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しもさんの「気になる一言」
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2021年10月31日(日)
今は「平和」というより「平穏」が欲しい

ラジオから流れてきたフレーズで、頷きながらメモをした。
「今は『平和』というより『平穏』が欲しい」
ざっくりいえば「平和」とは、国が戦争をしていないこと、
「平穏」とは、変わったことがなくて静かなこと。
もっと、身近な感覚でいえば、
「平和は、世の中が穏やかであるということ」
「平穏は、自分自身の身の回りが穏やかであるということ」。
「家庭内や会社内でも争いごとや揉めごとのない状態」も、
「平穏」と言わずに「平和」というけれど、
「平穏無事」という四字熟語は、
「なにか特別な素晴らしいことが起きたわけではないが、
穏やかな暮らしができているということ」を言う。
さらに言えば「平和の反対語は戦争」だけど、
平穏の反対語は「不穏」だったり「険悪」だったりして、
なかなか、共通したイメージが掴めない。
それでも「今は『平和』というより『平穏』が欲しい」と言われ、
なるほどなぁ・・とメモしてしまった私は、
「平穏」という言葉にどんなイメージを持っているんだろう、と
考えたけれど、ごめん、正直、わからなかった。(汗)
でも、戦争がない日本の国民が待ち望んでいるのは、
漠然とした「平和」ではなく「平穏」なんだよなぁ、きっと。



2021年10月30日(土)
柿田川シアター(勝手に私設応援団)

まほろば館(清水町立図書館)は、オープンは、昨年7月、
そう、コロナ禍、真っ只中での厳しい船出となった。
特に、オープン当初から三密が心配され、開店休業状態だった
2F「視聴覚室」には、私なりの思い入れがあったので、
なんとか支援していきたい、とずっと考えていた。
映画や音楽は、今やDVDのレンタルやネット配信の時代に入り、
図書館での貸出が必要かどうか、の議論はあるが、
私はあえて「読書、映画」をキーワードに、多くの人が集い、
テーマを決めた「読書会」や「上映会」が開催される風景を夢にみてきた。
さらに数年前「柿田川ビジターセンター建設」が事実上リセットされ、
町民に、柿田川の魅力を伝える場所がなくなった、と嘆いていたが、
出来るならば、85インチの大型テレビに柿田川の映像を上映しながら、
「読書・映画・柿田川」の魅力、楽しさを広めたい、とも考えた。
そこで思いついたのは、私が管理人をしているFacebookページ
(絵本作家)「宮西達也さん(勝手に私設応援団)」を真似て、
「柿田川シアター(勝手に私設応援団)」の立ち上げ。
本来の名称は違うが、勝手に「柿田川シアター」と名付け、
私設応援団としてサポートしていきます、というものだが、
図書館スタッフの仕事を増やさず、図書館を盛り上げていく狙いもある。
ちっちゃな町なのに「映画館」があり、「大型書店」が4つもある、
そして、新設の「公共図書館」。こんな恵まれた環境を繋ぐと、
映画化された「原作」と「作品」を並べて、楽しいディスカッションも。
「読書」「映画」「柿田川」のどれかが好きな方、
もちろんボランティアですが、一緒に、活動してくれませんか?
ご連絡お待ちしています!!

HP
https://peraichi.com/landing_pages/view/kakitagawa-theater

Facebookページ
https://www.facebook.com/kakitagawafilms



2021年10月29日(金)
よかったら、自由に摘んで、ご自宅に飾ってください。

隣町・長泉町にある花壇の看板は、私のメモ対象のフレーズだった。
10月半ばだったろうか。「百日草が咲きました。
よかったら、自由に摘んで、ご自宅に飾ってください。」
花を植え、花壇づくりのコンテストなどを開催しながら、
町のイメージアップを狙った取り組みは、全国各地で実施。
けれど、花壇には「盗まないでください」などと書かれた注意看板が、
なぜか、花よりも目立って土に埋められている。(汗)
気持ちはわかる、せっかく植えたのに、という感情は伝わってくる。
しかし、先日のトイレに貼られていた注意看板同様、
なんだか、気持ちが明るくならず、かえってイメージダウン。
それに比べて、この花壇に立っていた看板はGood。
狙いの、花いっぱいで溢れた景観と、イメージアップは図られた。
こんなに気持ちを持った人たちが育てているんだな、と想像するだけで、
嬉しくなるのは、私だけではないだろう。
咲いた花を、医療従事者の方々にも届けたい、という人もいたから、
思わず、にっこりしてしまう。
もちろん、摘み取る方も、家庭に飾る程度・・と考えているし、
今の季節は、何が咲いているかな?、そう思うだけで、
この花壇の前を通りたくなっちゃうよなぁ。



2021年10月28日(木)
柿田川公園をみんなのガーデンに。

知らぬ間に、季節が夏から秋、そして一気に冬に向かっている。
公園全体を覆う自然の色が、色鮮やかに変化してきた。
以前から、私が企画としていて提案しているのは、
「柿田川公園をみんなのガーデンに」構想。(汗)
実は「構想」というほど大袈裟なことではないけれど、
「小さな植物園のような存在でありたい続けたい、と願う。
それは「庭づくりにゴールはありません」という
植物園関係者のコメントをメモした時から。
特に、この「ゴールがない」という言葉が響いた。
目的を意識し、目標を掲げ、それに向かって努力する、
それはとても大切なことだけれど、パワーがいる。
歳を重ねた私たちには、ちょっとしんどい作業でもある。
それに比べ「庭づくり」は、季節と会話しながら、
自分たちの掲げる理想の庭と折り合いをつけ、
少しずつ、変化を楽しめる作業である、と思う。
これでよし、はい完成・・というゴールは決めにくいし、
庭づくり・植物園づくり・公園づくりは、
一年を通して、誰でも参加し、楽しめるまちづくり、と
考えているからこそ「柿田川公園をみんなのガーデンに」と思う。
私の考えるまちづくりは「賑わい」より「継続力」、
だから、ガーデンづくりなんだよなぁ。



2021年10月27日(水)
変わらないようでいて変わっていく。変わりながらも変わらずにある。

書籍「おいしいコーヒーのいれ方・明日の約束」
(村山由佳著・集英社文庫刊・189頁)から。
なんと「文庫版あとがき」でみつけたワンフレーズをメモした。
「変わらないようでいて変わっていく。変わりながらも変わらずにある」
ただ眺めているだけでは気づかない、じっと観察していないとわからない、
ほんの微妙な変化を表現しているな、と思ってメモをした。
これは、四季折々、移り変わっていく自然の景色だけでなく、
歳を重ねるたびに、変化していく人間の成長にも同じことが言えそうだ。
一番身近にいる家族は、ほぼ毎日、顔を見ているので、
その変化に気づきにくいけれど、少しずつでも関わっていく。
逆に、見た目は大きく変わっても、根底を流れるものは変わらず、
いつも、同じ位置にどっしりと構えて存在するものにも憧れる。
だから、このフレーズに反応したのかもしれない。
もしかしたら四字熟語にしたら「臨機応変」かもなぁ。



2021年10月26日(火)
男と女は違う。WindowsとMacみたいに

映画「おとなの事情」(パオロ・ジェノベーゼ監督)から。
この映画が元となり、世界18カ国でリメイクされた日本版、
邦画「おとなの事情 スマホをのぞいたら」(光野道夫監督)を
先に観てしまったから、なかなかレビューしにくいが、
「メールが届いたら全員の目の前で開くこと」
「かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すこと」の
ルール同じだったから、入り込みやすかった。
男女7人、月蝕の夜に集まる設定も同じだったし。
ただ、気になりメモしたフレーズはだいぶ違った。
今回選んだのは、男と女に違いについて。
「男と女は違う。WindowsとMacみたいに」
「どっちが男?」「Windowsでしょ。
ウィルスに弱くて、並行作業ができない。
お風呂で、洗うのと歌うのが同時にできない。
女性は頭の回転が速く直感的で優雅だから、Mac。
値段が高く互換性は低い。でもハマっちゃう」
なかなか面白い比喩だな、と思った。
今まで「男と女の違い」について、多くの例えをメモしてきたが、
今の私には、この表現が腑に落ちた。
性別の「男・女」ではなくて「男性的・女性的」でもいい。
この部分は邦画にはなかったが、日本的な比喩が知りたかったな。
世界18カ国でリメイクされたらしいから、
できることなら、他の国のリメイク映画も観てみたいなぁ。



2021年10月25日(月)
ウンチについて

ある公園のトイレに、こんな張り紙があった。
それも、緑のガムテープで、無造作に。(汗)
タイトルは大きな文字で「ウンチについて」
さらに「トイレの使い方ですが、
ぜひご家庭のトイレと同じように使ってください。
【ウンチが便器に一杯残っていることがあります。】
その時は紙で拭いてください。
トイレを出る前に便器を確認してください。
【汚れると係は大変な思いをして洗浄しています。】
皆さんのためにも気持ちよく使いませんか?」
【  】の間は、下線まで引いて強調されていた。(汗)
最初に感じたのは、誰が誰に宛てて書いたメッセージなのか?
さらに、ルールを守っている多くの人が、毎回目にしたら、
どんな気持ちになるのか?、だった。
掃除をする人の気持ちも大変さも分からなくはないけれど、
こんな注意看板があちこちに、ガムテープで貼られていたのでは、
景観だけでなく、利用者としては、とてもがっかりである。
自分の感情をストレートに文字・行動にするのではなく、
もう少しオブラートに包んだ表現をすることも可能なはず。
口に出した後、すぐ消える会話ではなく、
何度も何度も、読み返すことができる文字だからこそ、
その施設管理者のセンスがモノをいうんだけどなぁ。



2021年10月24日(日)
怖いもの、危ないものも、目にも見えない

最近、特に、地球環境に関心を抱くようになった。
(えっ、今更?と訊くのはご勘弁を(汗))
それも、小さい頃から意外と好きだった雨について。
災害をもたらすような豪雨でなくて、酸性雨。
酸性雨には、硝酸や硫酸という物質が溶けている。
これらは、水に溶けて二酸化炭素よりも強い酸を作る。
実は、この硝酸や硫酸というのは、
車が出す排気ガスなどに多く含まれているから、
排気ガスの出ない車にシフトするのは、
二酸化炭素削減だけではなく、酸性雨をなくすことにも
繋がる施策でもある、と理解した。
そもそも辞書によると「二酸化炭素とは、
空気中に約0.03%あり、色も臭いもない気体のこと。
人間や動物の呼吸や有機物が燃えることで空気中に排出され、
植物の光合成によって消費される。化学式では「CO2」。
二酸化炭素の特徴は、無色・無臭で水に溶けやすいという点」
「水に溶けている」から、実際には目には見えにくく、
実感しにくいけれど、これを意識すると雨に濡れたくなくなる。
見えないけれど、雨には「埃」も「塩」も溶けているらしい。
大切なものは目に見えない・・というけれど、
怖いもの、危ないものも、目にも見えないんだなぁ。



2021年10月23日(土)
さびしいんじゃなくって、さみしいんだよ

「名も無き世界のエンドロール」(佐藤祐市監督)という映画で、
「さびしいんじゃなくって、さみしいんだよ」という表現があり、
好奇心旺盛の私は、その違いが気になって仕方がなかった。
ちなみにどちらも「悲しいことを表す言葉」であり、
漢字では「寂しい」「淋しい」と変換されるようだ。
「さみしい」は「淋しい」、「さびしい」は「寂しい」を
当てている説明も見つけ、なんとなくだけど、理解した気になった。
「さみしい」は、「物悲しいこと」を表す言葉であり、
主観的なさみしさを表現する際に使用される、とも書いてある。
心情を表す意味が強く現れている、という説明に納得した。
「さびしい」は、「悲しいこと」を幅広く表す言葉であり、
対象を人や物に限らず悲しい様子を表せるため、
心情だけでなく情景などの様子を表す際にも使用するようだ。
だから、一般的には「寂しい」が使われているのかもしれない。
そういえば「きく」も「聞く」「聴く」「訊く」と違いがあり、
できるだけ、自分のイメージにあった「きく」という漢字を
タイミングよく使うように意識しているから、
これからは「寂しい」「淋しい」も、意識して使い分けたいなぁ。



2021年10月22日(金)
柿田川水中紀行

今でこそ「柿田川」は、四万十川、長良川と共に、
日本三大清流の一つに数えられ、多くの勲章を手にしたが、
実は「柿田川」が全国区で有名になったのは、
NHKが「ハイビジョン」という技術を広めるために
その鮮やかさを伝えるに相応しい「柿田川」を選び、
「柿田川水中紀行」という番組を制作して、
全国放送(放送時間30分・放送日1988.08.06)が流れてから
ということを、私は知っている。
もちろん「自然保護団体」の活動や、
「トラスト運動」の地道な動きも注目されたが、
あの「柿田川水中紀行」という番組が全国に放映され、
首都圏をはじめとした日本国民に対して、
柿田川の魅力を伝えることができたから、と言い切れる。
有名になると「私が・・」「僕が・・」「俺が・・」
「柿田川を有名にした」と自分の手柄にしたがる人が増えるが、
現実を知っている私にとっては、その自慢話ほど、
滑稽で楽しいものはない・・と思っている。(汗)
「柿田川」が「国指定天然記念物」になった経緯だって、
いろいろあったんだよ、本当は。(笑)

P.S
「柿田川水中紀行」
柿田川の春夏秋冬を紹介し、鮎の一生をハイビジョン映像で。

https://www.nhk.or.jp/archives/kankyo/library/detail04_04.html