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しもさんの「気になる一言」
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2022年02月20日(日)
情報を(無料で貸し出し)活用してもらう場所

最近、図書館の役割が気になっている。
特に行政の図書館に限ったことではないけれど、
民間の図書館も含めて、その役割は変わりつつある。
そんなことを考えながら図書館で借りた本に、
面白い定義を見つけた。
(図書館は)「本を無料で貸し出すのではなく、
情報を無料で貸し出し活用してもらう場所」
この「活用してもらう場所」というのがいい。
本屋さんは、情報を無料で貸し出すのではなく、
有料で購入してもらうだけで、
「その情報を活用してもらう場所」に変わりはない。
多くの図書館には「レファレンス・ライブラリアン」
という人がいて、情報の「根拠を調べてくれる人」がいる。
そこが、本屋さんとの大きな違いかもしれない。
インターネットではわからないこと、
そんな貴重な情報があるのが、図書館なんだよなぁ。



2022年02月19日(土)
ウグイスが鳴き始めたね

立春を過ぎてからの方が寒い・・そんな肌感覚だけれど、
今年は、マフラーも手袋を使わなかったなぁ・・・と振り返り、
ポケットに手を突っ込んでいるだけで暖かくなったし、
マスクのおかげで、顔も冷たくならなかった気がする。
毎日の日課となっている、柿田川公園定点観測も、
太陽の位置が変わるから、日差しの強さも変わってくる。
そんな中、公園内の野鳥や昆虫観察をしている女性とすれ違って、
「だんだん、春が近づいていますね」と声を掛けたら、
「ウグイスが鳴き始めたね」のフレーズが返ってきた。
私は、鳥に詳しくないので「えっ?」と訊き返したら、
「まだ、ケキョ、ケキョって感じだけどね」。
「まだ、ホー・ホケキョって鳴くまでには時間がかかるね」
そんな会話をしながら、耳を澄ませたら、
姿は見えないけれど、微かに「ケキョ、ケキョ」と聴こえた。
目をつぶってみたら、もっと多くの鳥たちの鳴き声も。
こんなに、鳥の鳴き声がしていたなんて・・と驚いた。
そして、それから数日しただけなのに、
昨日は、なぜか「ホー・ホケキョ」の鳴き声が聴こえてきて、
慌てて、スマホを取り出し、簡易の録音をした。
これからしばらく「撮影」から「録音」に切り替える季節かな。



2022年02月18日(金)
心に抱く憎しみは、自分をも消耗させてしまうから

メモを整理していたら出てきた、なるほどなぁ、と思ったこと。
誰のセリフかも書いてなかったけれど、残り少ない人生、
こういう考え方で生きていきたいな・・と強く思った。
「人生を通じて、人に対して頭にきたり、
人から失礼な態度をとられたり、
ひどい扱いを受けることもあるだろう。
しかしそれらは神様に処理してもらうことにしよう。
なぜなら心に抱く憎しみは、自分をも消耗させてしまうから。」
考えたくなくても、どこかに引っかかっていること、
そんなことに時間をとられるのは、もったいない。
特に、そんなことを考えている自分自身を消耗させている、
そんな考え方が気に入ったから。
歳を重ねるとわかるけれど、どんどん自分が消耗している、
萎んでいることを実感する。
だからこそ、つまらないことで力を使いたくない、
そう感じるのだと思う。
「怒り」って、本当に無駄に消耗させるよなぁ。



2022年02月17日(木)
これで江戸中がうちの出方に目ぇ凝らしやがる

映画「HOKUSAI」(橋本一監督)から。
浮世絵師・葛飾北斎の知られざる生涯、が主題なんだろうが、
どうもピンとこないで終わってしまった感じがする。
私が気に入ってメモしたのは、
喜多川歌麿、東洲斎写楽、そして後の葛飾北斎の才能を
見いだし世に出した希代の版元・蔦屋重三郎(版元)の台詞。
人気浮世絵の販売で、お上に目をつけられた「耕書堂」、
主人は、お上の立ち入りで大騒ぎするところを、
冷静に対処し、慌てずにこう口にした。
「まったくありがてぇもんだ。出る杭は打たれるってな。
つまりうちが江戸で頭1つ抜けた版元だって、
お墨付きをもらったってこった。こいつは恵みの雨ってもんよ。
これで江戸中がうちの出方に目ぇ凝らしやがる」
なるほど・・そういう発想は思いつかなかった。
目立つ、ということは、悪いことではないし、
逆に「打たれるくらいの杭」でなければビジネスはだめだ、
そう教えられた気がする。
それくらい繁盛している証拠だ、自信を持て・・と捉えた主人、
お上から、睨まれれば睨まれるほど、嬉しいんだろうなぁ。(汗)



2022年02月16日(水)
地方の観光地は、キレイじゃないとだめ

夕飯前に、チラッと観始めたテレビから流れてきた。
「地方の観光地は、キレイじゃないとだめ」
(テレビ局も番組もメモせず・・ごめんなさい)
でも、なぜか私の記憶に残って、しばらくしてからメモをした。
地方の観光地に訪れるのは、キレイな大都市からの人々。
「住民が素朴でいいですね」「人が温かいです」なんて、
全国に点在する地方都市の強みとして取り上げられるけれど、
そんな理由で、訪れる人たちはいない。(と私は思う。)
やはり「都会にない自然の景色」を求めて・・ではないか。
それも、空気が臭かったり、施設が汚かったら、
印象は「さすが田舎・・」と口に出さずとも思うに違いない。
だから批判覚悟で言えば、施設の看板の汚れ、
ガムテープなどで貼られた注意看板やポスターなどは、
その施設の印象だけでなく、そのまちの印象を左右すると思う。
ふぅ、これ以上書くと、墓穴を掘りそうなので、今日はここまで。



2022年02月15日(火)
試合途中のインタビューはやめようよ

毎晩、夕食をとりながら、北京五輪のテレビ観戦をしている。
マスコミは「速報」と称して、最新映像を届けてくれるが
ジャンプ男子(ラージヒル)の中継には、ちょっとイラッとした。
2本のジャンプの合計点を競う種目に対して、
1本目終了し、2本目に向かう選手の対して、インタビュー、
「一本目を終えてどうでしか?」の問いに、
顔をこわばらせながらも、笑顔で抱負を語ったけれど、
これは、ルール違反ではないけれど、マナー違反だと思う。
競技が完全に終了してからのインタビューでいい。
だって、選手は集中しているのだから。
私たちはも選手の邪魔になるようなインタビューは望んでいないし、
それが、選手に影響を与えるような中継ならいらない。
あぁ、男子団体でも、インタビューしている。
「楽しみにしています。頑張ってください」と励ます程度なら、
競技が終わってからにして欲しいなぁ。



2022年02月14日(月)
お客さんの財布事情は考えても仕方がない

ビジネスで成功した人をゲストに招いて、
インタビュー形式で、LINEのLIVEをしているのを視聴した。
今回は、単価アップ・リピーター対策・新規顧客獲得のテーマ。
特に、単価アップについてのコメントが参考になった。
お友達価格とか、知り合いだからとか、安い方が喜ばれると思って、
そんな理由で、客単価の低下を招いている人に対して、
値下げはぜったいにだめ、と強く主張した後、
「お客さんの財布事情は考えても仕方がない」と語ってくれた。
いいものを提案することの大切さと共に、高くても安くても、
「選ぶのはお客だから」と付け加えてくれた。
安い方がいいに決まっているよなぁ・・は、こちら側の考え方。
高くても、いいものなら・・というお客もいるのだから・・。
知り合いだから、友達だから・・と安く売る人がいるけれど、
知人、友人だからこそ、値下げはしない・・なんだよなぁ。
なるほど・・久しぶりに、腑に落ちたフレーズだった。



2022年02月13日(日)
理由もなく会えるのが友達で

私は、よく「友人・知人」という単語を使うけれど、
先日も「どうやって区別しているのですか?」と訊かれて、
正直なところ、うまく説明ができなかった。
自分の中で、モヤモヤしていたら、ネットで見つけた定義が
とてもわかりやすかったので、メモをした。
「理由もなく会えるのが、友達(友人)で
理由がないと会わないのが、知り合い(知人)で
理由を作って会いたくなるのが、好きな人」
本来なら「恋人」の定義で紹介されていたのかもしれないが、
今回は「友人・知人」の定義で、私のアンテナに引っかかった。
急に思い出しから・・とか、近くまできたから・・と、
アポなしで、いつでも会える関係って、なかなかいないと思うから。
その基準で考えると、意外と「友達」ではなく「知人」だったり、
逆に「知人」だと思っていたら「友達」だったりするから面白い。
これって自分ほ中心に考えた定義だけど、
相手にとって、自分は「友人」なのか「知人」なのか、
一度、じっくり考えるのも面白いかもしれないなぁ。



2022年02月12日(土)
この水は湧水ではありません

柿田川公園に設置されている看板の1つに、
「この水は湧水ではありません」と書かれたものがある。
私は、この表現がずっと気になっている。(笑)
行政的には、間違いではないし、「湧水」と間違って飲まれ、
体調を崩されたら大変なことになるので、
この看板の設置目的に異論はない。
しかし、訪れる観光客にとって、残念な案内であるらしい。
この看板の前ですれ違った人たちが、口々にこう言った。
「湧水じゃないんだって。柿田川に合流してるんだよね」
「なにも、わざわざ書かなくてもいいのにね」だった。
せっかく、清流・湧水を観に来たにもかかわらず、
念押しで「湧水ではありません」と説明されるとがっかり、
と言うことらしい。
行政と観光客の、認識・イメージのギャップは、
わが町だけでなく、全国各地で見かける。
「この水は湧水ではありません」ではなく、
「この水は飲めません」くらいでいいんじゃないのかな。



2022年02月11日(金)
泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよ

映画「糸」(瀬々敬久監督)から。
中島みゆきさんのヒット曲「糸」をモチーフにした作品、
事前にこんな解説があると、歌を思い出してしまい、
なんだか真っ白な状態で観ることが出来ないと思って敬遠していたが、
それでも、鑑賞機会に恵まれた。
もちろん会話にも、歌のワンフレーズを彷彿とさせる
「人は出逢うべき時に、出逢うべき人に出逢うんだと思います。
僕にとって、それは葵さんだったんですよ」という台詞や、
「運命の糸って私はあると思う。でもその糸はたまにほつれる。
そして切れることもある。でもまたそれは何かにつながる。
生きてれば必ず何かにつながる。
そういうふうにできてるんじゃないのかな、世の中って」台詞。
そのつながりで一番強く感じたのは、亡き母が娘に伝えた
「泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよ」だった。
泣いてる人に、悲しい理由なんて問わず、ただ黙ってそっと
抱きしめてあげるだけで、あなたの気持ちは伝わるから」、
そう教えられた気がする。
わかっているけど、なかなか出来ないもんなんだよなぁ、
こういうことって。