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しもさんの「気になる一言」
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2022年02月18日(金)
心に抱く憎しみは、自分をも消耗させてしまうから

メモを整理していたら出てきた、なるほどなぁ、と思ったこと。
誰のセリフかも書いてなかったけれど、残り少ない人生、
こういう考え方で生きていきたいな・・と強く思った。
「人生を通じて、人に対して頭にきたり、
人から失礼な態度をとられたり、
ひどい扱いを受けることもあるだろう。
しかしそれらは神様に処理してもらうことにしよう。
なぜなら心に抱く憎しみは、自分をも消耗させてしまうから。」
考えたくなくても、どこかに引っかかっていること、
そんなことに時間をとられるのは、もったいない。
特に、そんなことを考えている自分自身を消耗させている、
そんな考え方が気に入ったから。
歳を重ねるとわかるけれど、どんどん自分が消耗している、
萎んでいることを実感する。
だからこそ、つまらないことで力を使いたくない、
そう感じるのだと思う。
「怒り」って、本当に無駄に消耗させるよなぁ。



2022年02月17日(木)
これで江戸中がうちの出方に目ぇ凝らしやがる

映画「HOKUSAI」(橋本一監督)から。
浮世絵師・葛飾北斎の知られざる生涯、が主題なんだろうが、
どうもピンとこないで終わってしまった感じがする。
私が気に入ってメモしたのは、
喜多川歌麿、東洲斎写楽、そして後の葛飾北斎の才能を
見いだし世に出した希代の版元・蔦屋重三郎(版元)の台詞。
人気浮世絵の販売で、お上に目をつけられた「耕書堂」、
主人は、お上の立ち入りで大騒ぎするところを、
冷静に対処し、慌てずにこう口にした。
「まったくありがてぇもんだ。出る杭は打たれるってな。
つまりうちが江戸で頭1つ抜けた版元だって、
お墨付きをもらったってこった。こいつは恵みの雨ってもんよ。
これで江戸中がうちの出方に目ぇ凝らしやがる」
なるほど・・そういう発想は思いつかなかった。
目立つ、ということは、悪いことではないし、
逆に「打たれるくらいの杭」でなければビジネスはだめだ、
そう教えられた気がする。
それくらい繁盛している証拠だ、自信を持て・・と捉えた主人、
お上から、睨まれれば睨まれるほど、嬉しいんだろうなぁ。(汗)



2022年02月16日(水)
地方の観光地は、キレイじゃないとだめ

夕飯前に、チラッと観始めたテレビから流れてきた。
「地方の観光地は、キレイじゃないとだめ」
(テレビ局も番組もメモせず・・ごめんなさい)
でも、なぜか私の記憶に残って、しばらくしてからメモをした。
地方の観光地に訪れるのは、キレイな大都市からの人々。
「住民が素朴でいいですね」「人が温かいです」なんて、
全国に点在する地方都市の強みとして取り上げられるけれど、
そんな理由で、訪れる人たちはいない。(と私は思う。)
やはり「都会にない自然の景色」を求めて・・ではないか。
それも、空気が臭かったり、施設が汚かったら、
印象は「さすが田舎・・」と口に出さずとも思うに違いない。
だから批判覚悟で言えば、施設の看板の汚れ、
ガムテープなどで貼られた注意看板やポスターなどは、
その施設の印象だけでなく、そのまちの印象を左右すると思う。
ふぅ、これ以上書くと、墓穴を掘りそうなので、今日はここまで。



2022年02月15日(火)
試合途中のインタビューはやめようよ

毎晩、夕食をとりながら、北京五輪のテレビ観戦をしている。
マスコミは「速報」と称して、最新映像を届けてくれるが
ジャンプ男子(ラージヒル)の中継には、ちょっとイラッとした。
2本のジャンプの合計点を競う種目に対して、
1本目終了し、2本目に向かう選手の対して、インタビュー、
「一本目を終えてどうでしか?」の問いに、
顔をこわばらせながらも、笑顔で抱負を語ったけれど、
これは、ルール違反ではないけれど、マナー違反だと思う。
競技が完全に終了してからのインタビューでいい。
だって、選手は集中しているのだから。
私たちはも選手の邪魔になるようなインタビューは望んでいないし、
それが、選手に影響を与えるような中継ならいらない。
あぁ、男子団体でも、インタビューしている。
「楽しみにしています。頑張ってください」と励ます程度なら、
競技が終わってからにして欲しいなぁ。



2022年02月14日(月)
お客さんの財布事情は考えても仕方がない

ビジネスで成功した人をゲストに招いて、
インタビュー形式で、LINEのLIVEをしているのを視聴した。
今回は、単価アップ・リピーター対策・新規顧客獲得のテーマ。
特に、単価アップについてのコメントが参考になった。
お友達価格とか、知り合いだからとか、安い方が喜ばれると思って、
そんな理由で、客単価の低下を招いている人に対して、
値下げはぜったいにだめ、と強く主張した後、
「お客さんの財布事情は考えても仕方がない」と語ってくれた。
いいものを提案することの大切さと共に、高くても安くても、
「選ぶのはお客だから」と付け加えてくれた。
安い方がいいに決まっているよなぁ・・は、こちら側の考え方。
高くても、いいものなら・・というお客もいるのだから・・。
知り合いだから、友達だから・・と安く売る人がいるけれど、
知人、友人だからこそ、値下げはしない・・なんだよなぁ。
なるほど・・久しぶりに、腑に落ちたフレーズだった。



2022年02月13日(日)
理由もなく会えるのが友達で

私は、よく「友人・知人」という単語を使うけれど、
先日も「どうやって区別しているのですか?」と訊かれて、
正直なところ、うまく説明ができなかった。
自分の中で、モヤモヤしていたら、ネットで見つけた定義が
とてもわかりやすかったので、メモをした。
「理由もなく会えるのが、友達(友人)で
理由がないと会わないのが、知り合い(知人)で
理由を作って会いたくなるのが、好きな人」
本来なら「恋人」の定義で紹介されていたのかもしれないが、
今回は「友人・知人」の定義で、私のアンテナに引っかかった。
急に思い出しから・・とか、近くまできたから・・と、
アポなしで、いつでも会える関係って、なかなかいないと思うから。
その基準で考えると、意外と「友達」ではなく「知人」だったり、
逆に「知人」だと思っていたら「友達」だったりするから面白い。
これって自分ほ中心に考えた定義だけど、
相手にとって、自分は「友人」なのか「知人」なのか、
一度、じっくり考えるのも面白いかもしれないなぁ。



2022年02月12日(土)
この水は湧水ではありません

柿田川公園に設置されている看板の1つに、
「この水は湧水ではありません」と書かれたものがある。
私は、この表現がずっと気になっている。(笑)
行政的には、間違いではないし、「湧水」と間違って飲まれ、
体調を崩されたら大変なことになるので、
この看板の設置目的に異論はない。
しかし、訪れる観光客にとって、残念な案内であるらしい。
この看板の前ですれ違った人たちが、口々にこう言った。
「湧水じゃないんだって。柿田川に合流してるんだよね」
「なにも、わざわざ書かなくてもいいのにね」だった。
せっかく、清流・湧水を観に来たにもかかわらず、
念押しで「湧水ではありません」と説明されるとがっかり、
と言うことらしい。
行政と観光客の、認識・イメージのギャップは、
わが町だけでなく、全国各地で見かける。
「この水は湧水ではありません」ではなく、
「この水は飲めません」くらいでいいんじゃないのかな。



2022年02月11日(金)
泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよ

映画「糸」(瀬々敬久監督)から。
中島みゆきさんのヒット曲「糸」をモチーフにした作品、
事前にこんな解説があると、歌を思い出してしまい、
なんだか真っ白な状態で観ることが出来ないと思って敬遠していたが、
それでも、鑑賞機会に恵まれた。
もちろん会話にも、歌のワンフレーズを彷彿とさせる
「人は出逢うべき時に、出逢うべき人に出逢うんだと思います。
僕にとって、それは葵さんだったんですよ」という台詞や、
「運命の糸って私はあると思う。でもその糸はたまにほつれる。
そして切れることもある。でもまたそれは何かにつながる。
生きてれば必ず何かにつながる。
そういうふうにできてるんじゃないのかな、世の中って」台詞。
そのつながりで一番強く感じたのは、亡き母が娘に伝えた
「泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよ」だった。
泣いてる人に、悲しい理由なんて問わず、ただ黙ってそっと
抱きしめてあげるだけで、あなたの気持ちは伝わるから」、
そう教えられた気がする。
わかっているけど、なかなか出来ないもんなんだよなぁ、
こういうことって。



2022年02月10日(木)
「よしのぶ事件」と「よしのぶちゃん事件」

NHKラジオの「カルチャーラジオ 歴史再発見」で耳にした、
「よしのぶ事件」という単語。
ウトウトしながら聴いていたからか、ぼ〜っとしていて、
「武田家」の話をしていたのに、どうして「誘拐事件?」と
頭の中が整理できなかった。
音だけで判断したから、ゴチャゴチャとなり、
「よしのぶ事件」と「よしのぶちゃん事件」が混ざった。
私が勘違いした「「よしのぶちゃん事件」は、
「吉展ちゃん誘拐殺人事件」のことで、
1963年(昭和38年)3月31日に東京都台東区で起きた
身代金目的の誘拐殺人事件。吉展ちゃん事件とも呼ぶ。
一方、ラジオから流れてきた「よしのぶ事件」義信事件とは、
永禄8年(1565年)10月に発生した
甲斐の戦国大名・武田氏の内紛未遂事件。
この事件で武田信玄の嫡子である武田義信が廃嫡され、
義信の家臣団が粛清されるなど武田家内部に大きな亀裂や影響を残し、
後年における武田家衰退、滅亡の原因のひとつになったと言われる。
歴史は、やっぱり文字で確認するのが一番いいな。



2022年02月09日(水)
申し訳ありませんでした

なんとも言えない厳格ルールで失格となった、
北京オリンピック、女子スキージャンバー「高梨沙羅」さんの一言。
「申し訳ありませんでした」
目新しいフレーズでもないこの台詞が、
なぜこんなに私たちの心に響くのだろうか、不思議だった。
なかなか理由はわからなかったけれど、たぶん・・・
何も言い訳をせず、心の内から出てきた台詞だったからだろう。
「謝ればいいんでしょ、謝れば・・」という前置きもなく(汗)
「はい、謝ったんだから、もう許してよ」的な開き直りでもない。
特に今回は、彼女が意識的に行なった違反失格ではないのに、
涙をいっぱい溜めて「申し訳ありませんでした」と俯く姿、
謝るってこういうことなんだよな・・とメモをした。
今の時代、謝るってこと、なかなか難しいけれど、
なんとか少しでも自分を正当化しようなんて考えていると、
こんなに心が揺さぶられることはなかったに違いない。
やっぱり、自分が悪いことをしたなぁと思ったら、心から謝る、
こんな簡単なことを、若い彼女から教えられた気がする。
ただ今回は、25歳の若い女性にこんな気持ちにさせてしまって、
申し訳なかったと思うのは、私たちだな。
SNSでも彼女は「みんなの人生を変えてしまった」と謝罪したけれど、
いい意味で「私たちの人生を変えてくれた」かもなぁ。