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しもさんの「気になる一言」
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2022年02月08日(火)
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき

北京冬季オリンピックのテレビ観戦をしていて、
日本代表の若い選手たちのコメントに胸が締め付けられる。
支えてくれた人々の期待に応えられなかった悔しさ、
実力以外の部分で失格してしまった悔しさ、
その悔しさは、私たちには計り知れない。
もっと怒ってもいいのに・・と思う人もいるだろうが、
人ぞれそれに、その表現が違うことに気づいて欲しい。
若い彼ら彼女らの痛々しい姿は、目に焼き付いて離れない。
そんな時、詩人・書家の相田みつをさんの詩が思い浮かんだ。
詩「いのちの根」
「なみだをこらえて かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに くるしみにたえるとき
いいわけをしないで だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが ふかくなり
いのちの根が ふかくなる」
大声をあげて泣き叫びたくなっているかも知れない、
悔しさのあまり、何かに当たりたくなったかも知れない、
だけど、じっと我慢しながら「今の心境は?」という
くだらないインタビューにも、冷静に応えている姿は、
63歳の私の胸を熱くさせた。
何度も何度も「いのちの根」の詩を読み直している私がいる。



2022年02月07日(月)
頼朝と義経の対面は、第9話の後半?

大型商業施設「サントムーン柿田川」の書店で立ち読みした、
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のあらすじ(汗)。
私の関心事は、なんと言っても、頼朝と義経の対面シーン。
我が町には「頼朝と義経が初めて会った時に座った石」
とされ、地元では「対面石」と呼ばれる史跡がある。
初対面なのに、どうして「義経」ってわかったのか?
そんな愚問はさておき、もしかしたら、我が町が
大河ドラマの一場面として、全国デビューするかも知れない、
そんな淡い期待をしながら、何冊も読み漁ったら、
前半の何話かは、あらすじが書かれていた。
それから推察すると、第9話の後半に、頼朝と義経の対面が
記されていたので、記録として残しておきたい。
ただ、それを目当てに観光客が訪れても、
うまく説明できる資料がないのも事実だから困った。
今回が第5話だからあと4回、1ヶ月後には第9話を迎える。
さて、観光客用の誰が資料作るのかなぁ。



2022年02月06日(日)
青森は、好条件なのにコロナ禍で閉鎖のスキー場がある

月に一度の近況報告を兼ねて情報交換会をしているのは、
北は青森県から南は愛媛県まで、メンバー6人。
日頃から、地域に密着した天気の話題とかが多いが、
最近、知ってるようで知らなかった、地域情報が話題になった。
コロナ禍の中で、各都道府県でいろいろな規制をし、
関係者は、それ相当の苦労をしているようだが、
一番驚いたのは、雪国・青森県の一部のスキー場が閉鎖していること。
私は静岡県なので、雪国のことはよくわからないけれど、
暖冬で雪不足、スキー場がオープンできない・・っていう話は、
以前、よく耳にしていたけれど、雪の質も雪の量も申し分ないのに、
コロナ禍の影響で、スキー場がオープンできないなんて。
夏シーズン、海の家がオープン出来なかったのと同じかも知れないが、
スキーって、誰とも話さず、黙々と滑るイメージがあったので、
「青森は、好条件なのにコロナ禍で閉鎖のスキー場がある」を、
気になる一言に残したい。
北京冬季オリンピックで、ウィンタースポーツの魅力が紹介され、
スキー場にとっては、これ以上ない好条件なのに・・。
食堂だけ閉鎖して、密にならないようにできる気がする。
同じ県の同じ業種のスキー場で、オープン・クローズがあるなんて、
不思議だよなぁ。



2022年02月05日(土)
北京オリンピックの開会式、中国のセンスに脱帽

楽しみにしていた、北京オリンピックの開会式。
約半年の間に、2回も世界的イベントの開会式を目にすることができる、
こんなチャンスは、もうないかも知れない。
そう思いながら、テレビの前に釘付けとなったが、
中国映画でよく見かける「アクション」も「恋愛」も「ミステリー」も
「殺人」、「家族愛」など、なんでも詰め込む作品のイメージで、
今回も、いろんなジャンルを入れてくるんだろうな・・と思っていたら、
予想外、といったら失礼だけれど、とてもシンプルでオシャレだった。
日本の夏季オリンピックの開会式が、期待したほどではなかったからか、
「北京オリンピックの開会式、中国のセンスに脱帽」とメモをした。
自国を世界にアピールするには、申し分ないセレモニーだった気がする。
20代の若者ではなく、10代の子どもたちがたくさん出演したのも、
次の世代交代、そしてその次の世代を意識したのかもしれない。
日本で、同じような演出をしたら、間違いなく、教育委員会から、
こんな遅い時間まで、小さい子どもたちを参加させるなんて・・と、
声高に叫ぶ批判が、SNSで一気に飛び出すに違いない、と苦笑いした。
中国では「一生に一度の経験をさせる機会」と捉えたんだろうなぁ。



2022年02月04日(金)
若い世代の半分が、コロナ後、地方に住みたいと言っている

夕食後、まったりとテレビを観ていたら、
西村元経済産業省大臣が、興味深いことを言っていた。
「若い世代の半分が、コロナ後、地方に住みたいと言っている」
若い世代がどの年代層なのかもわからないし、
地方といっても、どのあたりを想定しているのかなど、
詳しい情報はわからずじまいだったけれど、
なんだかとても、チャンスをいただいた気になった。
静岡県東部地域は、この言葉を信じて、
若い世代を取り込みたいなぁ、と真剣に思った。
ただ、自治体のPR動画というと、自分たちの市町が、
どんなに素晴らしいか、を訴えるものが多い。
他の市町に比べて、どんなに住みやすいかのオンパレード、
言い換えると、わがまち自慢になりがちである。
昔からここに住んでいる人が作ったPVではなく、
縁もゆかりもない若者が、実際に住んでみた感想が
良くも悪くも、若い人たちの心に届くに違いない。
ターゲットが知りたいと思っている情報分析が、
足りないんじゃないかなぁ。



2022年02月03日(木)
片方の話だけを鵜呑みにする人たちが増えたね

マスコミの役割は、分け隔てなく、両者の主張に耳を傾け、
客観的に、報道することだと私は思っている。
しかし、最近機になるのは、特徴を出そうとしているのか、
片方の意見だけ聴き、それを誇張して情報発信している気がする。
面白おかしく報道することが悪いとは言わない。
けれど、もう一方の側は、これほど不公平に感じることはない。
その傾向が、個人レベルまで降りてくると、もっと面倒くさい。
片方の意見を聞き、簡単に同調し、もう一方側を攻撃する。
それが事実かどうかも確認せずに。
そんな話をしていたら、隣にいた知人が、ボソッと
「片方の話だけを鵜呑みにする人たちが増えたね」と呟いた。
SNSなどで話題になる、特定の人をターゲットにしたバッシングも、
「言ったもの勝ち」という傾向が強くなり、言いたい放題。
もし、事実と違った時に、誰がどう責任を取るんだ、と思うが、
そんなことはお構いなし。
私は、それ相当の責任を取るべきだと思うのだが、
なかなか思うような、重い責任が浮かばないのも事実。
でも、それを看過していたら、世の中は変わらないんだよなぁ。



2022年02月02日(水)
一番きれいな景色見た人がもらえるんだぞ

映画「ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち」(飯塚健監督)から。
どこまで実話を再現したのかわからないが、
久しぶりに、涙腺が緩んだ作品となった。
夏季だろうが、冬季だろうが、オリンピック出場だけで、
それは凄いことなんだ、と思っていた私は、
「お前がいなきゃ銀メダルも獲れなかった」と
失速した原田選手に、声を掛けた同僚の名台詞を思い出したが、
やはり本音は「結局、銀じゃダメなんだよ」
「金じゃなきゃだめなんだよ、オリンピックって場所はさ」。
この気持ちは、アスリートでなければわからないことだから、
コメントは控えたい。
ただそんなに価値がある「金メダルの意味は?」を考えていたら、
主人公の西方仁也が、3歳の自分の子供にこう言う。
「金メダルは一番遠くまで飛んだ人がもらえるんだ、
一番きれいな景色見た人がもらえるんだぞ」と。
この定義っていいなぁ・・ってメモをした。
オリンピックの金メダルの意味って、
誰よりも、長く、高く、遠く、強く、そして美しく演技できた時、
その人しか見えない景色があるんだな、と思えた。
これは、どの競技でも言えるのかもしれない。
そして、その景色を見たいから「金メダル」を目指すんだな。



2022年02月01日(火)
マスコミの好きな四字熟語「過去最多」

毎日、夕方に発表される「コロナ感染者数」。
もちろん、その後は、テレビ・ネットでのニュース、
翌日、朝刊の見出しも「過去最多」の文字が目に飛び込んでくる。
昨日より減少したと、ホッとしたら「◯曜日では、過去最多」、
「過去最多に次ぐ2番目」など、どうしても、
この四字熟語を使いたいんだなぁ、と笑うしかなかった。
毎日毎日、聴かされてくると、もう脳が麻痺して、
「過去最多」の数に驚いて行動規制するなんてことも
なくなってきている気がするのは私だけだろうか。
もっともっと、国民が危機感を持つような単語を選び、
タイミングよく情報発信しないと、
ターゲットとする相手に、届かない・・こんな話は、
何度も、この「気になる一言」に書いてきた。
さて、ピークが過ぎたら、どんな四字熟語が現れるのか、
不謹慎だけど、ちょっと楽しみなんだよなぁ。



2022年01月31日(月)
起業家会社員

「起業家会社員」なる耳慣れない単語につられて、テレビを観ていたら、
「SONY」が、起業スピリッツのある若者を求め、人事担当が考えたようだ。
「起業家スピリッツを持つ会社員」という意味のようだが、
これではますます「創業・起業する若者」が減るわけだ・・とメモをした。
失敗した時のリスクも考えて、一流企業に就職する方が最優先となる、
今の日本では、仕方ないのかな・・と思う。
そんな中、SONY先輩社員に向けて、プレゼンする若者は、
堂々としていて、羨ましい限りだったが、
奇抜なアイデアをビジネス化するところで、けっこう躓いていた。
そこで社員が投げかけた言葉は、印象的だった。
「それを使って一番喜ぶ人は誰?」
ターゲットを絞る大切さを、そんな言葉でアドバイスした。
「それを利用して一番喜ぶのは誰?」
「それを買って一番喜ぶ人は誰?」・・
そう読み替えてもいいのかも知れない。
自己満足のアイデア、自分が喜ぶ起業になっていないか。
そんな視点を鋭くチェックされていたのかも知れない。
これは、ビジネスに限らず、いろいろな場面で肝に銘じたいなぁ。



2022年01月30日(日)
芸能人の等身大パネル館

最近、気になることがある。
それは、芸能人の等身大パネルが増えたこと。
街中の商店街でも、駅前でも、観光案内所でも、
今流行りの、NHK大河ドラマ館でも・・・(笑)
SNSに投稿するネタとしては、面白いかもしれないが、
等身大のパネルをあちこちで見かけるようになると、
それもまた、普通の景色になってしまう可能性もある。
地域らしさや、まちづくりのこだわりがなく、
今流行しているテレビドラマに出演している芸能人の
等身大パネルを設置することで、賑わい創出できた、
そう勘違いしているのではないか、と感じてしまう。
そのうちどこかに「芸能人の等身大パネル館」なんかが
出来てしまうのではないか・・と思っている。
ただ、芸能人は、思った以上に賞味期限が短いし、
肖像権などもあるから、何年か前のパネルは使用不可、
そんなこともあり得そうだな。
私としては、昔、観光地でよく見かけた、
「顔出し看板」の方が好きだなぁ。