初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2022年04月19日(火)
役目を終えたら呆気なく消されてしまう

今回(第15回)NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は泣けた。
佐藤浩一さん演じる「上総広常」の死に方は、
定年後、予定していた再任用制度も活用せず、
地元の観光振興に向けて、3年間頑張ってきたつもりが、
最後は活躍の場を取り上げられてしまった感じの私と、
少しダブったからかもしれない。
解説には「上総広常」について、こう書いてあった。
「頼朝を助け、御家人たちの中でも存在感を示してきたが、
彼のことが疎ましくなった頼朝の策謀によって、
最後は抹殺される。歴史の変革期に忽然と現れ、
役目を終えたら呆気なく消されてしまう。
近藤勇にとっての芹沢鴨、それが広常だ」と。
私に存在感があったかどうかはわからないけれど、
権力のある者に疎まれると、こういう結果になる、
これだけは、今後も肝に銘じておきたい。
ただ、その権力を取り上げるのも、必要かもなぁ。



2022年04月18日(月)
宣戦布告をしていないから「紛争」?

巷では、ロシアとウクライナの戦争について、
多くの人がコメントをしているけれど、
「ところで、ロシアってウクライナに対して、
宣戦布告したっけ?」というフレーズをメモした。
宣戦布告とは、ある国が他国と
「戦争状態にある」ということを意志表示すること。
あるいは「宣戦」「開戦宣言」「戦争宣言」という、
場合もあるようだ。
宣戦布告が行なわれた後で国家間が
武力を使って争うことを通例では「戦争」というが、
宣戦布告がないまま武力を使う争いは
「事変」や「紛争」と言うらしい。
気になって、ネットを探してみたら、
「事実上の宣戦布告」と言うフレーズは見つけたけれど、
「宣戦布告」した記事が見つからない。
と言うことは・・宣戦布告をしていないから「紛争」?



2022年04月17日(日)
100人もの客がホテルの奥にあるチェンバーズから脱出します

映画「ホテル・ムンバイ」(アンソニー・マラス監督)から。
ハイジャックや爆破、銃殺など、多くのテロ事件が、
事実に基づいて映画化されるけれど、作品にしやすいのか、
犯人たちの動機が、単なる宗教や差別などの問題だけなのか、
どうして繰り返して起こるのか、私には理解できない。
自分たちの想定した敵に対して、一心不乱に突っ込むなら、
どうぞ、勝手におやりください、と言えるけれど、
それまで普通に真面目に生きてきた一般人をターゲットとした
無差別の殺人については、何度同じようなテロ作品を観ても、
感情移入もできなければ、解りたいとも思わない。
さらに、こういった事件の被害を拡大させるのは、
金持ちのわがままか、現場にいないマスコミ、と決まっている。
「落ち着いて静かにしてましょう。ここが犯人にバレないように」
そう説明しているのに、その静けさを破るのは、
「家族に会いたい、開けて」「ドアを開けろ」と威張り散らす
金持ちの人たち。
外に連絡を取るのは「居場所がばれる」と心配していたのに、
「私は客だぞ!」と大声をあげ、罵倒する。
それを受けたマスコミも「脱出作戦の情報が入りました。
「100人もの客がホテルの奥にあるチェンバーズから脱出します」
テレビを見ていたテロの首謀者が、実行犯に無線連絡、
「チェンバーズに行け、大勢が逃げる」と。
そして、逃げ遅れた何人かが銃殺されてしまうシーン。
本来なら、テロ事件の犯人を憎みたいのに、逆になってしまった。
もしかしたら、監督が伝えたかったのは、
金持ちとマスコミに対する警鐘かもしれないな。(汗)



2022年04月16日(土)
殺しを教えた連中を殺そう

映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
(クエンティン・タランティーノ監督)から。
ディカプリオとブラピという2大スターを初共演、と知って
少し期待し過ぎたのかもしれないが、やや物足りなかった。
作品は、1969年2月8日〜1969年8月9日の様子が描かれ、
アメリカでは、ヒッピー全盛の時代が映し出された。
同じような環境に置かれたヒッピー族の女性たちが集まり、
ハリウッドに住む俳優たちの豪邸を襲う事件が起きる。
その時の行動は短絡的だが、襲った理由が面白かった。
ある女性が、仲間の男女に声を掛ける。
「みんなテレビを観て育つよね。つまり殺人場面を見て育つんだ。
『アイラブルーシー』以外、全部殺人の話だよ。
だからこう思うんだ、殺しを教えた連中を殺そう。
ここはどこだと思ってる?。ハリウッドだよ。
人殺しを演じた奴らが住んでいる街だ。奴らは豪華な暮らし。
チンポを切って食わせてやろう」
貧富の格差が大きければ大きいほど、こう考える若者が増える、
今の時代にも通じること、肝に銘じたい。



2022年04月15日(金)
沼地には何も育たない。

映画「沈黙 サイレンス」(マーティン・スコセッシ監督)から。
作品意図とは関係ないが、気になるフレーズを見つけた。
「この国は、沼地だ」「沼地には何も育たない」
「日本という沼に負けたのだ」と「沼」に関する表現が多い。
だから、布教しようと努力したが、宗教の芽が育たなかった。
そんな比喩に使っているのだが、なぜか私の頭に浮かんだのは
(全国には「沼」の漢字を使っている自治体は数あるけれど)
隣接している「沼津市」という、自治体である。
電報で「ぬ」を説明するのに「沼津の『ぬ』」を使ったほど、
静岡県東部では今でも主要都市となっている。
(空襲も受けた都市であることでも、国内で重要都市だとわかる)
私の生まれ故郷でもあるし、なんとか盛り上げたいと思うのだが、
市域も広く、なにから手を付けたらいいのか、わからない。
ただその原因は「沼」という地名の持つイメージかな、
と感じたから、この台詞を取り上げてみた。
長年の懸案だった、鉄道高架事業もやっと、動き出したことだし、
市全体の拠点整備計画も進み始めた。
もちろん、異論反論はあるとは思うが、歴史だけにとらわれず、
市名変更なども、イメージチャンジするには、いいのかもしれない。
そんな簡単なことでないことは、承知だけれど、
「沼」のイメージが「沼地には何も育たない」だとしたら、
明るい「沼」のイメージを打ち出してみるのも方法かもしれないな。



2022年04月14日(木)
システムを全国に広げる社会貢献に寄付を

コロナ禍の中、活動を始めた「柿田川大楽」。
もちろん、側から見ると順調とは言えないけれど、
自分が老後の楽しみに暖めていた企画なので、
あまり焦ってもいないし、じっくりのんびり楽しむ、
それだけは忘れないようにしている。
もちろん、柿田川を題材にした「生涯学習」が基本であり、
その運営には、多少の経費が必要となるが、
今回のコロナ禍で、生活費にも困っている人たちを知り、
あえて、柿田川大楽の活動資金を支援して・・とは言えず、
しばらくは、このままでいいや、と思った矢先、
同じような活動をしている団体のホームページに
「システムを全国に広げる社会貢献に寄付を」
のフレーズを見つけた。
こんな時だからこそ、地域資源に、とことんこだわった
「〇〇大楽」のシステムを全国へ広げる社会貢献をしている、
そう考えれば、堂々と寄付を呼び掛けることも、
決して、悪いことではないな、と思い直した。
このシステムで、実際、まちづくりに賑わいをもたらすこと、
その成功体験こそが、情報発信になると信じて。



2022年04月13日(水)
そう! 秘密結社には秘密基地が必要でしょ

映画「青くて痛くて脆い」(狩山俊輔監督)から。
大学のサークルか、懐かしいなぁ・・と呟きながら、
何十年も前の自の大学生活を思い出していた。
中学、高校のクラブ活動とはちょっと違う自由さが、
大学のサークルって感じで、楽しかったのを覚えている。
「この世界に暴力はいらない」という理想を掲げ、
自分たちの行動で「世界を変える」、
そんな思いを抱いている主人公女子は、悩んでいた。
そんな時、主人公男子とは、こうアドバイスする。
「どうしてもやりたいなら自分で作ってみたら?」
その一言から「秘密結社サークル・モアイ」が立ち上がり、
彼女が積極的に動き、活動場所も見つけてきてしまう。
そして彼を、その場所に連れて行き、
「今日からここが、モアイの秘密基地です」と宣言する。
「秘密基地?」と不思議がる主人公男子に、言い放つ。
「そう! 秘密結社には秘密基地が必要でしょ」
私たちが子供の頃に、隠れ家として作った秘密基地は、
なんだったんだろうなぁ・・と思い出し笑いをした。
でも「秘密結社には秘密基地が必要」という発想が楽しい。
サークルなんだから部室でいいのに・・と思いながら。

P.S
個人的には、ネットで炎上して大混乱しているかと思いきや、
「安全圏で笑ってる奴らなんかゴミです」と言い放つ、
モアイメンバーの女子大生の台詞、インパクトあったなぁ。



2022年04月12日(火)
柿田川公園の利用方法は、十人十色でいい

約3年間、柿田川公園を眺め続け、予想以上に気づいたことが多い。
観光客というと、どうしても観光バス、自家用車を想定してしまうが、
この場所だけは、歩いてくる人たち、自転車で来る人たち、
そして「サントムーン柿田川」という大型商業施設方面から、
家族連れがドッと押し寄せて来ることもわかった。
どういう人たちをターゲーットとして、柿田川を案内をするのか、
どうやら、遠方から来る観光客だけではないことははっきりした。
さらに、その方々の動きを観察していると、狭い公園内ではあるが、
目的がはっきりしていて、目指す場所へ一直線に向かう人たちも。
それだけ、柿田川公園の利用方法は、多種多様であり、
選択肢が多いということは、豊かさの証拠でもあるので、
1人でも、家族でも、大勢の団体でも、どんな人たちが訪れても、
満足してもらえる、楽しい場所として、情報発信していきたい。
そういう意味では、公園内全てを独占してしまうような、
大きなイベントは、この公園には必要ないかもなぁ。
(あくまで個人の見解ですので、ご理解ください(汗))



2022年04月11日(月)
曜日の感覚がなくなってくるね

「無職」になって11日目。
と言っても、昨年度末に、町シルバー人材センターに登録して、
「公園管理人」として仕事をいただいた。
週に何度か、柿田川公園の維持管理を中心に、
町内の「公園」と名のつく場所を巡回している仕事だが、
人間関係の面倒臭さにストレスが溜まっていた頃に比べれば、
気が楽だし、お昼のお弁当も美味しい。(笑)
何人の方から「どう? 今の気分は?」と問われて、
私の口から出た台詞が「曜日の感覚がなくなってくるね」だった。
毎週何曜日でもなければ、週に何回でもない。
事務局で作成してくれたスケジュールに沿って、働くだけ。
平日、土曜日、日曜日、祝日を意識することもなく、
今の季節、少し滲んできた額の汗を拭きながら。
隠居生活ってこんな感じなのかな?、と苦笑いした。
日曜日を意識しないと、NHK大河ドラマも見過ごしてしまいそう。
まぁ、観光の仕事をしていた3年間も、365日、ほぼ毎日仕事で、
曜日の感覚はなかったけど・・



2022年04月10日(日)
山本大将の考えを読み、彼の次の動きを教えろ

映画「ミッドウェイ」(ローランド・エメリッヒ監督)から。
戦争も含め、あらゆる戦いは、情報部の役割が大きい。
太平洋戦争前半、攻撃力では優っていた日本が負けたのは、
この「情報戦」に負けたから・・という他ならない。
作戦の指示を出す役割の日本連合艦隊司令官「山本五十六」を
徹底的に調査研究し、こんな場面では、きっとこう考える、
こんな状況なら、こういう作戦に出る・・と推測した。
それはたぶん、将棋などを通して、彼の思考回路を分析した、
そういうことなんだと思う。
情報部の役割について、こんな台詞があった。
「大将、私は結婚パーティーの招待状を見なくても、
業者が料理を準備し、生花店がバラを揃え、バンドが雇われたと知れば、
その事実を手がかりとして報告します。それが情報部」
どんな細かいことでもデータを収集し、分析すれば、
行動(考え方)にも必ず癖とか、傾向が見つかるはず。
そんなところを、戦争の作戦に生かすところが、アメリカらしい。
「まだこの戦いを制すことは可能です」と意気込む部下を、
山本五十六が叱咤する。「君は将棋のやり過ぎだ。
我々のメンツのために、残りの艦隊を失うわけにはいかない」と。
日本幹部の彼らが「将棋」ではなく「囲碁」を嗜んでいれば、
戦況は大きく違った、という人がいたのを思い出した。
最後に一つ、アメリカから見れば、終戦は8月15日ではなく、
日本降伏調印式だった9月2日と、再認識されられたテロップ。
この辺りのズレ、いつまで続くんだろう。