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しもさんの「気になる一言」
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2022年03月22日(火)
東京電力で使う電力は、東京電力エリア内で発電を

夕方仕事を終え帰宅したら、いつもと違う雰囲気に驚いた。
「節電に協力」とばかり、電気を最小限にしている様子。
なるほど、我が家も東京電力エリアだと実感した。
しかしニュースの「東京電力 管内で節電の呼びかけ」の文字に、
いいのか、これで・・と思ったのも事実。
なぜ東京電力エリアの電気を、東北電力エリアの場所で発電するのか、
原発が安全だとするならば、東京電力エリアに、
原発を作ればいいのに、そんなへそ曲がりな考えが浮かんだ。
もちろん、発電所からの距離が長くなればなるほど、
電気は減衰(ロス)するのだから、近い方がいいに決まっている。
東京電力エリア内は関東圏の「東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、
栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県(富士川以東)」
このエリアの電力不足、他地域で発電した電力を使わせてもらう。
供給と需要のバランスが崩れている気がする「電力産業」は、
私には理解できないシステムなんだろうなぁ、きっと。
こういう日は、電気を消して布団にくるまって早寝だな。



2022年03月21日(月)
ハイブリッドの母校応援(甲子園ライブ中継)

春の選抜高校野球大会、母校の日大三島高校が、
38年ぶりの出場を果たしたが、残念ながら一回戦敗退となった。
結果に対しては、にわか解説者に任せるとして、
面白かったのは、母校の応援をハイブリッドで体験したこと。
現地の甲子園へ駆けつけ応援する仲間たち3人と、
仕事などで行けなかった、テレビの前で応援する私たちが、
LINEを介して、ライブ中継さながらの応援を楽しんだ。
「どの辺りに座ってる?」「日商エステム看板の下10列目くらい」
「白い帽子、白地にピンクの集団の横にいる、赤のジャンバー」
「看板は見えるけど、人は小さすぎて判別できん!」などなど、
試合とは関係ない話ばかりだったけれど、面白かった。(笑)
最近よく活用される、会議や研修などのハイブリッドは、
私は好きではないけれど、こうした「ハイブリッド」は大歓迎だ。
意外と、甲子園の熱狂的な様子もわかったし、
気心の知れた仲間たちの小グループ応援は、クセになるかも。
敗戦が決まったら、テレビ観戦の私たちから、現地応援の仲間へ
「お疲れ様でした」のスタンプの嵐・・ライブだなぁ。



2022年03月20日(日)
なぜ飽きたのかわからないけど、飽きたのである。

以前紹介した、グラフィクデザイナー・横尾忠則さんの言葉。
高齢になると、ついつい「意欲がなくなった」というフレーズを
手垢がついたように、誰もが使いたがるけれど、
自分の感覚としては、ちょっと違うなぁ・・と思っていた矢先、
彼の発する言葉に、私のアンテナが引っかかった。
「なぜ飽きたのかわからないけど、飽きたのである。」
それは、単純に「働くことに飽きた」かもしれないし、
ずっと続けてきた「まちづくりに飽きた」かもしれない。
そろそろ、生きることに飽きた・・とも言える年齢になった、
そんなことかもしれない。
それも、自分でも理由がわからない・・ところがいい。
それだけ、夢中になって続けてきた証でもある気がする。
何でもかんでも、飽きるまで続けられれば本望だと思うし、
それは、意欲がなくなった・・ということとは、
ちょっと違う感覚なんだと気付いたから嬉しい。
ついつい「最近、欲がなくなってね」と言っていたいたけれど、
これからは「最近、飽きちゃってね」って言ってみようかなぁ。



2022年03月19日(土)
一番恐ろしいのは、それを知らないでいること

映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)から。
約3時間(179分)が、あっという間に過ぎた作品だった。
今回は、台詞を聴き漏らしたくなくて、邦画なのに、
珍しく(字幕)バリアフリー日本語を設定した。
村上春樹さんの作品は、登場人物の名前が読みにくい。
主人公は「家福」(カフク)さん、妻の名は「音」(オト)さん、
さらに「山賀」(ヤマガ)さん「渡利」(ワタリ)さんなど、
文字で確認しないと、漢字が浮かばない苗字や名前が多かった。
私の場合、苗字が頭にパッと浮かばないと、どうしても、
それが気になって入り込めなくなるから、字幕は正解だった。
さて、前置きはさておき、気になる一言は、
「真実というのは、それがどんなものでも、
それほど恐ろしくはないの。
一番恐ろしいのは、それを知らないでいること」を選んだ。
作品の中、あちこちに散りばめられている「一番恐ろしいこと」
何気ない生活から、世界を揺るがすような事件も、
本当は何も知らないのに、知った気になっていたり、
もっと深い何かを見過ごしていたりする恐ろしさかもしれない。
世界で注目されているこの作品、世界の人々に伝えたいことは?
そんな視点で見ると、唸ってしまうよなぁ。



2022年03月18日(金)
職場が変わるだけでは「第二の人生」とは言わない

帰宅途中で、道草した本屋で雑誌をペラペラめくっていたら
「職場が変わるだけでは『第二の人生』とは言わない」という
フレーズを見つけて、なるほどなぁ・・と思ってメモをした。
よく定年退職を迎えると、(最近では、再雇用の期間が切れた時も)
これからは「第二の人生を楽しみます」みたいなコメントをする。
もちろん、私もした。(笑)
しかし、よく考えてみると、それはただ生活環境が変わっただけで、
それまでの「第一の人生」を終えて、全てクリアにして
「新しい人生をスタートする」わけではない。
今まで培ってきた人間関係や、蓄積してきた知識、知恵を駆使して、
なんとなく「第二の人生」と思い込んでいるに過ぎない。
人生なんて、一回しかないから面白い・・と私は思う。
たとえ生まれ変わっても、前世は覚えていないだろうし、
人生のベテランがいたら、是非、お目にかかりたい。
だから私はあえて「第二の人生」という表現ではなく
「残された人生」という言葉を使うようにしている。
その残された人生を、どう生ききるか・・それだけ考えようっと。



2022年03月17日(木)
自分は、自転車の補助輪

最近、妙にいろいろな団体から、要請されることがある。
短期間でもいいので、団体の運営が軌道に乗るまで
その団体のトップを引き受けてくれないか、というもの。
組織が衰退する原因は、人材も含め、組織のマンネリ化、
これに尽きる、と思っている私は、
思いっきり変えていいなら・・・とお返事する。(汗)
公務員として、まちづくりに38年間携わってきた経験が
「何かのお役に立てば・・」「恩返しのつもりで・・」と
考えているので、声をかけていただけるのは、正直嬉しい。
だけど私も63歳と歳を重ね、気力・体力にも衰えを感じる。
だから、最近では「自分は、自転車の補助輪」と決めている。
いつまでも、補助輪を頼っていては、自信もつかないし、
周りからも、信用されないのが、補助輪付きの自転車乗り。
軸がぶれないための補助輪の役割が終わったら、
次は、もう少し後ろで荷台を支える役割になるかもしれない。
けれど、いつかは、自分たちの足で一所懸命こがなければ、
前に進まないことも教えなければならないし、
何度でも、転んで起きて、転んで起きて・・を繰り返し、
その経験から、成長していくことを私は知っているからこそ、
「自転車の補助輪」役を頼まれたら、断らないようにしている。
少なくとも、前に進もうとしているのだから。



2022年03月16日(水)
人生の滑り台って一度、滑り出すと止まんないのよ。

映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督)から。
LGBT関連の作品と分かっていても、手術の様子や
股間が血だらけの描写には、ちょっと抵抗感を覚えた。
作品を通じて表現されるバレエネタで「オデットですか?
踊りがとても上手だね、お嬢様方。
でも朝が来れば、白鳥に戻ってしまう。なんとも悲しい」を
LGBTと絡めてまとめようとしたけど、難しかった。
作品と関係ないかもしれないが、ニューハーフの同僚が
呟いた台詞が、妙に引っかかったので、メモをした。
「人生の滑り台って一度、滑り出すと止まんないのよ。」
遊具の滑り台は、足や手を使って、止めることはできる。
けれど、人生の滑り台は、そう簡単には止まらない。
マイノリティの世界は、生きづらさを感じるだろうし、
まだまだ、それを念頭に生きなければ、苦しくなる、
だから、慎重に生きなければ・・そう教えられた気がする。
滑り出すのも勇気がいるけれど、止まるにはもっと勇気がいる。
生半可な気持ちで滑り出すと、大怪我をするかも・・。
だから、このフレーズが気になったのかもしれないなぁ。



2022年03月15日(火)
こんな時期に、こんなに緑があるなんて

柿田川公園をブラブラしていると、
ときどき会話が聞き取れない方言を耳にすることがある。
それは、九州地方の方言の時もあるし、
東北地方の方言でもあり、とても楽しそうな会話で
話しかけられると、翻訳機が欲しくなる。(笑)
けれど、話かけてみると、お国自慢をする時の彼らは、
愛郷心のある独特の文化、風土みたいな話になり、
聴けて嬉しくなる。
先日、雪国の県からやってきたという観光客の第一声は、
「こんな時期に、こんなに緑があるなんて」だった。
空はどんより曇っていて、周りは雪だらけで、
こんなに明るい色(緑)が、こんな時期に見られるなんて、
大喜びだった。
もちろん、既に葉桜になった「カワヅザクラ」や、
今満開の「アタミザクラ」にも笑顔でシャッターを切った。
富士山の雪が少ないのにも、驚いていたなぁ。



2022年03月14日(月)
まん延防止などコロナ対策で、街が汚れたね

久しぶりに、私の呟きである。
コロナ感染拡大防止のために、国や県の努力は、痛いほどわかる。
それに合わせて、時短営業など協力している店舗の苦労もわかる。
しかし「できることなら・・」と前置きして、こう言いたい。
「まん延防止などコロナ対策で、街が汚れたね」
徒歩通勤をしている私の目、ウォーキングを楽しんでいる私の目には、
店舗の入り口に貼られた「コロナ対策実施」の紙切れが、
セロテープ、ビニールテープ、ガムテープなどで、ベタベタ貼られ、
「景観」という視点で考えると、貼り直したい、という衝動に駆られる。
すぐ剥がすのだから・・という気持ちが見え隠れするが、
だからこそ、きっちり貼っている店舗がキレイに見える。
今更だけど「コロナ対策実施」を周知する告知チラシ、ポスターと共に、
両面テープなど、キレイに貼ったり、剥がせるものも同封する、
そんな気遣いができる人がいるといいなぁ。



2022年03月13日(日)
ガクチカ

今年は、高校生や大学生など、若い人たちと話す機会が増え、
耳慣れない(省略?)単語と遭遇することが増えた。
今回は「ガクチカ」。
(「デパチカ」なら「デパ地下」として知っていたけれど・・)
「ガクチカ」とは「学生時代に力を入れて頑張ったこと」らしい。
就活をしている大学生に訊くと、
「ガクチカ」は「自己PR」や「志望動機」と並んで、
エントリーシートや面接で、頻出の質問となっているようだ。
「学生時代に熱中して取り組んだことを教えてください」や
「これまでの人生で最も打ち込んだことは何ですか?」
などと訊かれるので、ボランティア活動などをしたいけれど、
コロナ禍で、そういう機会が激減してしまい、
「ガクチカ」に書くことが見つからない、と困る学生が増えている、
そんな話も耳にした。
逆に、観光ボランティアのガイドなど、高齢化が進み、
なかなか世代交代が出来ないと悩んでいる団体は、数多い。
高校生や大学生が、長期休暇(夏・冬・春休み)の時だけでも、
観光ボランティアガイドを手伝ってくれれば、
WinWinなのになぁ・・とメモをした。
それをつなげるのが、私の役目かもしれないなぁ。