくりにも同じことが言えるよな、
そんな視点、フレーズに出会うことがある。
今回紹介したいのは、インターネットで見つけた、
同じ商品(25年物の古酒)でも、売り方次第で
「売れないお店」と「売れるお店」に分かれるという視点。
Aは「奇跡の古酒』の、醸造元、原材料名、特徴などを説明。
Bは「25年を振り返りながら、25年物の古酒を飲む。」と
この25年古酒に「意味」を与えてDMなどを出しただけ。
結果は「Aは全く売れず、Bは驚異的な大ヒット」だったという話。
この例え話が教えてくれるのは、商品・サービスを売るためには
「良い商品」だけでは売れないということ。
これを「まちづくり・観光」に置き換えると、
「世界遺産・国指定文化財」など、観光素材は良くても、
それだけでは、誰も訪れてくれない、ということ。
「美味しいものを作っていれば、客は来る」
そんな時代ではない、と言われた気がする。
日本全国、名水、湧水、湧き間などを素材にして、
まちづくりをしている自治体は多いので、
どんな「名水」なのかを、詳細に説明してもダメ。
その「名水」に「意味」を与えなければ・・。
「まちづくり・移住促進」のキャッチコピーが、
「このまちに住む人が温かい・・」なんて、響かないってこと。
どうやって「商品の良さをお客様に伝えるか?」
これは、まさにマーケティングの本質なんだよなぁ。



2021年03月15日(月)
〇〇らしさを出すのが演奏者のテクニック

NHKのラジオ番組「カルチャーラジオ 芸術その魅力」、
今は「今、もう一度『ジャズ入門』を聴いている。
私の中では、ほとんどチームで息を合わせて、
アドリブで演奏しているのかと思ったら、大きな間違い。
必ず、基本となる楽譜があり、
その素晴らしい素材で、個性的表現をするのがジャズ、
そんな説明に、妙に納得した。
どうアレンジするかが演奏者の技量、ということなのだろう。
「〇〇らしさを出すのが演奏者のテクニック」であり、
有名なジャズマンは、どの曲にも「〇〇らしさ」があるらしい。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)らしさ、
ビル・エヴァンス(Bill Evans)らしさ、
レッド・ガーランド(William "Red" Garland)らしさも、
基本の曲をどう表現したか、どう特徴を出したか、
私のスタイルはこうだよ、と言っていることらしい。
音楽のことはよくわからないけれど、
まちづくりも同じようなことが言えそうな気がする。
全国で活躍する「まちづくり仕掛け人」は、
きっとジャズに似た「〇〇さんらしさ」を持っている。
それはたぶん、仕掛け方だけで「〇〇さんが関わっている」と
わかるような特徴が必要なんだろうなぁ。
「ジャズマン」と「まちづくり仕掛け人」は共通点が多い。



2021年03月14日(日)
消えても消えても、誰かがまた思い出させてくれる

映画「記憶屋 あなたを忘れない」(平川雄一朗監督)から。
人の記憶を消せるという都市伝説的な存在「記憶屋」について
存在を肯定する人の意見はこうだ。
「記憶を消したい人がおるけ、記憶屋がおるんじゃないん?」
「まぁ記憶屋は悲しい世の中に、
生まれるべくして生まれた伝説なのかもしれないね」
「記憶屋は世の中の不条理が生んだ怪物じゃ」
「記憶屋は世のため人のためにおるんじゃと」
だから「記憶を消したいと思うこと」は悪いことではない、と。
しかし、それを否定するわけでもなく、こんな台詞が。
「記憶ってさ、消されたところでまた再生できるって思わん?。
人間って誰でも1人で生きてるわけじゃないけぇ、
記憶がなくなっても周りの人がまた作ることができる。
消えても消えても、誰かがまた思い出させてくれる。
思い出したところでまた忘れてしまうかも知れんけど・・」
それが「記憶」なんだ、という定義に、頷いてしまった。
まぁ、故人になると「いい思い出」しか浮かばないけどねぇ。
死んだ人まで、恨めないからね。



2021年03月13日(土)
お前ここダメだよって言ってくれる人

「お前ここダメだよって言ってくれる人がいるかどうかは大事」
そんな話を、NHKのラジオ番組「DJ日本史」で耳にした。
織田信長には、明智光秀、豊臣秀吉には、黒田官兵衛、
徳川家康には、本多正信、なるほど、確かに・・とメモをした。
それに比べ「承久の乱の主犯格(汗)、後鳥羽上皇は、
ワンマンだったために周囲には冷静に情勢を判断できる人や,
上皇を諌める人がいなかった、と歴史の話としてまとめた。
それは、現代社会でも同じことが言える。
どんな小さな世界でも、組織として成り立つには、
強力なリーダーシップを発揮する人も必要だが、
行き過ぎな発言、行動に対して、諫める役の人も必要。
そんな嫌な役を引き受けてくれる人を大切にするリーダーこそ、
大きなことを成し遂げることができるに違いない。
そんなこと、昔から言われていたことだし、今更・・と思うが、
知っていたけど、実行に移さなければ、知らなかったことと同じ。
いくつになっても「お前ここダメだよって言ってくれる人」
大切にしなくちゃなぁ。



2021年03月12日(金)
今までの人生なにを学んだのか

最近、政治家・首長がSNSの効果に目覚めたのか、
多くの方から「友達リクエスト」が届く。
特にFacebookは、実名登録が基本なので、
国会議員や県会議員、近隣市町の首長、議員など、
えっ、あの人から?と思うような大物まで。(汗)
でも私は、どんなに偉い人でも、
ノーメッセージの人は、承認しないことにしている。
それは、政治家に限らず、友達申請してくる知人でも同じ。
その考えは、ネットで見つけたフレーズに賛同したから。
「ノーメッセジリクエストは、圧倒的に年配者男性が多い。
今までの人生なにを学んだのか。」
仕事でもなんでも、何も挨拶なしに、黙っていて知らずに、
お近づきになることはないことは、長い経験で学んでいるはず。
もしかしたら、それは、新人でも習うことなのに、
ネットの世界だから、友達申請しておけばいいだろう・・
そんな気持ちだったら、逆効果だと思うんだけどな。
講演会や秘書が一括で「友達リクエスト」するならば、
ノーメッセージのリクエスト、やめた方がいいのになぁ。