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しもさんの「気になる一言」
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2021年12月30日(木)
夫婦げんかは、ゲームのバトルで

最近の若者は、ネットなどのゲームで出会い、
共通の趣味で意気投合して結婚する、なんてケースもあるらしい。
何も行動しないでいて、実は出会いがない・・と嘆くよりも、
それはそれで、素晴らしいことだな・・と思う。
可能性は試みる人だけのものだから。
さて、そんな2人が夫婦喧嘩したら、どうするのかな?なんて、
話題になったら、お互い自分の部屋に閉じこもり、
詳しく知らないが、バトルするゲームを起動して、
殴る、蹴るの連続技で相手を叩きのめす、なんて面白い。
勝負がついたらリセットして仲直り、なんてことも、
あるかもしれないなぁ。
生身の体を殴る、蹴ると、DV(ドメスティク・バイオレンス)だけど、
ゲームの中では、立ち上がれなくなるまで攻撃しても、
誰も怪我をすることもなく、戦いが終わる。
夫婦喧嘩の解決方法としても、面白いじゃないか。
別室でなく、2人並んでゲームをしたら、また違うのかな。
負け続けると、それはそれでダメージがあるかもなぁ。



2021年12月29日(水)
善人と善人が戦っているからドラマになるんだよ

NHKラジオ「宗教の時間」から。
(すみません、話している人の名前をメモし忘れました)
ただ「宗教」という難しい話ではなかった気がする。
大学で学んだことは、
「その人なりの正義があって、その人なりの信念があって、
その人なりの行動があることを学べた」と言い、
自分と違う考え方の人と会話をしていても、
「あなたはそう言う考え方なんだ、なるほど」と思えるし、
どんなことに対しても、人との距離感を感じながら、
「好き嫌いで人を判断しなくなった」とさらっと言いのけた。
さらに、先生から教わった中で、一番印象に残っているのは、
「善人と善人が戦っているからドラマになるんだよ。
だから、面白かったり切なかったりする。
悪人と思える人にも、そうする理由があるはず」という、
なるほど・・と頷くほどの考え方だった。
「善人と悪人」が闘っている構図ではなく、
お互いが「自分こそ善人」と思っている人同士がぶつかるから、
いろいろな摩擦が起きることを知った。
あっ・・彼女、脚本家になったって言ってた気がする。



2021年12月28日(火)
風景画には「雲」がポイント

先日、静岡市に研修で出かけた帰り、
静岡市美術館で開催されている企画展「ランス美術館コレクション」
「風景画のはじまり コローから印象派へ」を鑑賞した。
「コロー、クールベ、ブーダン、モネ、ルノワール・・
百花繚乱の時代」そう書かれたチラシを片手に、
世界を代表する風景画を楽しんだ。
もちろん、どれもが素晴らしい作品なのだが、ふと気付くと、
雲ひとつない青空は、描かれていなかった。
風景画って、美しいだけでは画家の気持ちは何も伝わらず、
空に浮かぶ、いろいろな色や形をした雲を通して、
作者の気持ちを表現しているように私は感じた。
それぞれの雲がなければ、絵全体のバランスも悪いし、
作品自体に重みが感じられない。
毎日、柿田川の風景を撮影していても同じことを思う。
SNSなどの投稿は、雲ひとつない青空をバックにした
柿田川の風景が多くの人には喜ばれるが、
実は雲があった方が楽しいんだよなぁ、風景写真も。
「風景画には「雲」がポイントだよなぁ。



2021年12月27日(月)
大河ドラマの主役は、長生きすると難しいなぁ

今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け!」(渋沢栄一の物語)だった。
昨日、無事に最終回を迎えて、今年もなんとか観続けた。(笑)
前年からのコロナ禍の影響、今年のオリンピックの影響などを受け、
「41回」という短さだったが、満91歳まで生き続けた彼を
27歳の若手俳優「吉沢亮」さんが演じるには、ちょっと無理があった。
だからこそ、ちょっと厳しい感想だけれど、
「大河ドラマの主役は、長生きすると難しいなぁ」を残したい。
大河ドラマでは、幼少期を子役が演じるように、
長生きした場合、高齢期をベテラン俳優が演じてもおかしくない。
肌に艶があり、声帯も衰えていない91歳は、やはり違和感だから。
主役に抜擢された若手俳優が、偉人の一生を演じながら、
どんどん成長していく姿を見るのは一つの楽しみだが、
やはり、ドラマの年末の感想として、
年齢の違和感が頭に浮かぶようでは、本末転倒というしかない。
来年(2022年)の大河ドラマの主役・北条義時は62歳で他界。
再来年(2023年)の大河ドラマの主役・徳川家康は、75歳で他界。
これを、どんな演出で表現するのか、
また違った視点での大河ドラマの楽しみ方、見つけちゃったな。



2021年12月26日(日)
夢があるから頑張れる。仲間がいるからもっと顔晴れる

毎年恒例の「年末イベント」と言えば、
地元、沼津商業高校吹奏楽部の定期演奏会。(今年は第61回)。
私が、生涯学習課長の時からだから、
もうすぐ10年近く、勝手に私設応援団を続けている。(笑)
この吹奏楽部には、いくつかのスローガンがあるが、
彼らの着るTシャツにも書かれている大切なフレーズ、
「夢があるから頑張れる。仲間がいるからもっと顔晴れる」
これを強く感じたステージだった。
3部構成のステージ、中でも第2部の「沼商オリジナルステージ」、
(「ライオンキング」「アラジン」「リトル・マーメイド」等)
その中から、今年は「リトル・マーメイド」。
ご存じ「人魚姫」の話だが、劇中にこんなセリフがある。
「幸せになりたかったら、叶わない夢は見ないことだ」
私は63年の歳を重ね、もういっぱい、充分すぎるくらい、
夢を叶えてきたから、残りの人生、夢を追い求めることなく、
静かに過ごそう・・と思っていた矢先だから、
妙に納得していたが、定期演奏会のパンフレットの一番後ろに、
「夢があるから頑張れる。仲間がいるからもっと顔晴れる」
を見つけてしまい、ちょっと心が揺れた。
まずは「自分の夢」の再確認からかな。(汗)


P.S (沼商定期演奏会後の「しもさん気になる一言」)
2019年12月26日(木)  ペンライト振らないと、年を越せないからね
2018年12月24日(月)  「いつもの曲で、いつものようにフィナーレ」に感謝
2017年12月24日(日)  クリスマス・プレゼントに「大人の深夜メドレー」
2016年12月25日(日)  私だけのため・・と勘違いできる「最前列」(汗)
2015年12月26日(土)  先輩の3年生を下級生が送る「第四部」が一番好き
2014年12月26日(金)  沼商吹奏楽部定期演奏会は「最前列がVIP席」
2013年12月25日(水)  単なる「定期演奏会」ではなく「クリスマスショー」



2021年12月25日(土)
音楽を楽しむ人たちの支援(フォロー)ができるか

行政がまちづくりをしようとすると、ジャンルが偏ったテーマより、
老若男女、みんなに喜ばれるような機能を設置するケースが多い。
だから独自の特色を出そうとすると、反対側からクレームが寄せられ、
結局は、無難な施策やイベントに落ち着くことが多い。
けれど、これからはそんなことをいってはいられない気がする。
行政こそ住民のターゲットを絞り、ピンポイントに施策を打たないと
どんどん住民は離れていってしまう。
例えば・・音楽でまちづくりをするのなら、
アピールするために、音楽を町中に流すのも良いが、
やはり、新しい図書館に楽譜コーナーを設置し貸し出す。
(すみません、著作権法でだめかも・・(汗))
音を出しても平気な防音の部屋をたくさん提供する、
カラオケボックスと提携を結んで、楽器練習がしやすくする。
どうしたら、音楽を楽しむ人たちの支援(フォロー)ができるか、
を考えた方が、面白いまちづくりができると思う。
彼らが、音楽を思いっきり楽しむ環境が整った時、
知らない間に、そんな噂が口コミで広まり、
あの町は、音楽でまちづくりをしている、と評価され、
あの町に、住んでみたいな・・になるんじゃないのかな。



2021年12月24日(金)
日本の国石は「ヒスイ(翡翠)」

63年、歳を重ねても、知らないことが多くて恥ずかしい。
その一つが「日本の国石」だった。
「国花・国鳥」などと同じように、それぞれの国を象徴する石、
「国石」というものがあるらしい。
日本は「ヒスイ(翡翠)」が国石となっている。
実は「カワセミ」を調べていて、たまたま「翡翠」に変換され、
繋がってしまったのが「ヒスイ」・・「日本の石」。
調べてみると「カワセミ」との関連はあった。
「カワセミの緑の羽根から名がつけられた緑の半透明な宝石。
ヒスイは古くから東洋人に好まれ、
健康に恵まれるという不老長寿のシンボル」
なんと「日本では縄文時代より宝飾品としてヒスイが使われていた」
との情報もあり、収穫はあったけれど、
また一つ、知識が増えたと喜びながらも、疑問も残った。
「カワセミの羽って、グリーン(緑)なの?、ブルーだと思っていた」
多くのデザインに使われる「カワセミ」に、緑のイメージはない。
あれ、またまたこんがらがってきてしまった。
ちなみに、日本の花は「サクラ」と「キク」の2つ。
ふたつもあるなんて・・知らなかったなぁ・・(汗)。
今日は、クリスマス・イブ。
妻に「クリスマスプレゼントは、日本の国石だよ」って、
渡せるとよかったんだけど・・
ボーナスもない身分だから、外食で許してもらおうっと。



2021年12月23日(木)
特別な許可を得て撮影しています

最近、コロナ感染が収まってきたからか、旅番組が多い気がする。
しかし、以前放映した番組の再放送だったり、
まだまだ、旅行全開とはいかない様子が伺える。
そんな中、テレビ画面の四隅のどこかに表示されるのは、
「特別な許可を得て撮影しています」の文字。
えっ、こんな場所のこんな光景も許可がいるのか、と私は思う。
マスコミは放映するだけだけど、現地の最前線はそうはいかない。
「先日、○○放送で観たのですが・・」とはじまり、
「どこで許可を貰えばいいんですいか?」となることもある。
普通なら「特別な許可を得ないと入れない場所なんだ」と思うが、
どうしても撮影したい人は「許可を得れば入れるんだ」と理解する。
そして、なんとしても撮影したい・・と駄々をこねる人も。
だから、最近、投稿する写真も意識的に選んだり、
秘密の場所の写真は、自分だけの楽しみにしたり・・。(汗)
プロのカメラマンでもないし、生業にしていないから、
今までに撮影した作品だけで、私は眺めながら楽しめる。
何も全てが全て、ネットに投稿しなくてもいいのだから。
それにしても、面倒くさい時代になったよなぁ。



2021年12月22日(水)
同じ場所、同じ時間の写真を比べると、一目瞭然

今日は冬至、日照時間が一銀短い日。
お風呂は柚子湯、夕飯はかぼちゃ・・が定番だけど、
世界的には、この日を一年で一番祝う国があるらしい。
太陽を神と崇めている人たちにとって「冬至」は、
やっとこの日を迎え、これから1日1日と、
日の出から日の入りまでの時間が長くなっていくから、
盛大にお祝いをするのだという。
徒歩通勤をしている私は、その気持ちが少しわかる。
特に日の出、日の入時間は、時計を見なくても暗さでわかる。
定点観測している「柿田川」の風景写真では、
同じ場所、同じ時間の写真を比べると、一目瞭然。
陽の当たる角度が違うから、雰囲気が違うのだろう。
こんな楽しみ方を教えてくれた自然に、
いや、23.4度傾いて、日本に四季を与えてくれた地球に、
心から感謝したいな、と本気で思った。
本当に驚くほどの速さで、日の出、日の入りの時間が変わる。
寒さはこれからだけど、3月の春分の日が楽しみだなぁ。



2021年12月21日(火)
田舎では抗うつ剤を飲む人が多いんだ

映画「ボヴァリー夫人とパン屋」
(アンヌ・フォンテーヌ監督)から。
フランス人がイギリス人に、たどたどしい英語で
話しかけるシーンから、笑いながらメモを取った。
本当は、フランス語で話したいんだろうなぁ、と。
続いて「何気ない彼女の仕草に一瞬にして
10年間眠っていた性欲が目覚めた」との字幕、
思わず、照れ臭くなって、メモしてしまった。(笑)
やはり強調されているのは、フランスの田舎の暮らし。
「田舎暮らしは快適だと思われるが、
めげない精神力が必要だ」「強い心が大切」
「意外かもしれないが」と前置きして、
「田舎では抗うつ剤を飲む人が多いんだ」と続けた。
長閑なようで、実はけっこうストレスが溜まるのが田舎。
そんな表現が面白かった。
主人公の愛読書「ボヴァリー夫人」のストーリーと、
目の前で起きている現実が重なり、物語が展開していく。
ラストに出てくる「人生が芸術を模倣することもあるんだ」
このワンフレーズが作品の肝かな。

P.S
「原題:Gemma Bovery」に「パン屋」を付け加えた邦題、
何か意味があるのだろうか?(笑)