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しもさんの「気になる一言」
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2021年10月21日(木)
落語を聴く、ということは、世界最先端のコロナ対策

メモを整理していたら、清水町文化芸術活動促進事業
第11回泉のまち古典芸能鑑賞会「第6回柳家花緑独演会」の
メモが残っていた。
たしか、最初の演目は「天狗裁き(てんぐさばき)」だった。
夢にまつわる落語だけれど、マクラでは、
「人間人生80歳で、毎日8時間寝るとすると、
28年間寝ていることになる、5時間は夢を見ている」と
寝ることの大切さを教えてくれた。
歳を重ねるまでは、あまり意識したことはなかったけれど、
一日24時間のうちの8時間寝ると、確かに1/3なのだが、
人生の1/3は寝ている、という表現に、やや驚いた。
まぁ最近は、早寝早起き、6時間も寝れば目が覚めてしまう。
人生の1/4は寝ている、これでも驚きだな、と走り書きがある。
落語ではない、花緑さんの講演会では、
コロナ対策には「NK細胞」を活発にすることが一番、
言い換えれば、大いに笑うことだ、と言い切り、
「落語を聴く、ということは、世界最先端のコロナ対策」
と笑いを誘った時の様子が目に浮かんだ。
「家でじっとしているのもよくないが、ここまできたのに、
笑わずに帰るのが一番良くない」とも・・。(笑)
あれから、もうすぐ8ヶ月。
本当に、声を出して笑うことが減ったなぁ。



2021年10月20日(水)
世界が見えているつもりの身の程知らずには参る

映画「オフィシャル・シークレット」(ギャビン・フッド監督)から。
内部告発から端を発して大事件に至る作品は多いが、
今回はなんとなくスッキリしない。
結果的には、彼女の発したリークが大きなウネリとなるのだが・・・
どこまで影響するかも考えず、ただ若い女性の正義感が優先して、
リークした感じが強く残ったからかもしれない。
それは、いとも簡単に友達にリークを依頼するシーンが印象的。
「メールのコピーをあなたに託そうかと。
それを記者に渡してもらえない? 戦争反対の人に。
記者が無視してもいい、私はすっきりする」と主人公。
「すっきりする?私に公務秘密法違反を持ちかけておいて?
いわば反逆罪よ」と困惑する友達。
「政府を転覆させる気はない。マスコミの人に見てもらいたいだけ。
米国の横暴ぶりを追求して欲しい」
これが、内部告発の原点だとしたら、私は首を傾げる。
自分がスッキリすればそれでいい・・なんて動機で、
国を揺るがすような「最高機密」をリークされたら、
同じ職場の人間は、溜まったものではない。
ラスト近くに、関係者のこんな呟きがある。
「世界が見えているつもりの身の程知らずには参る」
本来なら、悪役のセリフなんだが、妙に納得してしまった。
もう少し、悩んで欲しかったなぁ、リークするにしても。



2021年10月19日(火)
知る前の自分と知った後の自分が違う

解剖学者・養老孟司さんと俳優・藤井美菜さんの二人が
ベンチに座りながら、新聞を読み、会話をするシーン。
多分、どこかの新聞のCMだったかもしれない。 (汗)
こんな会話をする。
藤井「先生。『知る』ってどういうことなんでしょう」
養老「それはね、知る前の自分と知った後の自分が違う。
つまりは人が変わるってことなんですよね。
だからものがわかると自分自身が変わるんですよ。
それは、やっぱりね体験しないとわからない」 。
その後にこんなコメントが続く。
「すごいですね、知る前と知った後の自分が違う。
人が変わる。 ただ、頭の片隅に入ってくるだけでなく、
そのことによって私が変わる。 私が変わるのか、いや、
知ることによって突き動かされ、変わらされることであろう」。
「知る」より「好き」、「好き」より「楽しい」は、
私が大切にしているフレーズだけど、スタートの「知る」を
軽んじていたかもしれない・・と、猛反省した。
「知る前の自分と知った後の自分が違う」ことを意識して、
自分を好きになれるのかもしれないなぁ。



2021年10月18日(月)
太陽の角度が42度くらいで、きれいな円を描いて見えるんだ

10/16(土)の夕方、ほぼ半円に近い、180度の虹が出た。
その日からFacebook、instagram等のSNSの投稿は、
撮影場所は違えど、多くの「大きな虹」で溢れかえった。
私の好奇心は、どうしてあんな大きな虹がかかったのか、
それをどうすれば、一番大きく、広くきれいに撮れるか、
そんなことが気になっていたが、実は「虹について」
ラジオ「子ども科学電話相談」で聴いたばかりなので、
メモを引っ張り出して確認した。回答の先生は
「雨がやんだ時に、太陽が見ている人の後ろから照りつけて、
それが雨粒に反射して虹ができます」と説明した後、
「虹は太陽の光の反射できるんだよ」と付け加えた。
それだけで十分だったのに、さらに細かく
「太陽の光が雨粒に当たって跳ね返るときに、
角度は42度と決まっていてね。真上に架かる虹ってないんだ、
だから、常に、虹というのは地上から見ていると
斜め上くらいに虹のてっぺんがある」という話をしていた。
「では、虹はいつ見えるんですか?」の質問にも、
「朝とか夕方、太陽が低い時。太陽が高い時は虹はできません。
40度くらいで虹の七色の光は出てくるからね」と。
そして最後に「人間が虹を地上で見ることができるのは、
太陽の角度が42度くらいで、きれいな円を描いて見えるんだ」。
あの日の大きな虹を振り返ると、
「雨上がりの夕方、42度くらいの角度」だったなぁ。



2021年10月17日(日)
ボスが自らの後継者を育てるために若手を使っている

今年(2021)、ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎さん。
地球温暖化理論の事実上の提唱者であり、
温暖化対策の礎を築いた功績が認められた、ことになる。
彼は「研究は好奇心から始めるべきだ。
私が約60年にわたって研究を続けてこられた原動力だ」と語り、
私も「好奇心が研究の原動力」とメモをした。
しかし、もっと私のアンテナに引っかかったのは、
若手研究者が自由に自分のアイデアを深めることができる、
そんな環境を作ることが必要だ」と訴えていたこと。
また「日本では」と一括りにし、
「ボスが自らの後継者を育てるために若手を使っている」とし、
「これでは、新しい分野を切り開くことはできない」と
厳しく指摘していたことである。
若者の好奇心を大切にして、自由に動ける環境を整える、
わかっているけれど、なかなかできないのが現実だし、
今の日本では、後継者の育成すらままならない。
アメリカと日本って、こんなところにも違いがあるから、
日本に戻りたくない・・って思う若者が多いんだなぁ。



2021年10月16日(土)
一般の人に、小学校の教科書って売ってくれるの?

最近、子どもたちに柿田川のことを説明していて、
あっ、もうこれ習った?、と質問を投げかけることが増えた。
湧水がどうしてキレイなのか、美味しいのか、の説明するのに、
濾過(フィルター)の仕組みを習っているのと、いないのとでは、
彼らの理解に大きな違いが出るからだ。
「君たち、学校でこういうこと習った?」っと訊くことが多い。
同じ小学生に「柿田川」のことを説明するのに、
1年生と6年生では、全然、話す内容が違ってくる。
もちろん、中学生、高校生、大学生によっても違うから、
一度、子どもたちが授業で使っている、教科書を手に入れ、
その学年で習うことを把握したい、と思う。
老若男女に通用するガイド、説明なんてかえって難しい。
年齢だけでなく、歴史好きには歴史の話、植物好きには植物の話、
そんなターゲットに合わせた話ができてこそ、
喜ばれるんだろうなぁ・・・と最近思う。
そのためには、もっと、もっと、もっと勉強しなくちゃなぁ。
学校の先生にお尋ねします。
「一般の人に、小学校の教科書って売ってくれるの?」



2021年10月15日(金)
そんなに目立ちたいかな。父親としては失格だ

映画「リトル・シングス」(ジョン・リー・ハンコック監督)から。
タイトルの「小さなこと」は、何度か会話に出てくる。
「ジュリーは何を食べた?」「ローストビーフだ、なぜ?」
「小さなことが重要なんだ。小さなことが命取りに」というシーン。
また、作品のラストシーン。
「二度と家に来るな。名前も口にしたり、資料を見たりするな。
奴は甦り、君を破滅させる。
覚えとけ、小さなことが君を追い詰める。命取りになる」。
ただ、あまりインパクトがなく、心に残らなかった。
逆に、物語とは関係ないが、主人公の1人である、
ロサンゼルス郡保安局の巡査部長バクスターに、
取調べを受けている連続殺人事件の犯人が投げかけた台詞。
「言い忘れた。家族の写真を見たよ。なんで人前に出すかな。
そんなに目立ちたいかな。父親としては失格だ。
一体どうやって2人の娘を守る?。女性1人とその家族も救えないのに」
この台詞には、正直、ドッキリした。
連続殺人の犯人らは、こういったSNSなどの写真から、
次なるターゲットを決めたりすることがあるということ。
自分たちから、俺たちみたいな人間に、これが私の家族です、
どうぞ、誘拐してください・・って言っているみたいだ、
そんなニュアンスの言葉と受け止めた。
だから「そんなに目立ちたいかな。父親としては失格だ」が、
心に刺さった。
ネット情報を見ているのは、いい人ばかりじゃないってこと。
犯罪者の心情、肝に銘じたい。



2021年10月14日(木)
アユにとっては礫が必要。実は、小石ではないんですよ

毎年この季節になると、本流の外来種駆除作業を中断して、
11月下旬に、アユが産卵する(予定)の舟付場という場所で、
一年間に積もった土砂を少しばかり掘り直す、
水深25センチくらい、長靴の高さくらいまで掘り下げる
そんな作業を、毎年の恒例行事のように実施した。
アユにとって、良好な産卵条件を整備してあげるつもりで、
最後に、産卵しやすいような小石をばら撒いておく、
もう何年もそう理解していたら、自然保護団体の方から、
なるほど・・と思うアドバイスをいただいた。
「アユにとっては礫が必要。実は、小石ではないんですよ」
地質学では粒径が2〜16分の1ミリメートルのものを砂、
2ミリメートル以上のものを礫と呼ぶ。
アユは、産卵の際には礫を動かして、その間に産卵するため、
アユが動かすことができる程度の礫(1-50ミリ程度)が必要。
また、アユが動かしやすい「浮き石」状態であることが不可欠。
だから、粒径0.5mm以下の砂泥は産卵の障害となるし、
あまり粒が大きいと、アユが動かすことができず、
これまた障害となる、ということだ。
アユが産卵している写真や動画だけではわからない情報、
一緒に作業して教えてもらうしかないなぁ



2021年10月13日(水)
柿田川楽しみ方アドバイザー

最近、柿田川に関して、いろいろな相談を受ける機会が増えた。
以前は、写真・動画の提供依頼が多かったが、
ウォーキングのコースアドバイスや、マップ作成の相談、
ボランティア活動したいけど・・など、多種多様になってきた。
これこそ、私の思い描く「柿田川」の楽しみ方の提案につながる。
そんな私の動きを知ってか知らずか、
「名刺の肩書きを『柿田川楽しみ方アドバイザー』にしたら?」
と言ってくれる人がいて、とても嬉しかった。
以前は「柿田川楽しみ方プランナー」にしたかったけれど、
歳を重ねて、体力・気力の限界を感じるようになってからは、
なんでも自分でやってしまうのではなく、みんなと一種に・・
それも、楽しく、面白く・・を基本に生きていくことを覚えた。
だから「プランナー」「コーディネーター」よりも、
「アドバイザー」(助言者)の肩書きがいいな、って思う。(笑)
依頼がなければないで、マイペースで生きていけばいい・・
そんなスタンスが、今の自分にはピッタリしている気がする。
今度、新しい名刺を作るとしたら、
「柿田川楽しみ方アドバイザー」と記したい、と思う。
また、ふざけたことを・・・って、叱られちゃうかな。(汗)



2021年10月12日(火)
大企業の社員研修所を、高校生の勉強合宿に

今、大企業の自社の社員向けに建てた研修所や厚生施設が、
コロナ禍の影響か、利用者が激減しているらしい。
では逆に、そんな施設を安く利用したい、と思っている人たちは?
そう考えたら、大学受験を控えている高校生が浮かんできた。
自動車の免許を集中合宿で取得する人たちが増えているのだから、
大学の受験勉強も、暑い夏休み、寒い冬休みを、
自宅や近場の図書館で過ごすより、大手企業の研修所を利用する方が
断然、効率がいい気がするので、わからなくもない。
各部屋に、勉強机は完備されているし、テレビもない。(笑)
ほとんど自然が満喫できる場所にあるので、コンビニなども遠い。
食堂ではカロリー計算されたメニューが用意されていて、
知らずに健康になってしまうかも。
さらに、周りが同じような受験生だと、イヤでも刺激になるし、
そこで知り合った人と、ネットワークも広がる。
そしてそのための費用は、親や祖父母が出してくれるに違いない。
観光旅行は、まだまだ全開とはいかないからこそ、
ターゲットを思い切って変えてみる必要がありそうだなぁ。